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植木おじさんに聞く【12】スタイリッシュなボタニカル雑貨「ハーバリウム」を作ってみよう

  • 2020.12.4

何気ない日常を少しだけ特別なものにしてくれる、お花や植物。それは、通勤途中に見かける四季折々の花だったり、お祝いごとのブーケだったり、インテリアを彩る鉢植えや観葉植物だったり・・・。そんな植物たちから、今日も元気をもらいましょう! この連載では、お花や植物選びのコツ・育て方などを、園芸に造詣の深い植木おじさんことTさんに教えてもらいます。

今回は花や植物をガラス瓶に閉じ込めた「ハーバリウム」について。スタイリッシュなハーバリウムも、実は気軽に手作りできるボタニカル雑貨のひとつです。

ハーバリウムとは?

本来は植物標本という意味の「ハーバリウム(herbarium)」。国内で広く知られているハーバリウムは、ガラス瓶に乾燥した花や植物を入れて、専用オイルで閉じ込めたものが主流。お手入れすることなく、美しい状態のまま、花や植物を長く楽しむことができるアイテムです。

ガラス瓶に入ったハーバリウムのほか、ボールペンや印鑑に花や植物を閉じ込めた文具としてのハーバリウムなども。後者は少々細かい作業が必要になりますが、いずれも手作りできます。

ハーバリウムに必要な材料と作り方

【所要時間】30分程度

【用意するもの】

  • プリザーブドフラワー
  • フタ付きのガラス瓶
  • ハーバリウム専用オイル
  • ハサミ
  • ピンセット
  • トレイまたはお皿

※専用オイルはシリコン、ミネラルどちらでも。プリザーブドフラワー以外にも、ドライフラワーやドライハーブ、果実に木の実、造花などを使っても。

【作り方】

1. ガラス瓶は洗って乾かしておく。十分に消毒しないとカビ発生の原因に。

2.トレイまたはお皿にプリザーブドフラワーを並べる。

3. 瓶内におさまるよう、プリザーブドフラワーの枝などをハサミで切る。

4. バランスよく配置後、ゆっくりとオイルを注ぎフタを閉める。

作るときのポイント

植木おじさん、ガーデニング、いやし、ハーバリウム 、植物、花、園芸

食欲の秋をテーマに、乾燥オレンジやシナモンなどをアレンジしてみました

©︎sweetsholic

材料をそろえる段階からテーマを決めたり、全体の色合いを考えるなど、仕上がりをイメージしておくと作りやすいと思います。春なら桜の花びらを使ってみたり、夏なら涼しげなパステルカラー系統の花でまとめたりと、季節感を取り入れても。

「オイルを注いだあとは配置を変えられないため、ガラス瓶のなかに花や植物を入れる際は慎重に。ピンセットを使って花が壊れないよう優しく取り扱いましょう」(Tさん)。とはいえ、ガラス瓶に花や植物を入れて、オイルを注ぐだけなので、本当にカンタン。失敗することはないと思いますよ!

一度作れば、お手入れ要らずのハーバリウム。長く楽しむためのコツは「直射日光により色褪せ・色落ちが早まってしまうため、なるべく直射日光が当たらない場所に設置してくださいね」(Tさん)とのことです。

必要な材料はここで買える

楽天やアマゾンなどの通販サイト、100円ショップなど。花材通販の「はなどんや」では、ハーバリウム素材はもちろん、花材全般をリーズナブルな価格で取り扱っています。

自宅のインテリアに、あるいはお世話になった人への贈り物に。みなさんも手作りしてみませんか?

植木おじさん(Tさん)・・・ガーデニング&家庭菜園を始めて早30年。都内にある自宅にはガーデニングスペースのみならず、温室も併設、蘭の栽培が得意。愛読書は『趣味の園芸』と『趣味の園芸 やさいの時間』。お花と野菜のことならお任せあれ!

[Photos by Shutterstock.com]

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