山手線全駅でアートと音楽のフェスティバル開催。いつもの通勤時間をアートで満たそう

いつもの通勤時間、お気に入りの動画やSNSを楽しむのもいいけれど、今週だけは思いがけないワクワクを楽しんでみてはいかがだろう。ただ今11月30日（月）までの期間限定で、山手線の全30の駅とその周辺施設、オンラインでアートと音楽のフェスティバル『HAND！in Yamanote Line‐山手線でアートと音楽を楽しむ15日間‐』が開催中だ。

いつもの風景をアートに変える

東京の中心地を走るJR山手線。通勤、通学、そして遊びにいく時など、いつも何気なく乗っているこの電車で、現在、期間限定の最高のフェスティバルが始まっている。

イベントを主催する「東京感動線」は、“東京の、ちょっとだけ未来の景色”をキャッチコピーに掲げるJR東日本のプロジェクト。山手線を起点に駅・まち・人をつなぎ、沿線の多様な個性を引き出し、心豊かな都市生活空間の創造を目指している。
今回開催している『HAND！in Yamanote Line‐山手線でアートと音楽を楽しむ15日間‐』では、山手線の各駅に、駅の通常ポスターやパネルの代わりに、OVERALLSのアートワークなどたくさんの見どころを設置。参加したイベントにはハッシュタグ「#東京感動線HAND」を付けてSNSに投稿してもらうことで、より多くの山手線利用者とイベントを分かち合える仕組みを提案している。

いつも通り過ぎる駅にも降りたくなるアートが満載

山手線内30の駅で、イベントやアート作品の設置など、魅力あふれる企画を多数予定。

例えば、秋葉原駅と池袋駅では、『LovePiano』プロジェクトを実施。11月21日（土）から29日（日）の期間中、駅に置かれたカラフルなピアノを誰でも自由に弾くことができる。弾き方が分からなくても大丈夫、譲り合って演奏にチャレンジしよう。

高田馬場駅では、11月16日（月）から12月25日（金）まで、edenworks代表のフラワーアーティスト・篠崎恵美による花のインスタレーションを展示していたり、西日暮里駅では、来年4月、駅の誕生50周年を迎えることを記念し、家族向けの無料工芸ワークショップを開催する(11月28日（土）予定)など、各駅で個性豊かなイベントや作品の展示が楽しめる。

さらに最終日には、東京駅で、山手線一周ライブペインティングプロジェクト「ART LOOP TOKYO」フィナーレイベントを実施。山手線３０駅で描かれたアートが、東京駅に集結する。アートカンパニー「OVER ALLs」によるライブペイントも行われるというが、当日はどんな仕掛けが隠されているのか見逃せない。

残念ながら現地に出向けない人も、オンラインで楽しめるというからご安心を。公式ウェブサイトでは11月16日（月）から、歴史的な旧原宿駅をはじめ、山手線の各駅とその周辺地域の写真展を開催中だ。
本展タイトル「HAND」は、「Have a Nice Day」の略。いつも降りない駅にこそ、新しい何かが待っているかもしれない。音楽、アート、オンライン…多彩な表現で楽しませてくれる山手線に乗って、東京の街とカルチャーの楽しさを再発見する1日を過ごそう。