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厚塗りファンデはもう卒業!「最低限の薄づきベースメイク」で美肌を手に入れるコツ

  • 2020.12.4
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乾燥が気になる冬、お肌の衣替えはもうできていますか? 特に乾燥する時期になると、カバー力が高いファンデーションや保湿力の高い厚めのファンデーションを全体に塗ってしまいがち。

ですが、そのようなファンデーションはお肌の乾燥を防いでくれるものの、広範囲に塗ると厚さが出てしまい、厚塗りに見えてしまったり、目まわりの小ジワやほうれい線にも繋がりやすくなってしまったりと、メイクトラブルの原因になることも。

そこで今回はメイクアップアーティストの小笠原彩さんに、最低限のベースメイクで“美肌見えするコツ”を教えてもらいました。

ベースメイクは隠せば隠すほどメイクトラブルが多発

たくさん隠せば隠すほど、ほかの悩みが出てきてしまうのがベースメイクの難しいところ。

筆者も乾燥を防いだり、目まわりのくすみやクマは隠したりしたいものの、目まわりの小ジワなどが気になるので、冬のベースメイクはいつも以上に気をつけています。厚みのあるベースメイクはその分シワなどに繋がってしまうので注意が必要です。

素肌のようなベースメイクを作るためには、塗る量に気をつけ、塗るべき部位と塗らなくてもいい部位を見極め、ピンポイントでのせることが大切。それだけで、素肌のような美肌に近づけることができますよ。

厚塗りを避けるために取り入れたいアイテム

ベースメイク
出典: hirost / PIXTA(ピクスタ)

最低限のベースメイクで美肌を手に入れるためには、ファンデーション以外のアイテムを的確に取り入れていくことが大切。ファンデーションだけで仕上げようとすると、想定以上にファンデーションの量を使うことになり、結果厚塗りに見えてしまったり、小ジワになってしまったり、とメイクトラブルにつながってしまいます。

カバーするべき箇所を見極め、そこに何を投入するべきかしっかりと判断してきましょう。

お悩み1:全体のくすみが気になる

広範囲のくすみが気になる場合は、まずは“肌色補正効果のある下地”を取り入れるのがおすすめ。ベージュやイエローなど、色味がついているものを取り入れましょう。

お悩み2:目周りのくすみ、クマが気になる

目のまわりは動く部分なので、リキッドタイプなどの柔らかいタイプのコンシーラーがおすすめ。クマの色味が強い場合は、部分用のコントロールカラーを取り入れてみましょう。

なるべく目のまわりは最低限のベースメイクで仕上げたいので、コントロールカラーやコンシーラーで隠してファンデーションは塗らないようにしましょう。

お悩み3:シミが気になる

地肌よりワントーン暗い色味の硬めのコンシーラーで、スポット的に隠すのがおすすめ。ファンデーションだけでシミを隠そうとすると何度も重ねないといけなくなってしまいます。

最後に気になるところがあればスポット的にコンシーラーを足すと、最低限の量でベースメイクを完成させることができます。

お悩み4:ニキビが気になる

炎症を起こしているもの以外はシミ同様にファンデーションではなく、硬めのコンシーラーでスポット的に隠していきましょう。

このように最低限の量で美肌に見せるためには、下地やコンシーラー、コントロールカラーなどで、ファンデーションのステップに入る前に整えておくのがおすすめ。必要なベースメイクアイテムを適宜取り入れていきましょう。

美肌見えベースメイクの塗り方

ベースメイク
出典: Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)

次にそれぞれのベースメイクアイテムをどのように、どの範囲まで塗っていくと、最低限のベースメイクで美肌見えになるのかチェックしていきましょう。

ファンデーションをお顔全体に塗るのはNG

全体にファンデーションを塗るのはNGです。ご自身のお顔の中で特に隠したい部分にだけファンデーションを塗り、隠さなくてもよさそうな部分には下地だけ、コンシーラーを部分使いだけ、など最低限で済ませるメリハリメイクがおすすめ。

下地のようなテクスチャーの軽いものを広範囲に塗って、ある程度隠した上でテクスチャーの厚いファンデーションやコンシーラーをのせると、仕上がりのベースメイクの厚さが変わり、最低限でもきれいなメイクに仕上がります。

個人差はあるものの、極端なことを言ってしまえば、大体の方は目まわり、鼻まわり、口まわりに少量くらいのファンデーションで足りる場合が多いです。特に鼻まわりはきちんと小鼻の脇までファンデーションを伸ばせているかどうかで、ベースメイクの出来が変わるので注意しましょう。

実際に最低限の量でベースメイクをしてみよう
下地
出典: a.otsuka / PIXTA(ピクスタ)

最初に下地でお顔全体の色味を均一になるよう、中心から伸ばしていきましょう。下地でくすみを押さえておくと、この後のベースメイクが少なくて済みます。

ファンデーション
出典: a.otsuka / PIXTA(ピクスタ)

次に目まわりはコントロールカラーやコンシーラーのみで仕上げ、ファンデーションは画像のようにお顔の中心にだけ置き、他の部分に伸ばしましょう。

必要最低限で仕上げたいので、必要ないと感じたら画像の量よりも少なくても問題ありません。

最後に隠しきれなかったシミやニキビがあればコンシーラーで隠していきます。

 

必要な箇所に必要なアイテムを取り入れて、不要な箇所には思い切ってファンデーションを塗らないと見極めていくことが、素肌のような美肌見えを叶えるコツです。

今一度、余計にベースメイクを乗せていないか、全体にベースメイクをのせていないかを確認し、必要最低限仕上げるベースメイク術にシフトしてみてはいかがでしょうか。

【画像】
※a.otsuka、hirost、Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)

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