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かわいい和紙専門店がオープン♪創業200年の「榛原」

  • 2015.5.26
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1806(文化3)年の創業以来、東京・日本橋で愛されてきた和紙専門店「榛原(はいばら)」。江戸の町で人気を博した昔ながらの和紙やレトロなデザインの千代紙を使ったグッズなど、和紙の魅力がたっぷり詰まったお店です。

和紙のある暮らしを伝えるお店です

地下鉄銀座線日本橋駅B6出口直結の新名所「東京日本橋タワー」。日本橋交差点角に誕生した地上35階建ての超高層ビル敷地内の広場に、日本橋の老舗和紙店「榛原」が移転し、5/20(水)に新たにオープンしました。

「榛原」の始まりは江戸時代末期。初代・中村佐助が売り出した和紙「雁皮紙(がんぴし)」が、なめらかな紙質で文字がうまく書けると江戸中で評判となり、一世を風靡しました。それから今に至るまで“和紙のある暮らし”をテーマに、自社の和紙はもちろん、2014年にユネスコ無形文化遺産に登録された岐阜県の本美濃紙、島根県の石州半紙、埼玉県の細川紙といった日本各地の上質な和紙を扱うほか、和紙を使った便箋や和小物などを販売しています。

生活に取り入れたい素敵な和紙アイテム

「雁皮紙」に続き人気を集めたアイテムが「榛原千代紙」。美人画で有名な大正ロマンを代表する画家・竹久夢二をはじめ、明治から昭和に活躍した作家が原画をデザインしたものが多数あります。色彩や構図がレトロで懐かしいのに、どこか斬新さも感じさせてくれます。明治時代には日英文物交換のためイギリスに送られ、日本文化を西欧に広めることにもひと役買ったそうですよ。

おすすめは「榛原千代紙」を用いたうちわ「柄長小町」(各1620円)。日本の風景の美しさが伝わる桜のモチーフや、明治期の画家・梶田半古が日本の四季の花を描いた貴重な原画の復刻版など、色とりどりのうちわがそろっています。暑くなるこれからの時期に持っていたら、注目を集めそうですね。

こちらは2012年にグッドデザイン賞を受賞した「ちいさい蛇腹便箋 貝」(540円)。じゃばらに折られた和紙の各折り目にミシン目が入っていて、好きなところで切り取ることができるという画期的な便箋です。1枚につき3行ほど書くことができ、淡い緑と黄色で貝殻が描かれた背景が夏を感じさせてくれます。

東京日本橋店限定の商品もあります

ここでしか買うことができない、日本橋店限定アイテムの和紙テープ「榛原WASHI TAPE 東京日本橋(夜)/(昼)」(各680円)も見逃せません。日本橋をモチーフに昼と夜を描いています。

「榛原WASHI TAPE 色硝子 赤」(432円)は、榛原千代紙のなかでも人気の高いデザインを用いて作られた定番アイテム。封筒や紙袋を留めるときに使うと、ちょっと粋な感じになります。

このほかにも小箱やノートなど、日常に取り入れられる素敵なデザインのアイテムがたくさんそろっています。改めて和紙の魅力を感じられるお店に、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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