1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. カードローンを延滞したらどうなるの?遅延したときの対処法を解説!

カードローンを延滞したらどうなるの?遅延したときの対処法を解説!

  • 2020.12.21
  • 1300 views

カードローンは、ショッピングなど日頃の支払いに使えるため大変便利ですが、延滞してしまったときや延滞しそうなときは不安になるものです。カードローンを延滞すると、不利益を被ることがあるので十分注意しましょう。

■そもそも、カードローンの延滞とは?

カードローンの延滞とは、返済が期日に間に合わないことです。

カードローンの返済期日決定方式には、以下の2つがあります。

・約定日制
・サイクル制

約定日制は「月末」や「毎月20日」といった返済日を決めておく方式で、サイクル制は前回の支払日の翌日から「30日後」といった一定のサイクルで返済日を設ける方式です。

どちらの場合も、返済日から1日でも遅れると延滞となります。

■カードローンを延滞したら発生するリスク

「カードローンを延滞すると大変なことになる」ということはわかっていても、具体的にどうなるかを知っている人は多くありません。

そこで、延滞によって発生する以下の4つのリスクについて解説します。

  1. 遅延損害金の支払いを求められる
  2. ブラックリストに入る
  3. 新たな借入や増額ができなくなる
  4. 一括支払いになって期限の利益を失う
●リスク①:遅延損害金の支払いを求められる

カードローンの返済を延滞した場合は、遅延損害金を支払わなければなりません。遅延損害金とは、借金の返済が遅れたときの損害を賠償するためのお金で、遅延した日数に応じて支払額が決まります。

遅延損害金額の計算式は、以下のとおりです。

遅延損害金=延滞元金×遅延損害金利率÷365日(うるう年の場合は366日)×延滞日数

多くの金融機関が、遅延損害金利率を年率20%ほどに設定しています。例えばみずほ銀行カードローンの遅延損害金利は年率19.9%、三井住友銀行カードローンは19.94%です。

カードローンで100万円を借りていたAさんが、返済を73日間延滞して年率20%の遅延損害金の支払いを求められた場合の金額は以下のとおりです。

100万円×20%÷365日×73日=4万円

返済が遅れるほど遅延損害金が増えるため、1日でも早く支払いを完了するべきです。

延滞する前なら、他のカードローンへの借り換えという手段があります。借り換えとは、借金を他の貸金業者や金融機関からの借金で返済することです。

ただし借り換えには審査がある上に、条件によっては支払い総額が増えることもあります。

●リスク②:ブラックリストに入る

延滞が長引くと、ブラックリストに入ることもあります。ブラックリストとは、信用情報機関に登録される異動情報のことです。ブラックリストに入ってしまうと、少なくとも数年間は以下のようなことができなくなります。

・新しいクレジットカードの発行
・住宅ローンやカーローンなどの借入
・携帯電話の分割購入

数日間の延滞でブラックリストに入ることはまずありませんが、どれくらいの延滞でブラックリスト入りするかは公表されていないため、延滞を早く解消するに越したことはありません。

信用情報機関の一つであるCICが異動情報の定義を「3ヵ月以上支払いを延滞したもの」としていることを根拠に、3ヵ月以上の延滞でブラックリスト入りするという噂がありますが定かではありません。

延滞したら、1日でも早く返済しましょう。

●リスク③:新たな借入や増額ができなくなる

延滞するとカードローンの利用が停止され、新たな借入や増額ができません。利用停止は、支払いが完了するまで続きます。延滞すると即座に利用停止となることもあるので、注意が必要です。

●リスク④:一括支払いになって期限の利益を失う

延滞すると一括支払いを請求され、期限の利益を失う恐れがあります。期限の利益とは、借りる側にとっては支払いまでの猶予のことです。

そもそもカードローンは、お金に困っている時に借りるものです。一括支払いを求められると家計が苦しくなる、あるいは支払えないケースがほとんどでしょう。

貸し手が一括支払いを求める理由は、以下の2点です。

  1. お金を早く回収したいから
  2. 延滞するような信用の低い人にいつまでもお金を貸していられないから

一括支払いを請求するかどうかは貸し手によって異なりますが、延滞した場合は覚悟しておく必要があります。どのような基準で一括支払いを請求されるかもわからないので、延滞してしまったらできるだけ早く返済しましょう。

■カードローンを延滞したときの対処法

カードローンを延滞した場合の対処法は、残念ながら「なるべく早く返済する」こと以外にありません。手元に返済資金があるなら、「延滞のリスク」が発生する前に返済しましょう。

返済方法は、貸金業者や金融機関によって銀行振込や郵送、スマホ決済などがあります。延滞しているので、最も早く返済できるものを選びましょう。

返済資金がない場合は、おまとめローンや借り換えローンの利用も検討しましょう。ただし、延滞情報は他の貸金業者や金融機関も参照できるため、スムーズにはいかないかもしれません。

■カードローンを延滞した後の流れ

カードローンの返済を延滞した場合は支払いが終わるまで、以下のような流れで事が進みます。

  1. メールやSMSでメッセージが届く
  2. 電話や書類で督促が行われる
  3. 状況によって一括返済を請求される
  4. ブラックリストに載る
  5. 状況によっては法的手続きによって返済する
●流れ①:メールやSMSでメッセージが届く

延滞から数日~数週間で、メールやSMSで状況を確認するためのメッセージが届きます。いきなり厳しく督促されることは、あまりないようです。

●流れ②:電話や書類での督促が行われる

さらに延滞が続くと、電話や書類で返済の督促が行われます。返済予定日を聞かれることもあるでしょう。

●流れ③:状況によって一括返済を請求される

それでも返済しなかった場合、貸し手によっては一括返済を求められることがあります。一括返済の請求は、厳しい督促の意思表示です。

●流れ④:ブラックリストに載る

一括返済の請求に前後して、ブラックリストに載ります。ただし、ブラックリストに載ったことが通知されるわけではありません。そのため、クレジットカードの新規発行やローンが利用できなくなっていることで、ブラックリスト入りに気づくケースが多いようです。

ブラックリスト入りした可能性がある場合は、自分で信用情報機関に情報開示を請求します。指定信用情報機関である株式会社日本信用情報機構の場合は、以下のように情報開示を請求します。

●流れ⑤:状況によっては法的手続きによって返済する

さらに延滞期間が伸びると、裁判所の法的手続きによって強制的に返済を求められることになります。所有している大切な財産まで差し押さえられる恐れがあるため、法的手続きは避けたいところです。

■カードローンを延滞しないための3つのコツ

●コツ①:無理な借入はしない

大前提として、自分の返済能力を超えるような無理な借入は決してしてはいけません。

利息によって借入金額がいつの間にか増えてしまうことも多いため、どこからいくら借りて、いくら返済したのかを確認できるようにしておきましょう。

●コツ②:返済期日を給与振込日の直後にする

カードローンの返済日を、給与振込日の直後にすれば延滞しにくくなります。給与振込日の直後であれば、残高不足になる可能性が少ないからです。

それが難しい場合は返済額を正確に把握して、その金額は口座から引き出さないようにしましょう。

●コツ③:返済額と返済期日を正確に管理する

返済をうっかり忘れてしまわないように、返済額と返済期日を正確に把握しておきましょう。

人間は、正確に把握していないことを楽観的に考えてしまうものです。「返済期日はまだ先だったはず」「返済金額はだいたいこれくらいだったはず」というように、甘い見積もりをすることが延滞につながります。

■カードローンの延滞は、絶対にしてはいけない!

カードローンの延滞は、絶対に避けるべきです。とはいえ収入が減ってしまった場合など、延滞を避けられないこともあるでしょう。無料で受けられるカウンセリングなどもあるので、カードローンの返済に困ったら、早めに相談することをおすすめします。

文・魚住 剛司
大学卒業後、大手生命保険会社に入社。個人への保険営業と資産運用コンサルティング業務に従事し金融・資産運用の基礎を学ぶ。1年間でお金や投資についての本を100冊以上読破し、資産を10倍以上に増やす。その経験を活かして初心者向けの資産運用方法など、お金についての情報発信を開始。現在は、金融専門のライターとして活動している。FP2級を保有。

元記事で読む