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10代で白血病に…『エミリー、パリへ行く』ミンディ役が告白

  • 2020.10.29
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Netflixの人気ドラマ『エミリー、パリへ行く』のミンディ役を演じ、注目を集めたアジア系アメリカ人女優のアシュレイ・パーク。彼女は『Cosmopolitan US』でのインタビューで、10代のときに白血病を経験したことを告白。過去の闘病生活や、今の想いをシェアした。

高校生だった15歳のときに、急性骨髄性白血病(血液をつくる過程の未熟な血液細胞である骨髄芽球に何らかの遺伝子異常が起こり、がん化した細胞が無制限に増殖することで発症する症状)と診断されたアシュレイ。

アシュレイは、もともと自分を何かによって定義されることが嫌で、さらに病気によって定義されることもずっと怖かったと話した。

「ただの“アジア人”の女の子って絶対思われたくなかったんです。だけど16歳になった時には“はげた”女の子だったし、“病気”の女の子でした」

長くて太い健康的な髪を取り戻して、誰にも病気だったことを知られたくなかったと話し、化学療法による副作用を受け入れることも拒んだそう。

「不妊になる可能性があることや、心臓が止まる可能性があること、そういうリスクがあることを知りたくなかったんです。言葉にしてしまうと、考え始めてしまうと思って。体が病気に打ち勝っても、私自身が私を変えてしまったら、それは病気の勝ちになってしまうから」

また『Playbill』でのインタビューでも、過去の経験についてこう語った。

「ティーンエイージャーだった当時、自分は無敵だと思っていました。男の子に好かれ始めて、なんでもできて、人生は最高でした。大学についても考え始めたとき、全てがなくなったんです」
「体から髪の毛までもなくなるところまで。全部がそうやって奪われる経験は、最も人間らしい経験でした」

闘病中、ボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」が、彼女にブロードウェイを観に行くチャンスをプレゼント。ミシガン州に住んでいた彼女は家族と一緒にニューヨークへ。

このブロードウェイでの観劇が、彼女の人生の大きなきっかけに。病気が完治した後は、演劇が自分にとってのセラピーになったという。それは、“かつてガンだった女の子”から抜け出せる1番の方法だったそう。

「病院を車椅子で退院した3カ月後、私は高校の演劇プロダクションで『Thoroughly Modern Millie』のミリー役を演じたんです。それが私にとっての1番のセラピーでした」
「舞台に来た人にも『彼女はすごい。ガンを乗り越えたから』って思われたくなかった。みんなに『彼女はすごい。踊って、歌って、演じてるから』って思われたかったんです」

今ではグラミー賞と2つのトニー賞にノミネート歴もある実力派女優に。病気によって定義されることを何年も避けていたけれど、彼女はこの経験によって今の自分がいることも認め、強さと忍耐、戦う力をくれたことに感謝しているそう。

そんな強く美しいアシュレイのこれからの活躍に期待したい!『エミリー、パリへ行く』をまだ見ていない人はチェックしてみて♡

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