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店長厳選!宮の森「フーズバラエティすぎはら」のお正月野菜

  • 2020.12.6
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もうすぐ年末年始ですね。今回は、「フーズバラエティすぎはら」イチオシのお正月野菜をご紹介します!

すぎはら
出典:リビング札幌Web

「フーズバラエティすぎはら」は、札幌市中央区宮の森にある、 昭和19年創業のちょっとレトロな食料品店です。「毎日、お客様に新しい発見をしていただきたい! 幸せな食卓のお手伝いをしたい!」という気持ちで、野菜・肉・魚はプロが目利きし、 加工品も全国の逸品が並んでいます。ワクワクする遊園地のような楽しいスーパーです。

ルートパセリ
出典:リビング札幌Web

品揃えが豊富で、私も大好きなお店です。ゆり根や黒大豆などお正月野菜を毎年こちらで購入しています。

出典:リビング札幌Web

店長の杉原俊明さんは、野菜ソムリエの大先輩でもあり、後輩の私のことも気にかけて下さいます。今回は、一緒に売り場を歩きながら、おすすめのお正月野菜について伺いました。優しくて紳士的な杉原さん。こだわりの商品について、いつも親切に教えて下さいます。

杉原店長厳選のお正月野菜

人参

金時人参
出典:リビング札幌Web

まずは、お正月の料理に欠かせない人参。色味のよい「金時人参」は、定番人気でおすすめ。煮物はもちろん、なますでも美しい赤色をシンプルに堪能できます。

アロマレッド
出典:リビング札幌Web

北海道産では、真狩村三野農園「アロマレッド」を選ばれる方も多いとのこと。すぎはらでは写真のように、同じアロマレッド人参でも、土付きのものと洗いのものが用意されています。お客様の好みで選んでもらえるよう、農家さんにお願いして送ってもらっているそうです。

ごぼう

本州から転勤でいらしているお客様など、やはり本州のごぼうをお探しの方も。極太で肉質がきめ細かい茨城県産の大浦ごぼうも手に入ります。

大浦ごぼう
出典:リビング札幌Web

「以前は料理人が買って行くことが多かった商品ですが、最近は、味がしみて美味しい、ということを知って、選んでいかれる一般の方が増えました。」と杉原さん。 一見、「す」が入ったようで、北海道民だと敬遠しそうなごぼうですが、このほうが味がしみて繊維が少なく、食べやすいのだそうです。

和田ごぼう
出典:リビング札幌Web

北海道産のごぼうで煮物におすすめなのは、帯広の和田さんが生産する貴重な逸品「和田ごぼう」。驚きの肉質で、煮物に最適な一品です。

和田さんは、毎年自家採種してオリジナルのごぼうを作っていて、お名前がブランド化するほど市場価値が成長しています。野菜作りには土壌も大切。同じ種でも、作る産地が違えば、野菜の食感や風味が変わることもあるそうです。

このほか、本別町の「三井さんのごぼう」もありました。こちらはコリコリと食感がよいので、きんぴらごぼうなど炒め物がおすすめ。

「今は野菜も多様化しています。お客さんも食べ慣れて、使い方が分かってきて。また、昔は本州でしか作れなかった野菜が、北海道でも作れるようになってきていますね。」 作りたいメニューが決まったら、店長に相談してみるのが良さそうです。

蓮根

れんこん
出典:リビング札幌Web

必ず2種類置いているという蓮根は、すぎはらの人気商品。加賀野菜の「加賀蓮根」と関東産の蓮根。どちらも肉質が違うので、セレクト次第で料理の幅が広がりますね。

杉原さんが八百屋を継いだ当初は、蓮根や金時人参などはお正月しか売れなかったそうですが、今では一般の方も美味しい調理法やアレンジを楽しんでおり、お正月以外でも売れるようになりました。

大根

大根
出典:リビング札幌Web

12月中旬には、函館から貯蔵した大根が届きます。生産者さんの貯蔵技術が上達して、ロングランで出荷できるようになったそうです。お正月は、アロマレッド人参とこちらの大根で、北海道産の美味しい紅白なますを作りたいです。

「美味しくないものが入れば、そういう良くないことも、ちゃんと生産者さんに伝えています。そうすると、生産者さんも次回から選別を変えて出してきてくれたり。そうなると、お互い伸びていけるじゃないですか。」 美味しいことを知らないうちに、お客さんが離れていくのが一番さびしいことだと、杉原さんはおっしゃいます。

ぎんなん

ぎんなん
出典:リビング札幌Web

生のぎんなんを、2種類置いていることに驚きました。1つは、愛知県祖父江(そぶえ)のブランドで、丸型で大粒なのが特徴です。料理人は、こちらの「藤九郎」をオーダーするかたが多いとのこと。

ゆり根

ゆり根
出典:リビング札幌Web

ゆり根は、真狩の三野農園さんと占冠の伊達農園さんの2種類をラインナップ。「2軒のゆり根を置けるのが嬉しい。今年はどちらも「白銀」という品種ですが、2軒とも味が違うと思います。」

「お客様には、選んでもらい、悩んでもらっています。」と、笑顔の杉原さん。

さつまいも

出典:リビング札幌Web

名前に金時とつく、さつまいもも2種類から選べます。以前は、北海道で手に入るのは徳島県産だけでしたが、石川県金沢市産の加賀野菜「五郎島金時」も人気が出ています。

はるきちオーガニックファーム さつまいも
出典:リビング札幌Web

北海道産のさつまいもも、美味しいものが揃っています!気候の変化、栽培技術の向上、北海道に合った品種改良から、道外での生産が主流だった野菜を作る生産者さんも増えているとのこと。石狩の「はるきちオーガニックファーム」からは紅はるかが直送されています。

由栗いも
出典:リビング札幌Web

由仁町と栗山町で誕生した新ブランド「由栗(ゆっくり)いも」は、土の中でゆっくり育てて、収穫後もゆっくり熟成させて糖度を上げています。

「どういう風に使うのかで、食材にこだわるお客様が増えています。特に今年は家で料理を作る機会が増えて、プロユースのものを一般の方が買って、家で再現する。そういう時間が増えたのでしょうね。」と杉原さん。

この冬おすすめの青果が沢山!

お正月野菜のほかにも、すぎはらにはおすすめの青果が沢山あります。

パクチー
出典:リビング札幌Web

「昔はタイ料理屋さんしか使わなかったパクチーですが、今はセロリと同じような感覚でお求め頂いている定番商品です。」

夢想農園さんは元シェフで、求められる香りやえぐみ、大きさなど食べるシーンを理解しながら作っています。お客様からも「このパクチー、美味しいよね。」と評判とのこと。

果物コーナーでは、他のスーパーでは手に入らないような珍しいりんごが並んでいました。店頭で見つけらたら、とてもラッキーです!(2020年11月下旬に取材しました。)

ほおずり
出典:リビング札幌Web

今年初めて入荷した余市産「ほおずり」。シードルなどで使用する加工用品種のりんごです。品種の掛け合わせに紅玉が入っているので、加熱すると綺麗な色が出るのが特徴。加工用なので普通は出回りませんが、すぎはらさんでは赤く完熟した「ほおずり」が購入できます!「POPにも書いていますが、生き生きとした酸味が楽しめますよ。」と杉原さん。お値段もお手頃で嬉しいです。

初雪りんご
出典:リビング札幌Web

赤井川村月うさファームの「初雪林檎」は、初雪が降る10月下旬頃まで収穫せず、寒気にあてることで糖度を極限まで上げた樹上完熟のりんごです。厳しい自然環境を利用し、りんごの持つ生命力を引き出します。

「基準は安い、高いではないんですよね。美味しいか、美味しくないか。時期か、時期じゃないかを大切にしています。」

そんなすぎはらにも、安売り路線の時期があったそうです。しかし、大手スーパーとの競争には敵わないし、お客さんの姿を見て、「それ、買わなきゃいいのに・・・。」という気持ちになり、当時は自分の売り場を見るのが嫌になってしまいました。

「今は自分の売り場について、説明したいことばかり」という杉原さん。朗らかで情熱的な杉原さんの信念が、ワクワクするような楽しい売り場を作っていると感じました。

毎日が新しくて楽しい売り場

毎年、商品の入荷状況が違うので、毎日お店から離れられないという杉原さん。「支店を作ってほしい、というお話をアチコチから頂きますが、このお店だけで精一杯です。」

出典:リビング札幌Web

食品売り場を杉原さんのご長男が担当し、野菜売り場ではご次男が修行中。業務にはマニュアルが無く、息子さんたちも大変だそうです。

サボイキャベツ
出典:リビング札幌Web
きくいも
出典:リビング札幌Web

キクイモや土付きの山わさび、リーキやサボイキャベツなど、その時期の旬の逸品が並ぶ入口の平台。 「POPに効能を書くのは、好きではないんです。効能も大切ですが、『美味しい』という理由で食べてもらいたいから。薬だと思って食べていても、長く続かないじゃないですか。うちには沢山のオーガニック商品がありますが、オーガニックという理由だけでなく、味で選んで食べてもらいたいですね。」と杉原さん。

「通」ならではの楽しみ方
大塚ファーム ほしいも
出典:リビング札幌Web

日替わりで各地の人気パンが楽しめるパンコーナー、大塚ファームさんの希少な干しいもがずらりと並ぶ干しいもコーナー、売り場には様々なコーナーが充実しています。冷凍食品も超人気で、ピザやハンバーグ、餃子、ソースなどなど美味しそうな新商品がずらり。

出典:リビング札幌Web

オーガニックのこだわり商品ばかりかと思いきや、実は時々ジャンキーなものも並んでいます。杉原さんも「たまに食べたくなるんですよね。」

袋菓子など一部ですが、食品棚の定番商品に関しては、実は全日食チェーンに入っているハイブリット方式スーパーなのは、あまり知られていません。

スギボー
出典:リビング札幌Web

すぎはらのキャラクター「スギボー」。札幌のアーティスト「K31」さんが作ったキャラクターで、杉原さんもお気に入りです。すぎはらのファンだったK31さんから「このお店のキャラクターを作りたい。」と提案があった時は、とても嬉しかったそうです。

豆
出典:リビング札幌Web

「フーズバラエティすぎはら」は、杉原さんが全て試食し、自信を持っておすすめする野菜と、こだわりの食料品が揃っています。是非、この年末年始はすぎはらさんで、食材を選んでみませんか?

年末年始の営業は、年末は12月31日午後3時まで、年始は1月5日から営業の予定です。最新情報は、ホームページをご覧下さい。

■フーズバラエティすぎはら 北海道札幌市中央区宮の森1条9丁目3-13 TEL 0120-202447(フリーダイヤル) FAX 011-641-4585 AM10:00〜PM7:00 定休日 日曜日(祝日不定休) https://www.f-sugihara.com/

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