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高田馬場から神田川沿いに歩いて見つけた銭湯の内装がなぜか淡~いピンク色だったの巻【連載】TOKYO銭湯ザンブリコ(6)

  • 2020.12.11
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ソーシャルディスタンスな散歩を満喫したら、街角の銭湯でザンブリコ――。散歩と銭湯巡りをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的なコースへとお連れします。リニューアルした本連載、第6回は、新宿区の高田馬場からスタートです。

小滝橋交差点を新大久保方面に行くと……

高田馬場といえば昔っから学生街だと思われているけど、実際そのとおり。とはいえ早稲田の学生より今は日本にやってきた中国の人、ミャンマーの人、韓国の人、さらにバンドを目指す若者向けの学校が目立ちます。

銭湯はというと、「世界湯」(新宿区高田馬場)が知られているけど、私は散歩をしたいので、駅から神田川に向かいます。駅のガード脇にある栄通り商店街を入り、ズズッと行くと東京富士大学(同区下落合)が川をまたいでおります。その川沿いに行きたいんだけど、ちょいとグルリと遠回りして川沿いの道を探して、何とか見つけました。私は川の右側の道を歩きます。

これがねぇ、なかなかの散歩道ですよ。右手に公園があったり、川沿いに樹木が(古そう)ドーンと植えてあったりして緑色のコケがついて渋い! 枯れ草がいい雰囲気を漂わせております。

春には桜を咲かせるソメイヨシノっての? 吉野桜っつうらしいんですけど、大島桜と江戸彼岸の雑種が本来の名称みたいで、明治初年以降に東京から全国に広まった、なんて説明書きがあります。

私はゆっくりと歩を進めます。へーえ、こんな身近にいい散歩道をあるなんて驚きです。ふーん、都営バスの車庫もあるのか。すれ違う年配のオジちゃんやオバちゃんも散歩しておりますなぁ。

でまぁしばらく風景を楽しみながら歩き続けていると、ん? 小滝橋っつう橋に出ます。小滝橋ってよく聞くけど、本当にちゃんと橋があるんですね。アタリマエか(笑)

で、その橋を左に渡って少し行くと、そこが小滝橋の交差点。道は三つに別れていて、左が早稲田通り、真ん中が右側に戸山団地がある道、右が新大久保に向かう道です。

私はこの新大久保に向かう道へ。スグ左に消防署があって、その先にある右に入る路地、このあたりでプーンと銭湯の匂いが漂ってきて、案の定左側に「柏湯」(同区北新宿)という銭湯が。

新宿区北新宿の銭湯「柏湯」の外観(画像:島本慶さん制作)

これがしみじみとした感じでいいねぇ。サウナも無いし、こりゃいいやってんで入ります。フーン、一応フロント式か。想像以上に女性が多い。私はサクッと470円を払い中へ。

サウナが無いのになぜか水風呂が

おやおや、古そうなのに何か全体の色が淡いピンクですよ。

へーなんて思いつつ、服を脱いで洗い場へ。アラアラ、洗い場も淡いピンクを基調としてますよ。正面にはタイル絵で、何となく子どもの岡本太郎って感じの絵が。

さてと、カランを確保して、ん? 椅子もピンク。でもおけはケロリンですな。それにしてもおじいちゃんぶぁっか。

私は頭をぬらしてから、例によって体を洗い、ラストに頭を洗って、さてどの浴槽に入ろうかと見渡します。シンプルでいいねぇ! ジェットはおじいちゃんが入ってたので、ブクブクしている広めの浴槽へ。

あ~いい気持ち。アレ? サウナも無いのになぜか水風呂もありますなぁ。私、ゆっくりとノビノビ長湯をして、十分に体を温めてから、出てシャワーで流し、よおく絞ったタオルでフキフキ。

脱衣場に出て、乾いたタオルで念入りに頭もフキフキ。体重を計ると、これが52kgか。そういえばここんとこ米を食ってないなぁ。そばぶぁっかりだもんな。まいいや。

「柏湯」までの散歩コースの風景(画像:島本慶さん制作)

というわけで身支度を整えて銭湯を出ます。ふぅ~、寒くなったねぇ。しばし冷たい風に吹かれていい気分で新大久保方面へ。一応目的は達したので、ゆっくりトボトボ歩いて、そうだなぁ、このまま新宿のゴールデン街でも行ってみようかな。しばらく行ってないし。

ちなみに私がよく行く店は、大川景子ママがやってる「ビッグリバー」(宿区歌舞伎町)というお店。なぜかというと、友人の杉森君ってのがいつもおごってくれるんです。もし杉森君が来ていなくても焼酎のボトルは飲んでいいっていわれてるし。

でもなぁ、いつもおごってもらってばかりじゃ悪いし。でもまぁいいっか。タハハハハ。

島本慶(コラムニスト、ミュージシャン)

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