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「これを見ながらの通勤は過酷」 山手線に本物の羽毛ふとんを使った広告が登場→なぜ?メーカーの狙いを聞いた

  • 2020.11.28
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山手線の電車に飛び乗ったら、そこに羽毛ふとんが吊り下げられていた......と、いまツイッターで話題になっている。まさか?と思う読者は、こちらの写真をご覧いただこう。

間違いない、寝具メーカー・西川の羽毛ふとんの広告のようだ。

電車内通路を横断するように吊り下げられた、「中吊り」などと呼ばれる形式の広告である。乗客の目に入りやすい場所で、「新しい羽毛はちがうね。」というキャッチコピーと共に、「端から端まで羽毛がパンパンですね」という言葉も見える。

ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。

「これ見ながらの通勤は過酷」
「外して、寝てしまいそうですよね」
「これに抱きついて ぶら下がったまま寝る」
「これが新時代の寝台列車ですか」

いったい、これはどういう企画なのだろうか? 2020年11月27日、Jタウンネット記者は西川に取材した。

本物の羽毛が入っている

Jタウンネット記者の電話取材に応じたのは、西川の営業統括部の担当者だった。

この羽毛ふとんは、山手線を走行中の「西川ドリームトレイン」というラッピング車両の中に下がっているという。「本物の羽毛が入っているのですか?」と聞くと......

「言葉ではなかなか羽毛ふとんの魅力が伝わらないので、販売しているものと同じ本物のダウンを入れています。働いている方に、癒やされる気持ちになってもらえればいいなと思っています」

と、答えた。販売されている羽毛ふとんを、実際の広告の寸法に裁断して、縫い合わせたようなものとのこと。

「コロナ禍にあって、不安な日々を過ごされていると思いますが、質の高い睡眠は免疫力のアップにもつながると思いますので、この機会に西川の羽毛ふとんを知っていただき、質の高い睡眠をとっていただきたいと思います」

「西川ドリームトレイン」には、フィギュアスケートの羽生結弦選手ら、西川の契約スポーツ選手や女優の広告も登場しており、そちらのファンの間でも話題となっている。

「西川ドリームトレイン」の運行は、11月30日まで。「運行期間は予定であり、変更になる場合がございます。また編成や運行情報について、鉄道会社や駅係員へのお問合せはご遠慮ください」と、担当者は語った。

羽毛ふとんや羽生選手の広告をひと目見たいと思った読者も、どうか落ち着いて行動して、質の高い睡眠をとり、コロナ禍を乗り切っていただきたい。

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