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その手作り、本当に節約になってる?マスクにお弁当…実際の金額を検証!

  • 2020.10.22
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「最近、金欠気味だな…そうだ、手作りで節約をしよう!」と思い立ち、マスクやランチなどを手作りしてみる人も少なくないでしょう。けれどその行動、本当に節約になっているのでしょうか?
マスクにエコバッグ、週末の作り置きなどは、果たして買うより手作りしたほうがお得なのか、実際にかかる費用を検証してみました。

挑戦してはみたものの…?日用品の手作り

手作りに挑戦しやすいものと言えば、マスクなどの手軽な日用品が挙げられます。これらの雑貨類を手作りした場合を、まず見てみましょう。なお、金額は2020年9月時点のものを参考に、おおよその額で計算しています。

今や必需品の「マスク」

マスクには、繰り返し使える布タイプと使い捨てタイプがありますが、ここでは布マスクを例に考えます。

〇マスクを手作りする費用
ハギレ:110円
ゴム紐:110円
糸:110円
【合計330円】

300円ほどでマスクが8~10枚、つまり1枚あたり40円ほどで作れる計算。家庭にある不要な布などを使えば、0円で作ることも可能です。一方既製品の場合、1枚500円前後で購入できます。安いものなら5枚セットで300円(1枚当たり60円)などもありました。

以上のことから、マスクの場合、生地にこだわらなければ手作りのほうが安く済ませられることが分かります。ただしデザイン性や機能面も考慮するなら、既製品のほうがよい場合もあるでしょう。

買い物に欠かせない「エコバッグ」

マスク同様、日常生活で欠かせなくなったエコバッグ。材料費は以下の通りです。

〇エコバッグを手作りする費用
ハギレ1~2枚:110~220円
糸:110円

エコバッグも、安いハギレを使えば200~300円ほどで作れます。ただし、作る過程でもし失敗したら、もう一度ハギレを購入しなければならないのがデメリットです。

一方既製品を見てみると、100均でもいろんな種類が売られており、デザインも豊富。なかには防水効果が期待できるものもあります。節約をしたいなら100均で既製品を購入したほうが確実です。

手作りが趣味にもなる「アクセサリー」

趣味としても楽しめるのが、アクセサリーの手作りです。ここでは、イヤリングを手作りした場合を例に検証してみましょう。

〇イヤリングを手作りする費用
メインのチャーム2つ:350円
パール2つ:140円
イヤリングパーツ:160円
Tピン:1袋110円※使うのは2個程度
丸カン:1袋110円※使うのは数個程度
【合計870円】

このほか、ピンセットやニッパーなど、ハンドメイドに必要な道具も揃えると、費用は一気に膨らみます。反対に、材料をすべて100均で揃えたり、お手軽な手作りキットを使ったりすれば、材料費を半分ほどに抑えることも可能です。

一方、既製品は安いもので500円前後ほど。イヤリングは作るより買ったほうがお得と言えます。ただし、パールやTピンなどのアクセサリー用の細かいパーツは、何個も入って袋売りされているのが特徴。そのため、1つ作るだけなら節約にはなりませんが、大量生産するなら手作りのほうがお得な場合もあります。

長続きするかがポイント?食料品の手作り

手作りで節約と言えば、まず毎日の食事を想い浮かべる人も多いでしょう。続いては、食料品に関する手作り費用を検証してみました。

毎日必要な「お弁当」

毎日のランチを外食で済ませている場合、手作りのお弁当を持参するとどのくらい変わるのでしょうか?

〇お弁当を手作りする費用
米:55円(1kg1,100円、約10杯分)お弁当は1/2杯と計算
玉子1/2個:12円(1パック10個入り240円)
ウインナー2本:56円(1袋10本入り280円)
鮭1/2切れ:95円(1切れ190円)
ミニトマト1個:30円(1パック100g入り150円)
レタス:15円(1/2玉110円)※7日で割った金額
ふりかけ1袋:11円(20袋入り210円)
【合計274円】

定番のおかずを入れた場合、材料費のみだとおおよそ270円になります。安いコンビニ弁当でも300円前後、ランチに出ればもっとかかるので、お弁当は手作りのほうが断然お得です。

人気の「ごはん週末作り置き」

節約のために毎日の夕食も手作りにしたいけど、平日は疲れていて作る元気がない…。そこで、週末におかずを多めに作る「作り置き」を検討する人もいるでしょう。1人分を1週間作り置きした場合、目安は以下の通りです。

〇週末作り置きの費用
鶏モモ肉200g:400円
豚肉200g:320円
サバ1枚:410円
野菜適量:おおよそ700円
その他豆腐・乳製品・玉子など:250円
【合計2,080円】

週末の作り置きをすれば、1週間で約2,000円、1日当たり約290円となり、外食やコンビニ弁当よりも明らかに節約になります。ただしここでひとつ気をつけたいのが、品数を増やしすぎないことと、最初から凝った料理に挑戦しないこと。品数が多いと購入する食材の種類が増え、その分費用も膨らみます。凝った料理も同様です。

またなかには、「これから毎週作り置きをするから」と、最初に高品質なタッパーや調味料などを買い揃える人もいるでしょう。しかし形から入って長続きしないと、節約どころかお金の無駄遣いに終わる場合もあるので、注意が必要です。

自分で育てる「手作り野菜」

食材そのものを手作りした場合はどうでしょうか?ミニトマトを例に見てみましょう。

〇ミニトマトを手作りする費用
プランター・支柱:1,200円
土:350円
鉢底石:200円
ジョウロ:400円
ミニトマトの種:280円
【合計2,430円】

ミニトマトを作る場合は2,500円近くかかります。なお、店頭のミニトマトは100g(約5個入り)150円ほど。ミニトマトが順調に育って100個以上取れたとしたら、買うよりは節お得ですね。2年目以降は費用も抑えられるため、さらなる節約が見込めるでしょう。

手作りで節約をしたいなら!気をつけるべきポイントは?

手作りにかかる費用を検証してみると、手作りで節約するためのポイントが見えてきました。そこで最後に、気をつけるべき点をいくつかご紹介します。

完成度にあまりこだわらない

まず挙げられるのが、完成度にはこだわらないことです。特に初めて作るものは、既製品のようにうまくいかない場合もあります。高い完成度を求めると、何度もやり直して結果的に材料費がかかり、既製品を買うより高くつくこともあるので気をつけましょう。

なるべく「家にあるもの」を利用する

手作りをする場合、材料費や道具代などの初期投資でお金がかかる場合があります。少しでも節約したいなら、家にあるものを上手に利用して、初期費用を抑えましょう。必要なアイテムは、手作りを繰り返す中で追加購入しても遅くはありません。

「ゆるく長く」続ける

なかにはエコバッグなどのように、一度作ってしまえばしばらくは作らなくていいものもあります。一方で、マスクや作り置き料理などのように、一度作ったら終わりではないものもあるでしょう。何度も繰り返し作る必要があるものは、一度作っただけではあまり節約にはなりません。「ゆるく長く」を心掛け、無理なく手作り生活を続けることが、上手に節約するためのポイントです。

本当に節約になるかをまず考えて

節約のために、よかれと思って手作りに挑戦しても、実は買ったほうがお得な場合もあります。本当に出費を抑えたいなら、まずは「手作りすることで、本当に節約になるのか?」を考えることが大切です。上手に節約したいなら、失敗したときなどのロスまで計算に入れたうえで、注意点も意識して慎重に行動してみてくださいね。

文:西島あおい
監修者:ファイナンシャルプランナー歴5年 北野小百合

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