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「なにもしてこない彼にイライラする」分かりづらい男の気持ちとは?【神崎桃子の恋愛スパルタ塾vol.77】

  • 2020.12.18

「LINEも来るし、二人で何度も食事にも行ってるけど進展がない」

「会えば優しくしてくれるけど、コレは恋愛なの?友情なの?」

「知り合ってしばらく経つけど手すら繋いでもこない」

……なんてことでモヤモヤしている女性は少なくない。

仮にそれが友達からはじまった出会いであっても、彼に女がいるとか既婚者というわけでもないのに関わらず“全く何もない”“恋のはじまる気配すら感じられない”となると

「わたしに魅力がないから?」

「もしかして全く女として見られてない?」

と不安になるのが女というもの。

しかも、その男友達に対して「……悪くないかも」なんて思ってたらなおさらよね。

ということで、今回は「何度も会ってるのに手を出してこない」そんな分かりづらい男は何を考えてるのかレクチャー。

男がなにもしてこない理由その1.あなたの気持ちが見えないからリスク回避している

イマドキの男性たちは女にガッツクようなことはしない。

「そういうのはカッコ悪い」と自分に言い訳しながら、裏を返せば自分が傷つくことを何より恐れている。

ガラスのハートを持った男たちは恋愛も結婚もリスク回避。

今より状況が悪くなることや、事態がややこしくなることだけは避けたいと思っている。

下手に手を出そうとして

「ヤダ、何、勘違いしてるの?私あなたをそんな風にみたことないよ!」なんて相手に嫌われるくらいなら何もしないほうがマシ!!

「下手な賭けに出るより安全な道」を選ぶ。

だから「この女性は自分を拒否しない」「自分を傷つけることはしない」というノーリスクなんだという確信がないと行動なんて起こさない。

あなたが彼の本音が見えないように、彼もあなたの気持ちが分からなくて動けないでいるんじゃない?

「生理的にムリな男と一緒に食事になんていかない!」

「私は好意を持っていない男と二人きりにはならない!」

……なんて思っていたとしても、彼にはそんなこと伝わらない。

今の男性たちは食事やデートに女が来てくれたぐらいで「この女、俺のことが好きなのか」なんて自信を持つわけじゃない。

自分が断られたり傷つきたくないからこそ、あえてよくない方に考えて先回りしてリスクを避ける。

男は、ね、「自分のプライドを守ることが先決」なのよ。

男がなにもしてこない理由その2.女性の判断を仰ぎたいという待ちの姿勢

昔は“女の専売特許”だったのに、今は男も「待ちの姿勢」を取ることも増えてきた(笑)

でも自分のことを草食だと認めている男性だって「女性とそういう関係になりたい」「彼女がほしい」と考えている人は多いもの。

つまり、草食であるがゆえに手を出せないだけで、草食男子だって「あわよくば」を狙っている。

ただ、「どうしていいか分からない」ため、女性のほうから自分を受け入れてほしいと願っている。

「そうなりたいことに気づいてほしい」「女性からOKサインを出してくれたらいいのに」って。

そしたら友達の延長から一歩踏み出せる……。

女からしたら「そんなの男の方からアピールするべき」と思っているだろうけど、シャイな男性はなんたって経験不足なんだから、お膳立てでもない限りずっと受け身のままでいるんじゃない?

別にあなたに魅力がないから手を出されないというわけじゃないなら、むしろこっちから手を出していいのよ(笑)

思わせぶりなことを言ってみるとか、手をつないでみるとか、旅行に誘うとか……そんなこと。

こっちからキッカケを作ってハッキリさせないと、このままのわけのわからない状態が続くだけ……。

それに女性だって今まで自分の恋愛を相手の男性の意思に委ねてしまってきたのなら、これからは自分で切り開いていくべき。

自分になんの成長ももたらさないし、恋も進展しやしないよ。

何もせずに諦めるよりはやってみたほうがいいんだから!

男がなにもしてこない理由その3.手を出すタイミングがわからない

女はときに「私のことを好きじゃないから手を出さないんだ」と考えてしまうことがある。

でも、ね、逆に行動する男だっているの!

「好きだから抱きたい」という一方で、大切だからこそ手を出せないでいる男もいる。

何もしてこないのは「そういう目的で会っているわけじゃないから我慢できてる」だけ……。

むしろ、好きな相手じゃなくとも男は性的な欲求はあるし、そうしたい衝動にかられることもある。

男は好きな女性でなくても、体の関係を持つことはできるってこと。

好きと性欲は一致しているわけじゃない。

女として見ててもすぐに抱くとは限らないってこと。

仮に男性側に恋愛経験があって慣れていたとしても、本命となるとなかなか手を出せなくて何もないままの状態が長期化することもある。

男は「女に手を出すタイミング」についてはいろいろ思いをめぐらせるもの。誤解されたくないから慎重になる。

気に入っている相手にはチャラいヤツなんて思われたくないからね。

こういったことは男がリードするべきことだとわかっちゃいても、これがなかなか難しい。

最初から“彼氏彼女”として付き合っていたら話は別なんだけど……。

「これは恋なのか友情なのか?」お互いの気持ちがよく分からない状態で会い続けてきてしまったからこそ、手を出すにはハードルが高く臆病になってしまうのは仕方のないことなのよ。

【神崎桃子の恋愛説法:男は性欲と友情のはざまにいる】

二人で何度も会ってるのに手を出してこない男というのは

・相手がどう思ってるのか、相手の気持ちに自信がもてないから

・経験不足で自分に自信が持てないから

・どうでもいい女ならイケるけど、好きな女になると自信がないから

というタイプがいる。

男は、つねに性欲と友情のはざまにいるよ。コトを運ぶタイミングを外しているだけ(笑)

好機さえあれば、キッカケさえあれば、そうなりたい……。

でもこれまでの関係が壊れてしまうのも怖いから、しでかせない……。

彼を「友達のような状態にとどまらせている」のは、そうさせている女自身でもあるの。

彼が「手を出してこない」のは、男に自信を与えていない女のせいでもあるってこと。

このまま何もない「友達」として続けるのか、それに決着をつけるのかは女次第なのよ。

(恋愛事情専門家/恋愛コラムニスト・神崎桃子)

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