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EDITOR'S LETTER これぞ心のフィットネス。マインドフルネス瞑想をはじめよう

  • 2020.10.26
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少し前に、怒りすぎて火の玉のようになった。自分の怒りのエネルギーで自分が傷ついて、3日ほど頭痛にも悩まされた。私はもともとあまり怒らないタイプなので、こんなに怒ったのは10年ぶり人生2度目。そんなときに、偶然見つけて、怒りを乗り越え前に進む手助けになったのが、マインドフルネス瞑想だ。

瞑想とかマインドフルネスという言葉は仕事柄慣れ親しんできたし、インスタでのワークアウトライブやLOVE BODY+でもヨガと瞑想を組み合わせたクラスを何度も受けてきた。瞑想を通してたどり着けるらしい「何か」を知りたくて、深い瞑想がしやすいというフローティングカプセルにも入ってみたりした。でも、瞑想が自分の習慣として定着するには至らなかった。逆に色々読んで、体験して、マインドフルネスも瞑想も色々な考え方があり、これだけが正解というものはないのかな、という理解に落ち着いた。

そんなときに、「これは今の私に必要な気がする」と、直感して参加し始めたのが、マインドフルネス瞑想・習慣化コミュニティ『ハナモン』。

瞑想コミュニティって、いかにもハードルが高そうだけれど、私はこのコミュニティを主宰する武藤貴宏さんを「我武者羅應援團」の活動を通じて知っていたので、勇気を出してFacebookグループに申請を出してみた。ハナモンは、武藤さんが今年7月からスタートしたコミュニティ。長年人や企業を応援するプロの応援団として活動してきた彼が、「多くの人が、自分で自分を応援できるようになってほしい。そのための手段として、マインドフルネス瞑想は素晴らしい!」と思い、スタートしたそうだ。

基本的にはほぼ毎日、30分間のzoomセッションがあり、そこで武藤さんのリードのもと、いくつかのことをやる。たとえばある日は、鼻の穴を通る息の温度差に意識を向ける「鼻の門番の瞑想」1分、その時の自分の感情をノートに書き出してみる「ジャーナリング」2分、鼻先に意識を向けながら、浮かんできた考えを手放していく「マインドフルネス瞑想」5分、自分の体に意識を向けていくボディスキャン瞑想10分、という具合。ある日は、自分の素晴らしいところを書いてみるジャーナリングがあったり、感謝したい人への手紙を書いてみるワークがあったり、後半15分は日替わりの内容で構成されている。

今月は夜のイベントが多いのでなかなか参加できずにいるけれど、5、6回参加しただけでも大きな変化を感じている。なかでも気に入って、時々数分の空き時間があったり、気持ちがソワソワしたときに自分でもやってみているのが、自分の感情を書き出して、客観的に眺めて手放すジャーナリング。自分の頭の中にある様々な感情を全部書き出してみると、落ち込んでいると思っている時でもワクワクしていたり、ホッとしていたり、いろいろな感情があることに気が付く。自分の感情を客観的に眺めてみると、その中の1つの感情にとらわれてブルーになったり、という気持ちのアップダウンも少なくなる気がする。

以前手掛けたスマートスピーカー用音声コンテンツ「お疲れバスター」を通して、ストレス対策には呼吸法がいいと知っていたし、時々、思い出すとお気に入りのサマーブリッティという呼吸法を試したりもしていた。でも、思考が溢れたときの応急処置としての呼吸法は知っていても、どんな時でも自分の感情を客観的に見て、手放すというメソッドは、知らなかった。武藤さんの目的が「習慣化してもらうこと」で、そのためにほぼ毎日同じ時間に開催しているのにも納得。毎日30分でも自分のスケジュールに入れて、参加してみると、その時間はいやでも集中して取り組めるので、「時間があるときにやろう」よりも、継続しやすい。武藤さんは、マインドフルネス瞑想のことを「心のフィットネス」と表現していた。確かに、トレーニングすることで自分の心の扱い方がうまくなるわけだから、この手法を多くの人が身につければ、きっとうつ病もなくなるだろうし、ストレスで体調を崩す人も減るような気がする。『ハナモン』は無料で参加できるので、興味がある方はぜひ参加してみては?

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