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芸術の秋、プチ遠出して美術館をはしご!【 Creation Column by michu 】

  • 2020.11.26

 

先日、 『モネとマティス―もうひとつの楽園』 を観に、箱根のポーラ美術館へ行って来ました。

 

コロナの影響で開催期間が延びていたのでしばらく余裕があるような気がしていましたが、気がついた時には終了まで2週間を切っており、、翌朝早くに電車へ乗り込んだのでした。

 

方向音痴の私も今やiphoneさえあれば、さほど迷う事もなくすんなり乗り継ぎ現地へ到着。
ほんとに便利な世の中になったなぁなどと思いながら、憧れのポーラ美術館へ・・・。

 

芸術の秋、プチ遠出して美術館をはしご!【 Creation Column by michu 】
出典 FUDGE.jp

 

モネとマティスは、私の2大大好き画家なんです。

そして今回は『楽園』がテーマ。2人に共通する『楽園』とは・・・・。

 

 

芸術の秋、プチ遠出して美術館をはしご!【 Creation Column by michu 】
出典 FUDGE.jp

 

モネのあまりにも有名な睡蓮の絵は、モネ自身が池の水を入れ替え、庭師を雇い、睡蓮の花を取り寄せ、柳の木を植えこみ…と、絵を描くために人工的に作った池だそう。

庭をいつもキレイに手入れし、いつも同じ位置に睡蓮をキープさせするように、庭師は住み込みで雇われていたようです。

ここがまさにモネの『楽園』。

 

 

柔らかいタッチや淡い色使いの印象派モネの作品をいくつも堪能している中、
暗い黒っぽい絵と燃えるような赤い絵が2枚並んでいるところがありました。

それは、モネが白内障になる直前と直後の絵でした。

 

モネが視力を失いかけ苦悩している心の内が伝わってくるようで、そんな中でもキャンパスの前で筆を持ち続けるモネが脳裏に現れ、思わず涙が出そうに。

 

芸術の秋、プチ遠出して美術館をはしご!【 Creation Column by michu 】
出典 FUDGE.jp

 

マティスの油絵の特徴は、深い色彩で温かみがあることに加え、遠近法が使ってない平面の絵であること。

 

平面ということは、長年好きな画家だったにもかかわらず、実は気づいていなくて。海外へ旅行に行った際も、マティスの絵を観に美術館へ足を運んだりしていたのに…

家具も壁紙の模様も全部、キャンバスの縦横と平行に描かれてる。今回それが分かった時、マティスにもう一歩近づけた気がしました。

 

 

 

2大巨匠の絵を一通り堪能した後は、 常設でルネ・ラリックの香水瓶や、
ルノワール、ゴッホ、ピカソ、シャガールの絵なども。

 

芸術の秋、プチ遠出して美術館をはしご!【 Creation Column by michu 】
出典 FUDGE.jp

 

その後、ポーラ美術館からバスですぐ近くの『星の王子さまミュージアム』にも足を延ばしました。

 

星の王子さまも大好きな物語。

もし興味があったら見てほしいんですが、あっちゃん(中田敦彦)のYouTube大学の「星の王子さま編 前編/後編」は、あっちゃんのラストの解説が泣けるんです!

今まではサラ〜っと読んでいたので、この解説には目から鱗!でした。

 

芸術の秋、プチ遠出して美術館をはしご!【 Creation Column by michu 】
出典 FUDGE.jp

 

物語のラストを思いながら 、サン・テグジュペリの哲学を通して見つめる王子さまは何か感慨深い。

 

芸術の秋、プチ遠出して美術館をはしご!【 Creation Column by michu 】
出典 FUDGE.jp

 

そして、星の王子さまと言えば ”薔薇” ですね。

バラ園には美しいバラが咲いていました。

 

芸術の秋、プチ遠出して美術館をはしご!【 Creation Column by michu 】
出典 FUDGE.jp

 

 

家にはたんまり仕事が待っていたので、昼過ぎには帰路に。

 

モネとマティスに呼ばれて行った箱根は、仕事の手を止めてでも本当に行って良かったなぁと、心から思えるプチ旅行でした。

私もこれから自分の楽園作りに励みます。
皆さまも、ぜひとっておきのステキな楽園を作ってくださいね!

 

それではまた!

 

 

 

text:michu (MICHU COQUETTE designer)

芸術の秋、プチ遠出して美術館をはしご!【 Creation Column by michu 】
出典 FUDGE.jp

50’s vintageカボションを使った「vintage×modernスタイル」のアクセサリーや小物などを展開するMICHU COQUETTEのデザイナー。 大事なのは、日常に溶け込んだときめき。MICHU COQUETTEのアイテムににそう感じてもらえるよう、cuteでcoquettishな作品作りを心掛けています。

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