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女優・川島海荷さん「中身は普通の26歳。清純派だけではない今の私を見てほしい」

  • 2020.10.25
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ドキッとする瞬間は、余裕や男らしさが垣間見えるとき

――普段から少女マンガを読むそうですね。今回主演されるドラマの原作マンガを読んで、共感できるところはありましたか。

川島海荷さん(以下、川島): 主人公の花は、自分からガツガツいかないタイプ。そういうところは、私と似ているかもしれないです。男性から積極的に来てくれる方がうれしいというのも、すごく共感できます。花は「不器用な女子代表」みたいな感じ。登場人物がみんなピュアすぎて、ニヤニヤしながら原作を読みました。何歳になっても、恋愛に対してピュアでいたいな、と感じます。

――『僕らは恋がヘタすぎる』には成田・歩・奏多とタイプの違う3人の男性が出てきます。川島さんは、どのキャラクターに惹かれますか。

川島: 断然、奏多ですね。もちろん成田と言いたいところですが、成田みたいな人は現実にはなかなかいないと思うんです(笑)。見た目がよくて、チャラそうなのにチャラくない。さらに一途なんて、最強!完璧です。素敵すぎて、逆に不安になりそう。奏多はピュアで、ワンコみたい。演じた嶋﨑斗亜君も、目がずっとウルウルしていて、印象的でした。こんな目で見つめられたら、彼より年上でも恋に落ちてしまうかも……でも彼は10代なので(笑)。3人とも全く違う魅力を持っているので、みなさんも「誰がタイプかな」と考えてながら見ていただくと楽しいと思います。私も、撮影中に衣装さんやメイクさんと「どのキャラクターがタイプ?」とずっとガールズトークしています。

――奏多に惹かれるということは、川島さんは姉御肌タイプですか。

川島: そうではないんです(笑)。でも、成田はドS過ぎて私には刺激が強すぎるかもしれません。年下がかわいいと思えるようになったのは、私が大人になったからだと思います。20代前半の頃は、あまり年下をかわいいと思わなかったんです。恋愛になるかは別として、年下を魅力的だと思えるようになったのは最近なんです。

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朝日新聞telling,(テリング)

――今回のドラマで、川島さんはラブシーンに初挑戦されたそうですね。どんな思いで挑みましたか。

川島: みなさんのイメージだと、私は“清純派”だと思うんです。学生時代のイメージが強いかもしれませんが、実際は学校を卒業してだいぶ経っているし、中身は普通に26歳。そういう“今の私”を見てもらえたらなと。「大人になっちゃった」と感じるかもしれないですが、実際はもう大人ですからね(笑)。これまでとのギャップに驚いてもらえたらうれしいです。実は、こんなにラブストーリー色が強い現場は初めてなんです。私自身はラブストーリーを見るのがすごく好きで、自粛期間中も『愛の不時着』にハマっていたんです。キュンキュンして、主人公の気持ちになりきっちゃって。このドラマも見ている方にとって、そういう存在になったらいいなと思っています。

――ラブストーリーだと、撮影中にもキュンとすることも多そうですね。

川島: 成田が花を抱きしめるシーンがあるのですが、ただガバッと抱きしめるんじゃないんです。1度手を引いて、花をふっと引き寄せるんです。監督が恋愛ドラマ研究家みたいな方で、「一気に抱きしめるんじゃなくて、引き寄せるというワンモーションを入れよう」と熱弁していて。私が男性役だったら、やってみたいと思いました。“引き寄せ”の法則です(笑)。

――それはドキドキしちゃいますね。

川島: ドキッとする瞬間って、余裕や男らしさが垣間見えるときだと思うんです。そういうドキドキって、年齢は関係ないですよね。大人の女性が見ても、キュンとできるポイントが詰まったドラマになっていると思います。

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朝日新聞telling,(テリング)

2人でいい方向に向かっていける関係性って、素敵だと思う

――10代の頃と今では、恋愛に対する考え方は変わりましたか。

川島: 10代だったら、正直に言うと成田みたいな男性はちょっと怖いと感じるかもしれません。自分の悪いところを指摘されるのって本当に傷付きますよね。でも、この年になってみると、ちゃんと言ってくれる人の大切さを感じます。面と向かって言ってくれる成田をいいと思える花も、大人ですよね。否定されるのって怖いですし、それが出会いだと恋愛に入りにくいと思うんです。でも、このストーリーはそこがはじまり。花の悪いところを成田がはっきり指摘して、そこから変わっていこうという。学生だったら、ここから始まることはないのではないでしょうか。

――川島さんも、自分に指摘してくれるような男性がいたら魅力的だと思いますか。

川島: そうですね……私は言い返しちゃうかもしれないです(笑)。どちらかというと、私自身が成田みたいなタイプなんです。思ったことをちゃんと伝えたい。私も悪いところは認めるけれど、相手に対して「こうしたほうがいい」ということがあれば、言いたくなっちゃう。

――初対面の相手でも、言う方ですか。

川島: 初めては気を遣います。でも、もし好きな人だったら言い合える関係になりたいです。補い合える関係というか。今回のドラマでも、だんだんと花から言えるようになってくるんです。思っていることを言えない不器用な花だけど、徐々に伝えることの大切さを学んでいくところも見どころです。

――原作でも、お互いが変わろうとしていく様子が印象的でした。

川島: 2人でいい方向に向かっていける関係性ってすごく素敵ですよね。花に対しても「よかったね」と思いながら演じています。最初は演じながらちょっとストレスを感じていたんです。花は人に気を遣いすぎるし、優しすぎる。相手に対しても言いたいことを言えない。最初は言われっぱなしでショックを受けましたが、少しずつ自分の気持ちを口にするシーンが増えたのでほっとしています。

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朝日新聞telling,(テリング)

年齢に応じて、その時にしかできない経験をしていきたい

――川島さんぐらい年齢になるとまわりでも結婚をする方が出てくる頃ですよね。結婚を意識することはありますか。

川島: まさに、今増えてきていますね。友達を見ていて一番いいなと思うのは、お互いが落ち着く関係でいられるパートナーです。もちろん、「かっこいい!」とか胸が高鳴る瞬間も必要ですが、私のまわりは友達みたいな関係でいられる人と結婚する子が多いんですよ。それを見ているとうらやましいです。でも、結婚を焦ってはいないですね。結婚したいと思える人ができたら、しようかなというぐらいの感覚です。あとはガツガツしすぎると理想の相手が現れないと聞くので、気長にいこうかな(笑)。

――仕事に関してはいかがですか。

川島: 私は仕事が好きなので、長く続けたいと思っています。どんな未来であれ、エンタメに携わっていたいです。でも、もしかしたら結婚や出産が転機になって、考え方が変わるかもしれない。やりたいことに嘘はつきたくないので臨機応変に、自分にとってその時一番大事なものを大切にしたいです。
女優は年齢によって役のテイストが変わったり、仕事の幅が広がったり狭まったりします。『僕らは恋がヘタすぎる』みたいなラブストーリーは、今の年齢じゃないとできないと思っています。でも年齢を重ねれば、もっとドロドロした恋愛ドラマができるようになるかもしれません。年齢に応じて、その時にしかできない経験をしていきたいです。

――年齢を重ねることをマイナスに感じてはいませんか。

川島: それはないです。仕事だけでなく、それ以外でも楽しみが増えるような気がしています。年上の知り合いは「30代の方が楽しいよ」と言ってくれる人が多いんです。「大人になりたくない」と思っていた時期もありましたが、今は年を重ねることも楽しみです。

――「大人になりたくない」と思っていた時期もあったんですね。

川島: 23歳ぐらいの頃、そう思っていました。25歳を過ぎて「アラサー」と呼ばれるのが嫌だったんです。20代前半は花があると思っていたので、ここで止まってほしい、と。でも、今26歳になってみると当時よりいろいろなことができるようになっています。だから1年1年、プライベートでもできることが増えたりするのかなと。人間関係が変わっていくのも楽しいと聞きます。……どうですか?年を重ねるのは、楽しいですか?

――楽しいですよ。でも今の仕事や思考のまま身体だけ若い頃に戻りたいと思うこともあります。

川島: それは抗うしかないですよね(笑)。私も今、30代に向けて体力を落とさないように抗っています。運動や筋トレは、20代前半よりも2倍の努力をしないといけないなと感じています。日常的にコツコツやるように心がけているんです。

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朝日新聞telling,(テリング)

――最後に、ドラマの注目してほしいポイントを教えてください。

川島: リアルな人間関係を見てほしいです。少女マンガだからこそのクサいセリフと“実際にありそう”なリアル感に、ドキッとしてほしいですね。ドラマは1話30分と短く、展開が早いのですごく濃いです。そして、とにかく成田がかっこいい。あのドS感、好きな女性は多いんじゃないかな。花になった気持ちでキュンキュンしてください。

■坂脇卓也のプロフィール
フォトグラファー。北海道中標津出身。北京留学中に写真の魅了され大阪の専門学校でカメラを学んだのち、代官山スタジオ入社。退社後カメラマン太田泰輔に師事。独立後は自身の作品を制作しながら映画スチール、雑誌、書籍、ブランドルックブック、オウンドメディア、広告など幅広く活動中。

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