ロエベ、ケン・プライスを題材にしたカプセルコレクション。

2020.11.21
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ロエベ旗艦店のカーサロエベ東京は、去る11月16日に1周年を迎え、同時にアメリカ人芸術家のケン・プライスにインスパイアされたクリスマスカプセルコレクションをローンチ。

モチーフはイースター島。左：「バルーン」バッグ（W21.5×H31×D16cm）￥338,800 右奥：「バンブーバケット」バッグ（W25×H21×D14.5cm）￥261,800 右：「パズルスモール」バッグ（W24×H16×D10.5cm）￥396,000/以上ロエベ（ロエベジャパンクライアントサービス）

ケン・プライスは、1930年代に生まれ、1960年代にアメリカ国内での名声を確立。彼は素材としての粘土（クレイ）に傾倒し、彼による明るい色使いの小さなセラミック彫刻には、メキシコの土器に対する敬意、伝統的な民族陶器、そしてバウハウス的なクラフトと美術の融合が見られる。ジョナサン・アンダーソンがとくにインスピレーションを受けたのは、1980年代初頭にニューポートビーチにあるレストラン「La Palme」の依頼でケン・プライスが制作した、20枚のユニークな手描きのセラミックプレートだ。

今回のコレクションでは、「ヤシの木」「イースター島」「LAシリーズ」そして「Happy’s Curios」展で使用されたモチーフを取り入れている。その手法は、プリント、総プリント、マルケトリー（レザー象嵌）が用いられ、衣類のみならずレザー小物にもあしらわれて。服は、ゆったりとしたボリューム感や、ロサンゼルスならではの気楽さを表現したクロップトキュロットパンツなど、楽しさとリラックス感溢れるものになっている。ケン・プライスのカラフルな絵画は、シルクシャツやスエット、Tシャツだけでなく、ウォッシュ加工のデニムパンツやドローストリングスカート、シャツにもプリントされて。カシミヤカーディガンなどのニットでは、モチーフをインターシャで再現。また、バッグ類にあしらわれているモチーフは、高度な技術を要するマルケトリーで表現されている。