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クリスマスの夜に「泊まれる演劇」の新作上演。オンライン没入型演劇で気付く新しいコミュニケーションのカタチ

  • 2020.11.28
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ホテルの建物を舞台に繰り広げられる演劇を鑑賞する新感覚ナイトエンターテインメント「泊まれる演劇」。その新作「ANOTHER DOOR -ホーリーシーズン-」が、12月15日(火)〜23日(水)にオンライン上で開催される。今回は「愛とはなにか」をテーマに、大切な人とのコミュニケーションを再確認できる内容に仕上げられている。物語としても、鑑賞方法としても新たな試みを続ける「泊まれる演劇」に、手のひらで転がされながら楽しみたい。どっぷり没入して、新しい時代のエンターテイメントを盛り上げよう。

演劇の世界に入り込める仕掛け

大阪と京都にあるブティックホテル「HOTEL SHE,」が企画する「泊まれる演劇」。今年5月の初公演を皮切りに4公演が実施され、チケットが即完するなど多くの注目を集めている。その大きな理由は、「イマーシブシアター(没入型演劇)」を採用したこと。観ている視聴者自身に役割が与えられるシーンもあり、客席とステージの境界線を感じることなく、演劇の世界に入り込むことができるのだ。

この度、公開される新作の「ANOTHER DOOR -ホーリーシーズン-」は、「愛とはなにか」をテーマに8人の男女が幸せなクリスマスを求めてさまざまな物語を繰り広げる内容になっている。すべてのシーンは実際のホテルから生配信され、8つの室内で同時多発的に物語が進行。登場人物はリアルタイムでホテル内を移動し、視聴者はzoomミーティングを変更することで、客室を自由に行き来することができる。誰を見るか、どのルートで見るかによって、得られる体験が変わっていくという仕掛けだ。ホテルの部屋を覗き見するようなドキドキ感に加えて、過去の上演同様、想像を超えたストーリー展開は興奮必至。見終わった後もどっぷり余韻に浸ってしまうはずだ。舞台となる神奈川県平塚市にある「ミスモーガンホテル」の内装もおしゃれなので、インテリアの参考としても楽しめる。

前作を見逃した人は再演もチェック

さらに、今夏に公開された前作「ANOTHER DOOR」も、12月4日(金)~6日(日)、11日(金)~13日(日)に再演されることが決定。「見逃してしまった……」「新作を観る前に観ておきたい」という人はチェックしておきたい。

想像を超えるさまざまな出来事があった2020年。人と人との交流が希薄になってしまった今だからこそ、この演劇を通じて“新たなコミュニケーション”に気付けるはず。今年のクリスマスをいい気持ちで過ごすためにもぜひ鑑賞してみてはいかがだろう。

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