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京都御所の見どころはこれで確認♪歴史や自然を感じる楽しみ方をご紹介

  • 2020.11.30
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京都御所のおすすめの見どころをご紹介!

京都の観光スポットとして人気の高い『京都御所』。

2016年からは事前申し込み不要で休止日以外は通年参観可となり、より気軽に京都御所内を見学できるようになりました。

格式の高い厳かな建物や四季折々の自然に触れられる整然とした庭園など、京都御所にはおすすめの見どころがたくさんあります。

こちらの記事ではそんな京都御所のおすすめの見どころをご紹介していきますので、ぜひ参考にご覧ください。

京都御所とは?

広大な敷地を誇る『京都御所』
京都御所
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所

京都御苑の一画に立てられた京都御所は、南北約450m×東西約250mの築地塀に囲まれた広大な敷地を誇る天皇のかつてのお住まいです。

天皇が日常の生活を送るための「清涼殿」や「御常御殿」、重要で伝統的な儀式が執り行われた格式の高い正殿「紫宸殿」、儀式や会議などが行われた「小御所」、和歌の会や歌合せなどが行われた「御学問所」など、京都御所には様々な用途で使われた建物が集まっています。

多くの歴史が詰まった厳かな空間である京都御所。観光地としても人気の高いおすすめスポットです。

京都御所の歴史
京都御所2
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所2

京都御所はかつての天皇のお住まいで、794年に桓武天皇が京都に遷都されたのが始まりです。

現在の京都御所は1392年に正式な皇居となり、それまでは1.7キロ西の千本通り沿いにあったといわれています。

幾度も火災に遭いながらもそのたびに再建が繰り返し行われ、1869年に明治天皇が東京へ移られるまでのおよそ500年間にわたり歴代の天皇のお住まいとして使用されていました。

再建や増築、敷地の拡大が行われ、現在の建物のほとんどは1855年に再建されたものといわれています。

京都御所の見学方法
京都御所3
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所3

京都御所は2016年以降、月曜日(祝日にあたる場合は翌日)や年末年始などの休止日を除き、事前申し込み不要で通年一般公開されるようになりました。

見学できる時間は9:00から16:00まで(入門は15:20まで)。夜間参観は行われていません。

京都御所内は大変広く、見学するために必要な所要時間は1時間ほどと言われています。

見どころを存分に堪能するためにも、時間にゆとりをもって行かれることをおすすめしますよ。

京都御所へのアクセス
京都御所4
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所4

京都御所へのアクセス【電車】

電車で行かれる場合は、京都市営地下鉄烏丸線の「今出川駅」が最寄り駅となります。

今川駅の3番出口から南方向へ歩き、徒歩約5分ほどで京都御所へ到着します。

京都御所へのアクセス【バス】

バスで行かれる場合は、市バス「烏丸今出川」のバス停が最寄りとなります。

こちらも京都御所までバス停から歩いて5分ほどで到着です。

京都御所の楽しみ方

京都御所の楽しみ方【美しい庭園】
京都御所5
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所5

京都御所の見どころのひとつが、四季折々の自然に触れられる美しい庭園の数々です。

季節ごとに違った表情を見せてくれる、京都御所の美しい庭園。

季節の移ろいを五感を使って感じられますので、歴史に詳しくない方や歴史が苦手といった方でも充分に京都御所の魅力に触れられるおすすめの観光スポットでもあります。

後半では京都御所の季節別の見どころや楽しみ方もご紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

京都御所の楽しみ方【天皇のお住まい】
京都御所6
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所6

京都御所ではかつての天皇のお住まいであり、日常の生活の場とされた「清涼殿」や「御常御殿」の拝観もできます。

こちらも京都御所の見どころや楽しみ方のひとつとして、また貴重な経験としてもおすすめなのですが、残念ながら「清涼殿」は現在30年に1度行われるという檜皮葺きの葺き替え中。

工事に伴い建物が素屋根に覆われてしまうため、清涼殿の見学を希望される方は工事が終わる令和4年3月以降に京都御所へ行かれることをおすすめします。

京都御所の楽しみ方【参観ツアー】
京都御所7
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所7

京都御所の楽しみ方としておすすめなのが、参観ツアーへの申し込み。

京都御所の見どころを効率よく回りたいという方や、宮内庁職員のガイド付きで京都御所の見どころをしっかり堪能したいといった方におすすめです。

事前予約不要で無料なうえ、中国語や英語に対応したツアーもありますので、国内の観光客だけでなく、海外からの観光客にも人気がありますよ。

※現在コロナウィルスの影響により、参観ツアーへの申し込みは当面中止されています。

再開時期は未定となっていますので、HPをご参照ください。

京都御所の楽しみ方【バードバス】
京都御所8
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所8

バードバスとは、鳥たちが水を浴びたり飲んだりできるよう人工的に作られた水たまりのことです。

京都御所を取り囲む自然豊かな京都御苑は多くの野鳥を観察できるバードウォッチングスポットとしても人気が高く、京都御所内でもイカルやメジロ、アトリなどの野鳥を観察できます。

野鳥がバードバスで水浴びをしている姿はとても可愛らしく癒され、京都御所での一味違った見どころ、楽しみ方としてもおすすめです。

京都御所の見どころ《庭園》

京都御所おすすめの見どころ「御池庭」
京都御所9
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所9

京都御所の御池庭は、江戸時代の初めに作庭された池泉回遊式庭園です。

その名の通り池を中心とした庭園で、対岸に植えられた樹木や青空が池の水面に映る眺めは美しく、京都御所のおすすめの見どころのひとつとして挙げられます。

また小御所と御学問所の前に掛けられた欅橋も見どころのひとつで、京都御所で最も有名な橋と言われています。

静謐で優美な橋の眺めに思わずうっとりとすることでしょう。

京都御所おすすめの見どころ「蹴鞠の庭」
京都御所10
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所10

京都御所の小御所と御学問所の間にある四角い庭園「蹴鞠の庭」。

この蹴鞠の庭では、何人かの貴族がかつて鹿の革で作られた空洞の鞠を落とさないように蹴るという遊びが行われていたのだそうです。

御学問所からは、この庭で行われていた蹴鞠の催しを天皇がご覧になっていたという記録も残っているのだとか。

現在は春興殿前広場などで蹴鞠の催しをイベント時に見学できます。

こちらもまた京都御所の見どころとしておすすめですよ。

京都御所おすすめの見どころ「御内庭」
京都御所11
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所11

京都御所の御常御殿の前に広がる庭園が「御内庭」。

優美な土橋や豪快な石橋の下には水が流れているのですが、その水はとても清らかで美しく、曲線を描きながら御池庭へと流れていきます。

庭園の奥にあるのは、地震の際に避難できるよう安政地震のときに建てられた泉殿という建物。

ぜひ庭園見学の際に併せて見てみてくださいね。

京都御所の見どころ《紫宸殿》

紫宸殿おすすめの見どころ「高御座」
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出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所12

京都御所のおすすめの見どころとして真っ先に挙げられるのが、京都御所の正殿「紫宸殿」。

紫宸殿の中央には、高御座と御帳台が並んでいます。

2019年天皇の即位の儀式でも使用された玉座で、儀式後に京都御所で一般公開されたことでも話題になりました。

伝統工芸の技を駆使して作られた高御座は、高さ6m重さ8トン。

その豪華な造りをぜひ実際に見学されてみてはいかがでしょうか。

紫宸殿おすすめの見どころ「賢聖障子」
京都御所13
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所13

紫宸殿で見学できるのは高御座や御帳台だけではありません。

「賢聖障子」も京都御所の見どころのひとつとしておすすめです。

賢聖障子とは、賢人や聖人を描いた紫宸殿の母屋と北庇を仕切る9面の障子のこと。

現在紫宸殿に立てられているのは昭和40年代に制作された模写ではありますが、仁孝天皇以降歴代の天皇の即位を実際の賢聖障子は見守ってきています。

賢聖障子は、その雰囲気を肌で体感できる紫宸殿のおすすめの見どころのひとつです。

《季節別》京都御所の見どころ

京都御所の春の見どころ【桜】
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出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所14

京都御苑や京都御所では、春の季節には様々な種類の桜を堪能できます。

紫宸殿の前に咲き誇るのは、左近の桜。庭園にもぱっと春めくピンクの華やぎが添えられて、京都御所の中は上品に桜で彩られます。

また京都御所のある京都御苑は、桜の名所としても有名。

近衛のしだれ桜や清所門前の車還桜、出水のしだれ桜など、おすすめの見どころがたくさんありますので、ぜひ併せて見学することをおすすめします。

京都御所の夏の見どころ【鮮やかな新緑】
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出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所15

京都御所は夏の季節になると、鮮やかな新緑で彩られます。

また京都御所を取りまく京都御苑では、透き通るように青々とした青紅葉が見頃を迎えます。

京都の夏の暑さを忘れさせてくれる、清々しい緑に囲まれた京都御所。

京都御所の庭園に流れる水のせせらぎの音もまた涼を誘います。

夏の京都の涼を感じられる観光スポットとしても見どころが多くおすすめですよ。

京都御所の秋の見どころ【紅葉】
京都御所16
出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所16

京都御所の秋の見どころといえばやっぱり紅葉。

11月下旬頃から12月中旬頃の季節が、京都御所の紅葉の見頃と言われています。

京都御所の格式の高い建物を紅葉が囲む景色は美しく、秋の季節ならではの風情を感じられます。

春と同じく、秋の京都御苑も美しい紅葉で彩られ、多くの人々で賑わいます。

出水の小川や閑院宮邸跡、拾翠亭九條池など、京都御苑にもおすすめの見どころが多いので、ぜひ見学してみてくださいね。

京都御所の冬の見どころ【雪景色】
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出典:https://www.shutterstock.com/(外部リンク)京都御所17

冬の季節になると京都では雪が降ることもあり、京都御所でもうっすらと白く雪が積もることがあります。

格式の高い京都御所の建物や庭園にうっすらと白く雪が積もった景色はなんとも幻想的で、冬のおすすめの見どころとしても挙げられます。

また、まだ寒い冬のうちから徐々に桜も咲きはじめます。

雪が降る中ひっそりと、しかし力強く咲く桜の花もまた、京都御所の冬の隠れた見どころとしておすすめですよ。

京都御所のおすすめの見どころまとめ

京都御所のおすすめの見どころや楽しみ方をご紹介してきました。

格式が高く厳かな雰囲気が漂う京都御所ですが、事前予約不要で休止日以外は無料でいつでも気軽に参観できます。

京都御所の正殿である紫宸殿をはじめ、季節の移ろいを肌で感じられる庭園など多くの見どころがある京都御所。

歴史に興味のある方はもちろん、あまり知識のない方でも楽しめますので、ぜひ京都へ行かれた際は立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

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