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家庭のエース野菜! 健康にいい“玉ねぎ”の5大成分と効能

  • 2015.5.22
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【女性からのご相談】

最近、玉ねぎが高血圧や糖尿病に効果があるというのをテレビなどで見かけるのですが、玉ねぎのどんな成分が効くのでしょうか? 簡単に教えてください!

●A. 玉ねぎの主な健康成分は5つあります。

こんにちは。フリーライターの鈴木ハナコです。

「玉ねぎは健康にいい」と時折話題になりますが、何が効くのかと聞かれると難しいですよね。以下で玉ねぎの5大成分と効用について簡単にご説明します。

●玉ねぎの5大成分

●(1)高い抗酸化力! ケルセチン

ケルセチンは玉ねぎに含まれるポリフェノールの一種で体内の細胞や組織を守ってくれる効果があります。動脈硬化や生活習慣病の予防、発がん抑制、抗アレルギーなどのたくさんの効用があります。

●(2)おなかの調子を整えるオリゴ糖

加熱された玉ねぎの甘さはこのオリゴ糖によるものです。オリゴ糖は腸内環境を整える善玉菌のエサとなって善玉菌を増やす働きがあります。主には便秘の予防、解消に役立ちます。

●(3)血液をサラサラに! 硫化アリル

硫化アリルは玉ねぎの強い刺激とニオイのもとです。血栓の生成を抑制するので高血圧に効果的に作用します。そのほか、動脈硬化や疲労回復にも効果が期待できます。

●(4)血糖値を下げるグルコキニン

グルコキニンには血糖値を下げる働きがあり、糖尿病予防に効果があることが証明されています。水溶性で熱に強いので調理をしても効能が変わらないのもうれしい特徴です。

●(5)塩分取りすぎを抑制! カリウム

カリウムには塩分の取りすぎなどで増えたナトリウムを排出する働きがあり、ミネラルバランスを整えてくれます。これは高血圧の改善に役立ちます。

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いかがでしたか。必ずご家庭にあると言っても過言ではない玉ねぎ。特に注目したい薬効成分であるケルセチンは、加熱しても効能が失われないため気軽に料理に取り入れられて健康維持に役立ちそうですね!

【参考文献】

・『村上祥子の病気にならないぞ! 噂のたまねぎクッキング』村上祥子・著

●ライター/鈴木ハナコ(歯科衛生士)

幼い時から医師や歯科医師などの医療関係者に囲まれて育ち、反発したものの大学卒業後自身も結局医療関係職に就く。本職の傍ら医療分野のコラムを執筆。現在結婚し、これまた医療関係職の夫と2児と暮らす、母親業と子どものことはわからないことだらけながらも日々奮闘中。気になったらとことん調べたいという性格が影響するためか、調べ始めたら止まらない。専門家へのインタビューも積極的にこなします! “キチンと知りたい”をモットーに取材、執筆活動中。趣味はお手軽アウトドア。

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