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ウェブサイト以上、展覧会未満。明日ちょっと誰かに語りたくなるアートに出会える「ARTRANDOM」

  • 2020.11.12
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世界中のアートを観たくても出かけるのが難しい時代に、「アートなものならなんでもあり」をコンセプトに作られたウェブサイト「ARTRANDOM」が誕生した。発行人は、雑誌『BRUTUS(ブルータス)』や『POPEYE(ポパイ)』の海外特派員を務め、90年代をニューヨークで過ごした田辺良太。田辺は、2000年以降は東京でアートイベントの企画に関わり、世界のアートコンサルタントとしてアートフェアを巡ってきた。彼の琴線に触れるモノ、コト、人が揃った、”なんでもあり”のウェブサイトを覗いてみよう。

話題のアートに触れて、ちょっと詳しくなれるウェブサイト

新型コロナウイルスにより、展覧会の中止・延期や入場制限など大きな影響を受けているアート業界。大規模展覧会のみならず、芸術祭、アートイベント、ワークショップ…など、私たちが制限された地域を超えた活発な移動や交流は、近年のアートがその原動力としてきたものでもあった。

今回開設された「ARTRANDOM」は、「アートなもの」に囲まれて少しでも楽しく過ごしたい、気になるアートについてちょっと語れるようになりたい、そんな願いを叶えるウェブサイトだ。

サイトは、「アートなもの」を毎週更新する『BROWSE』のほか、海外のアートフェアや国内ギャラリーを紹介するコラム『VISIT』、ゲストを招きインタビューを行う『COLLECTOR』など5つのテーマで構成されている。
今回は『COLLECTOR』初回ゲストとして、藤井フミヤと本木雅弘が登場。田辺とのざっくばらんなトークから、藤井フミヤと本木雅弘それぞれが、アートへの造詣が非常に深いことが読み取れて興味深い。

多方面からの「Guest Exhibitor」を招待

ほかにも、オープニング企画として、フォトグラファーの新田桂一が特別に写真作品を提供。エディションのない1枚プリントのAP(ARTIST PROOF)10種類を額に入れて販売する。

新田桂一 作品イメージHarumari Inc.

また『BROWSE』ページでは、多方面から「Guest Exhibitor」を招き、さまざまなアートなものを毎週末更新予定。ゲストの候補には、日本における現代アートギャラリーの第一人者・小山登美夫、アートブックショップのCOW BOOKS、ファッションデザイナーの小林節正の名が挙がっているというから、アートファンにはたまらない人選だ。

アートを見て、知って、買うこともできる「ARTRANDOM」。ただただぼんやり眺めているだけでも、アートに触れた気分を楽しめるが、ちょっとした情報や知識を得られるのが嬉しい。展覧会に出かけてどっぷりアートに触れるまでもなく、明日誰かにちょっと話したくなるようなインプットはこちらで。新しい生活様式の中で、今最も新しいアートを感じられるのはこのサイトかもしれない。

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