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「今、話しかけないで!」嫌味なんて言いたくないのに/妻が不機嫌なワケ(4)【夫婦の危機 Vol.38】

  • 2020.11.3

前回のあらすじ(全6回)
ママ友のマウントにも気づかず、家事も満足にできない夫。しかも家計は大変なのに、何も考えずに外食をしようとする夫にイライラして…。
【妻side STORY②】

我が家は娘の莉子が病弱で私がつきっきりで過ごしていたために、子どもは一人というのがなんとなく私と夫の大輔との間で暗黙の了承となっていました。

大輔からは一度も「子どももう一人作ろうか?」と聞かれたこともなければ、「子ども2人いれば楽しいだろうな―」とも言われたことがありません。

でも…私は本当は莉子に兄弟を作ってあげたかった。そして、大輔はどう思っているのか、そのことについて何も話せていないことにもイライラしていました。



義母は、訪問したときや電話で何度か「もう一人作った方がいい」「年を取る前に急いで」と、夫がいない時を狙って何度か私に言ってくることがありました。その度に心に重しが追加されていくように感じながら、笑ってごまかし続けてきたのです。

そして病弱な娘、仕事で忙しい夫との毎日はとても忙しくて、「子どもがもう一人欲しい」というのは言葉は、結局夫に一度も口にすることがなく月日が経っていました。


こんな毎日を変えたい。
家計のことで夫に嫌味を言ってしまったことも謝罪したい。そこでずっと我慢してきた旅行で、家族で楽しく暮らしたいと大輔にある提案をしたのですが…。



これまで私がひどいことを言ってしまっても、のほほんと受け流してくれていた大輔の初めての大きな声。何か大きな間違いを犯してしまったのではないか…そんなどうしようもなく不安な気持ちに飲み込まれそうになっていったのです。

次回に続く!

※この漫画は実話をべースにしたフィクションです

(ウーマンエキサイト編集部)

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