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まずははじめてみない?日本の伝統的な発酵食品、ぬか漬け生活のすすめ【前編】

  • 2020.11.5
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ぬか漬けとは?

近年、発酵食品ブームや健康志向の高まりで「ぬか漬け」が幅広い世代から注目されている。今年は新型コロナウイルスの感染が拡大する中、体調管理の自衛策としてぬか漬けを漬ける世帯が増えている。https://news.nissyoku.co.jp/

ぬか漬けとは、米ぬか(玄米を精米する時に出る米の外皮や胚の粉)・塩・水を混ぜあわせたぬか床に、野菜などを漬けたもの。

日本人に長く愛され続けているぬか漬けは、そのおいしさはもちろんのこと栄養価の高い発酵食品としても注目されており、長いおうち時間を過ごす中でぬか床を育て始める人が増えています。

うれしいことがいっぱい!ぬか漬けの魅力
「ぬか漬け」は日本の漬物の代表格である。乳酸菌や酵母が豊富に含まれ、漬けることでビタミンなどの栄養価が増す。例えば、キュウリに含まれるビタミンB1は、ぬか漬けにすると約10倍に増加する。ぬか漬けに含まれているビタミンB1は、糖質を分解する酵素を助け、エネルギーに変える働きがある。https://news.nissyoku.co.jp/

腸内環境を改善し、免疫力をより高める効果が期待される日本の伝統的な発酵食品、ぬか漬け。食べれるぬか床「また明日」を開発された@nukadokoshi_mamiさんに、ぬか漬けの魅力について伺いました。

「ぬか床に数十億いる乳酸菌が腸内環境を良くする善玉菌を増やすことで、幸せホルモンと呼ばれる神経伝達物質セロトニンが生成されます。生成されただけでは意味がなく、ぬか床に最も多く含まれる脳神経伝達物質GABAが、セロトニンを脳に運び、幸せを感じられます。野菜を漬けることで、食物繊維がとれます。食物繊維は、乳酸菌のエサです。乳酸菌も、エサがないと腸内で増えません。ぬか床は、万能薬以上のものです」

野菜などを漬け込むことでぬかに含まれる豊富な栄養が食材に行き渡り、発酵することで甘みと香りが増して滋味深い味わいに。免疫力アップが期待できるぬか漬けは、寒暖差で体調を崩しやすい季節にもおすすめです。

初心者でも簡単!ぬか漬けデビューにおすすめのぬか床

ぬか漬けは作ってみたいけど、ぬか床から作るのはハードルが高そうで……、という初心者さんにおすすめなのが、パックタイプのぬか床。捨て漬けなしで野菜をすぐに漬けられるので、気軽にぬか漬け作りを始めることができ人気が高まっています。

食べれるぬか床「また明日」
『食べれるぬか床また明日』の原材料名は、

米糠、海塩、豆味噌、本みりん、蜜柑皮、林檎皮、柿皮、昆布、干し椎茸、生姜、唐辛子、レモングラス、ウコン、ブルーセージです。Instagram @nukadokoshi_mami

食べれるぬか床「また明日」は、@nukadokoshi_mamiさんが料理人として食といのちの関係を細胞レベルで研究開発されたぬか床。

「毎日混ぜなくてもいいぬか床で、袋の中に野菜を入れて4〜6時間でおいしいぬか漬けができます。臭くなく味噌の味と香りのおいしいぬか床で、こはんやサラダにそのままふりかけたり、ぬかごと食べられます」

おいしい笑顔が広がりますように……。素材にこだわった無添加のぬか床には、おうちごはんを簡単に、楽しく、健康に! をテーマに商品を開発されている@nukadokoshi_mamiさんの思いが詰まっています。

「ぬか床一年生」
毎日漬けるのはちょっと面倒だし毎日かき混ぜるのも嫌、

そんな忙しい主婦の味方な"ぬか床一年生"、使ってみないのは損ですよ!Instagram @blanche.neige.nukazuke

手軽で簡単なぬか床を見つけて、無理なく自分ペースでぬか漬けライフを楽しんでいらっしゃる@blanche.neige.nukazukeさんが愛用されているのは、「ぬか床一年生」

いりぬかや沖縄の塩、日高昆布、椎茸など原料はすべて国産で、化学調味料不使用。専用の漬け込み袋にぬかと水を入れてしっかり揉み込み、1年間ゆっくり発酵・熟成させた伊豆天城産60年物の天然みかん酵母を入れてさらに揉み込んだらできあがり。

にんじんと茹で玉子のぬか漬け作りは、@blanche.neige.nukazukeさんの画像をスワイプするとご覧になれます。ぜひチェックしてみてください。

無印良品「発酵ぬかどこ」
抗菌性の高い特別な乳酸菌を使って発酵させた、毎日かき混ぜる必要のない糠床です。
チャック付きの袋は、そのまま漬物容器としても。 捨て漬けの必要もなく、その日から始められます。https://www.muji.com/jp

おいしいぬか漬けが食べたくて、ぬか床生活を再開されたという@aiue.aoさんが愛用されているのは、無印良品の「発酵ぬかどこ」

「おいしくすぎて、毎日食べてます。お野菜を入れておくだけでおいしいお漬物が出来る、魔法のパックなのです」と@aiue.aoさん。ぬか漬け作り初心者さんでも気軽に始められると話題のぬか床は、シンプルで使いやすくて手軽にできるのが魅力です。

冷蔵庫で育てる熟成ぬか床

「糠床をいきなりとかはハードルが高いので、料理研究家の友人に聞いたところ、色々便利なものがありました!」ということで、@urban.shokuiku.saitofamさんが愛用されているのが「冷蔵庫で育てる熟成ぬか床」

国産ぬかを100%使用して、10億個の植物性乳酸菌で超熟成発酵させた冷蔵庫専用のぬか床。付属のガイドブックには、漬け方・楽しみ方・管理方法が詳しく紹介されており、初心者さんでも上手に漬けられるスタートセットとして人気です。

ぬか漬け生活、はじめました!

長年ぬか床を育てている友人のおいしいぬか漬けをいただくたびに、自分でもやってみたいという気持ちにはなるのですがなかなか実行に移せず……(笑)。

おうちで過ごす時間が長くなっていく中、何かを始めたくなりパックタイプのぬか床なら私にもできそうということで、今年(2020年)の6月にぬか漬け生活デビューを果たしました!

捨て漬け不要の完全な乳酸発酵のぬか床、原材料はすべて国産、すぐに野菜を漬けられるというところに惹かれて、「熟成ぬか床スタンドパック」を選びました。

定番のきゅうりから始めてみましたが……

念願のぬか漬け生活、初回は定番のきゅうりからということで袋に記載されている漬け方を参考にしながらやってみたのですが……、

「きゅうり:10~15時間」と書かれているのに、漬ければ漬けるほどおいしいのでは!? と24時間以上放置してしまいまして(笑)。ぬか床から取り出したきゅうりは、漬かりすぎていて味が濃すぎる~。

そのまま食べるのは微妙な感じだったので、スライスして春雨や他の野菜とともにコンブチャ(Kombucha)とナンプラーで和えておいしくいただきました。

ぬか漬けのアレンジを楽しみたい!

ぬか漬け生活デビューから4か月が経過し少しずつ慣れてきましたが、きゅうりや大根などの野菜ばかり漬けていてなかなか冒険できず……。

ぬか漬けのアレンジをもっと知りたいということで、後編ではぬか漬けにおすすめの食材やおいしい楽しみ方についてご紹介します。どうぞお楽しみに!

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