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【編集部が選ぶ】2020年おすすめのコミックエッセイ編

  • 2020.12.22
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波乱の1年となった2020年は、働き方やライフスタイルの変化によりイレギュラーな育児に奮闘したご家庭もきっと多かったのではないでしょうか?

これまで見えなかった育児の課題が浮き彫りとなり、あらためて育児のあり方について考えるターニングポイントともなる1年でした。

そこで今回はさまざまな変化にみまわれた2020年におすすめの作品を、数あるコミックエッセイからピックアップ! ゆるっと心癒される作品から心の内面をえぐる衝撃作までお届けします。


■パンダが親子を救う!? 子育ての悩みをほっこり解決!『親子を救う!? ピンクのパンダのオールOK!』



■パニック障害との戦いの日々をつづったリアル闘病エッセイ『パニックにゃんこ!』

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鳥頭ゆばさん作『パニックにゃんこ!』は、パニック障害を発症した猫のポン子(現在2児の母)が病と戦いながら子育てに奮闘するコミックエッセイ。理由なく起こる動悸やめまい、手足の震えといった発作に苦しみながらも、「パニック障害」と診断されるまでの長くて苦しい道のりは想像を超えるもの。



当たり前の生活がこくこくと失われていく過酷な現実を前に、母親として一歩を踏み出していくポン子の姿は必見。同じ症状に苦しむ当事者はもちろんパニック障害についての理解を深める貴重な作品です。




■年齢も生き方も違う3人の母親の姿を描く群像劇! 『あさひが丘の人々』

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むぴーさん作『あさひが丘の人々』は、年齢も生き方も違う3人の母親が、子育てに悩み、人生に迷い、自分だけの幸せのカタチを探し求める母親たちの群像劇を描いた作品。

言葉が遅い2歳の息子に悩むワーママのちさと、子育てで空っぽになっていく自分に虚しさを抱える専業主婦のみさ、妊活の末わが子を授かるも人生に満たされなさを感じる在宅フリーランスのゆかり。

彼女たちは子育てを通して“私”という人間とあらためて向き合うことで、子育てや人生における自分なりの答えを見つけていくことに…。



リアルに差し迫る登場人物たちの心の動きは既視感をおぼえるほど、まるで自分ごとのように心につき刺さります。


■赤ちゃんの行動をつかさどる妖精「バブくま」と親子の物語 『バブくま日記』

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赤ちゃんのそばに現れる妖精「バブくま」と親子の交流を描いたふるえるとりさん作『バブくま日記』。バブくまが魔法をかければ、赤ちゃんは微笑んだり、泣いたり…。赤ちゃんがなかなか眠れない時には「眠りやすい姿勢をさがす魔法」をかけて、赤ちゃんが上手に眠れるようにお手伝いしてくれることも!



子育てに追われる忙しい日々も、かわいいバブくまに見守られていると思えばなんだかとっても心強い! 育児で疲れた心を解きほぐしてくれるようなゆるりと心癒される作品です。



■母親の支配から逃れられない! 母娘の心の闇を描いた話題作 『親に整形させられた私が、母になる』

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母親と娘との“親子の闇”を描いた『親に整形させられた私が、母になる』は、人気コミックライターグラハム子さんの実話をベースに描かれた作品。当時15歳の主人公ハム子が母親に「整形しましょう」と告げられる衝撃の冒頭エピソードを皮切りに、愛情と支配が複雑にからみあういびつな親子関係が展開されていきます。




さらに母親視点で描かれるストーリーでは、娘を愛しつつも世間や社会の価値観に翻弄される母親の姿を浮き彫りに。子どもを守りたいがゆえに起こる愛情の行き違いには、どこか他人事とは思えない人間の業の深さやありのまま愛されたい人間の欲望が生々しく描かれた作品です。


■地球を子育てしやすい星に! 魔法少女★悦子が大活躍!? 『魔法少女!? 悦子 育児トラブルに出動中』

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地球を笑顔で子育てできる星にするため立ち上がったひとりの少女、その名も魔法少女★悦子(年齢は50歳を過ぎていた…!?)。「コソダーテシヤースイ星」の使者からの依頼により育児を妨害する怪人と戦い、育児トラブルを解決する…といった一風変わった設定で進むエェコさん作『魔法少女!? 悦子 育児トラブルに出動中』は、子育てがしにくい今の世の中に一石を投じる作品。



「泣き声がうるさい」「赤ちゃんがかわいそう」と批判してくる人々が抱える本音を紐解き、「子育てする側」と「子育てを見守る側」の溝を埋める心温まるストーリーです。


今回編集部で選んだ作品は、子育ての「こうあるべき」や「母親らしさ」から一歩出て、もっと自分らしく、多様な子育てを応援する作品ばかりです。

母親である前に一人の人間として生き方に悩んでいたり、複雑な親子関係に苦しんでいたり、はたまた病と戦っていたり…。

これまでの古い母親のイメージにとらわれることなく、「自分らしい子育て」「人も、自分も否定しない子育て」を提案していきたいという編集部の思いが込められています。

ぜひ皆さまの日常の余白を豊かに満たす作品であることを願っています。

ちなみに今回ご紹介した連載はまだまだ進行中のものばかりですので、今後の展開にも要注目です!ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。

(ウーマンエキサイト編集部)

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