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「障害ではなく才能」難聴の女性が伝えたいメッセージ

  • 2020.11.5
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ミス・ティーンUSA2020のジョージア州代表に選ばれた、シェイラ・ジャクソンさん(18歳)。先日、幼い頃から患っている難聴について語り、ポジティブなメッセージを発信した。

3歳のときに聴覚障害と診断され、人生のほとんどを補聴器をつけて過ごしてきたというシェイラさん。これまで難聴と共に生きてきた彼女は、それが自身の夢の実現を妨げることはなかったと『PEOPLE』誌に語った。

「私の難聴は、障害ではなく才能です。こういったことを、“障害”という言葉で表現しなければならないのは嫌ですね。たとえ障害を持っていたとしても、自分がやりたいことの妨げにはならないからです」
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So happy to be a part of this family💫

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11月7日(現地時間)に、米テネシー州メンフィスで開催される「ミス・ティーンUSA 2020」に出場するシェイラさん。彼女は、大きな舞台で自分の話を共有することによって、悩みを抱える人々を勇気づけるだけでなく、“障害”という言葉の使い方を変えるきっかけになってほしいと願っているという。

また現在は、自信を持つことができているという彼女だけど、補聴器をつけ始めた子どもの頃はそうではなかったことを告白。

「誰も私と一緒に遊んだり、グループプロジェクトも一緒に取り組んでくれなかったので、とても悲しかったです。もし私がクラスの前に行こうものなら、どの子も私をじっと見ていました。みんなにとって私は、ただの変な人だったんです」

けれど小学校3年生のとき、クラスメイトの前でエッセイを読まなければいけなかったシェイラさん。そのとき転機が訪れたそう。

「私は読むのをやめて、泣き出してしまいました。なぜなら、みんながこれまでに私にかけてきた言葉が、心の中から聞こえてきたからです。先生は私がちゃんと読み終わるように助けなければならなかったし、私は自分自身にとても落ち込んでいました」

そんなシェイラさんを待っていたのは、クラスメイトたちの拍手だったそう。「私はこのままではいけないと思いました。また、聴覚に問題があっても大丈夫だということ、そしてそれがおかしくないということを、彼らに示さなければいけないと思ったのです。少し難しいこともあるけど、私は彼らと同じだから」と語った。

また自身のInstagramでは、「難聴でなければ、今の私はいません」とも発信したシェイラさん。

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Social Media Challenge #MondayMusing Same girl but different level of confidence💫 When I was three years old, I was diagnosed with Sensorineural hearing loss. It happened due to complications from a high fever. This hearing impairment has given me so many obstacles to overcome that have led to so many opportunities. I would not be who I am today if I didn’t have my hearing loss. I am #confidentlybeautiful and would love to be able to #spreadthelove at a National level and show other young girls that they can overcome any obstacle and and be anything they want to be.🤟🏼👑#greenwoodproductions #missgausa #missgateenusa #greenwood4thecrown

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「難聴であることは私にたくさんの乗り越えなくてはいけない壁を与え、さまざまな機会をもたらしました。 難聴でなければ、今の私はいません。 私は#confidentlybeautiful(自信あふれる美しさ)を持っており、全国に向けて愛を広めていきます。若い女の子たちにも、あらゆる葛藤を乗り越え『自分がなりたいようになれる』ということを、示したいと思っています」

現在、バルドスタ州立大学でオンライン授業を受けており、将来は言語聴覚士になりたいというシェイラさん。能力の異なる生徒が常に自信を持って受け入れられるよう、学校の方針を改革したいと考えているとのこと。

「どんな挑戦でも、心に決めたことなら何でもできます。大変かもしれませんが、すべて出来ると約束します。限界なんてないのだから」

自分の可能性を信じ続ける彼女のメッセージは、きっと多くの人の背中を押してくれるはず。

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