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【アストロカウンセラー・まーさ】山羊座の守護星、土星について

  • 2020.12.12
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こんにちは、まーさです。 今回のお題は土星について…。山羊座の守護星ですね。

しかし。土星って以前は、一部の専門的に占星術を好きな人以外、ほとんど具体的に知られていない存在ではなかったでしょうか。

近年、木星が12年に一度、自分の星座にくる「幸運の星」と呼ばれるようになった後くらいから、いわゆる「自分のホロスコープ上の土星の位置に、土星が回帰する時期」(サターンリターン)も、徐々に雑誌などの占いでも注目されるようになり…、現在では結構な数の占い好きが注目する星になりました。

まさかこんなに自分の動向を見つめる人が増えるとは、当の土星も思ってなかったと思います(笑)。

そういう意味でも、今はスピリチュアルなことへの関心が、過去最高に高まった時代と言えるのかも。

いや、脱線しましたが。

そもそも、土星は人に制限と抑圧を与える星と言われます。 だから、ラッキースターとして歓迎される木星とは違って、一般的はやや嫌われ…(土星の目を気にして)、いえ!こわごわ畏怖の念をもって語られる存在ではありますが。

私は、かなり土星が好きな方、むしろ、人間が生きる中ではなくてはならない存在のように感じています。

私が持つイメージに近いのは、すべての物の中に入っている背骨、のようなものでしょうか。

外側からワーワー言って、「あれはだめこれはだめ」のように囲ってくる禁止、ではなく、どっちかというと人の内側に入り込み、深いところから、「これに沿って、まっすぐ立ちなさい、進みなさい」「自分で、自分に対し、“まっすぐ”というルールを設けなさい」的な“指導”のような感じ。

それがあるから、そもそもまっすぐがわかるし、きちんと、の基準も自分の中にできる(進んで気づいて納得する場合と、いつまでも耳に痛くて嫌な感じという場合とはありますが)。

常に背筋をまっすぐにしているのは、まあ楽ちんとは言えませんが、…本来構造的には、そのほうが気持ちのいい姿勢でもありますよね。

何より、土星は最終的に、 「自分が与える指針のようなものに本人が内的に気づくことで、のちに、自身の内側から自主的にその意識が発生するように、指導したいんじゃないか…」のような気もします。

人間の心にしろ社会にしろ、ある程度道筋はあったほうがいいでしょう。それに沿って動けという指令があるからこそ、まず人は動くし、時に反発心や改革の心なども、「すでにこうしろと言ってくれる規範」があるからこそ、それを打ち破りたくて生まれるものです。

制限されている面があるからこそ、解放される喜びも味わえるのだし。

逆に、何のルールもなく、規則もないほうが、人は自由に生きられるのか…。 これは必ずしも、イエスでもないと、私は思うのです。

つまり、生きるという力の中で、ある種のコントラストを生み出す存在としても、土星は重要な位置づけにあると思います。

また、土星は時間を司る星でもあります。

一定方向に確実に流れ、決して戻ることはなく、誰の上にも平等に働くある種の頑固さ、誠実さ、勤勉さは、まさに土星そのもので、 それを、自然の持つ容赦ない力と見るか、生きる者すべてを庇護する優しさとみるかも、 私たちに託されているのではないでしょうか。

お話/まーさ先生

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