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「彼岸」の意味、正確に言えますか?『鬼滅の刃』の技名「彼岸朱眼」はどんな意味なのか...

  • 2021.1.1
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『鬼滅の刃』で登場する技に「彼岸朱眼」というものがあります。

これは主人公・竈門炭治郎の同期である栗花落(つゆり)カナヲが使用する技の名前です。

読み方は「ひがんしゅがん」でそれほど難しくありませんが、実は「彼岸朱眼」という言葉の意味を考えると技の能力との繋がりが見えてくるかもしれません...。

ということで今回は「彼岸朱眼」の意味について考えていきたいと思います!

「彼岸朱眼」ってどんな技?

主人公の炭治郎を助けるために栗花落カナヲが使用する「彼岸朱眼」。

この技を使用すると動体視力を極限まで上げることができ、相手の攻撃をかわしやすくなります。

とても強力な効果を持っていますが使用すると目が真っ赤になってしまい、失明してしまう可能性もあります。

リスクと引き換えに強大な力を得ることができる技、それが「彼岸朱眼」です。

「彼岸」の意味、正しく知っていますか?

では、「彼岸朱眼」の言葉の意味を考えていきます。

「彼岸」は“お彼岸”という言葉で比較的馴染み深い言葉なのではないでしょうか?しかし、この「彼岸」の言葉の意味を正しく知っている方はそれほど多くはないかと思います。

「彼岸」とは、簡単に言うと「悟りの境地のこと」を指すものです。

仏教では、様々な欲をもちながら、迷い、悩む、人間の世界を「此岸(しがん)」、一方で、修行することで悟りを開き、到達することができる理想の世界を「彼岸(ひがん)」といいます。

『鬼滅の刃』では極限まで動体視力を上げる、いわば「悟りの境地」のようなものに至ったときに発揮できる技であるから、「彼岸」という言葉が使われているのでしょうか...

また「彼岸朱眼」が「花の呼吸・終の型」にあたり、花の呼吸を習得し、修行したものしか使えない最終奥義のような技となっていることも、もしかしたら「彼岸」という漢字に込められているのかも?などと想像が膨らんでしまいますね。

また、この「彼岸朱眼」は使用すると目が赤く(朱色に)なります。

それらを合わせて「彼岸朱眼」という技名がつけられたのかもしれませんね。

まとめ

名前と技の特徴の関連性を考察してみるのは楽しいですね。

気になる方は他の技名や登場人物名の由来についても考えてみると、面白い発見があるかもしれませんよ!



※本文中の登場人物の漢字や読み方に関する内容は、『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴/集英社)の公式HP及び原作を基にしております。