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2024年のパリ五輪、「ブレイクダンス」を正式競技に追加

  • 2020.12.9
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スケートボードやスポーツクライミング、そしてサーフィンなどが新競技として発表された、東京オリンピック。そして、2024年のパリ・オリンピックではこれら3種目に加え、新たに「ブレイキン」という名称でブレイクダンスが追加されることに。男女それぞれ16人ずつの選手が参加し、1対1で対戦する競技となるんだそう。

1960年代にニューヨークのブロンクスで発祥し、縄張り争いの際に抗争の代わりに行われたと言われている「ブレイクダンス」。武道や体操やタップダンスなど、様々な動きが盛り込まれており、マイケル・ジャクソンなどが自身のパフォーマンスに取り入れたことでさらに一般的に知られるようになったのだそう。

そんなブレイクダンスは、2018年のユースオリンピックで、オリンピック史上初めて競技化され、1日あたり3万人もの観客を動員したことも。そんな人気スポーツが、2024年のパリ五輪で正式競技として追加され、スポーツクライミングや3×3 バスケットボールと同じコンコルド広場で開催されることに。

近年、オリンピックの若返りとジェンダー平等を目指しているIOC。<BBC>によれば、IOCは既存する会場を利用できることを前提とした上で、さらに若者へのアピール、もしくは男女が平等に参加しえる競技を優先的に採用することを伝えていたという。

実際に、IOCのバッハ会長が「ブレイクダンスは男女のバランスが取れ、若く、さらにアーバンなスポーツだ」と過去に評価していたほか、新競技の優先事項として「特に若い世代の間で人気のある競技を導入すること」を重視したことが明らかになっている。

また、オリンピックで考案されるという独自の採点法について、これによって情熱やオリジナリティよりも技術点が優先されるのではと不安視する人々もいるものの、 多くの人がブレイクダンスの正式競技化を歓迎している様子。

イギリスの著名ブレイクダンサー、カラム・シンさんは「よりスポーツとして認めてもらえることになるので、喜ばしいことです」とコメントしているほか、世界ダンススポーツ連盟は、採用は「歴史的な出来事」であり、「チームの努力の結果」と話し、「忘れられない競技となるように、オリンピック開催までこれまで以上に我々は努力をする」と歓喜のコメントを寄せている。

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