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ユニクロ「ヒートテック毛布(モウフ)」徹底レビュー! 冷え性の足先が10分でポカポカに、でも「繊維の付着」と「臭いが……」

  • 2020.10.19

これまでユニクロのオンラインストア限定の知る人ぞ知る人気アイテムだったものの、10月5日から全店舗で販売が開始された「ヒートテック毛布(モウフ)」。全世界で大ヒットとなり、もはや冬の必需品と言っても過言ではない「ヒートテック」の毛布バージョンが、近くの店舗ですぐに買えるようになったとあって、SNSでは「絶対に欲しい!」という声が飛び交うことに。これから肌寒い日が増えていくにしたがって、“入手困難”なアイテムになっていくものとみられます。

そんな「ヒートテック毛布」ですが、暖かいのはもちろん、肌触りが非常によく、そのあまりの心地よさに「起きられなくなる」といったユーザーの声も散見されるほど。年がら年中、末端冷え性に悩まされ、毎年10月から自宅の床暖房を使用しているという筆者は、即購入を決意! 実際の使用感を徹底レビューしていきます!

ユニクロ「ヒートテック毛布(モウフ)」シングル(200×140cm):4,990円/ダブル(200×180cm):5,990円※税別

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ヒートテック毛布(ダブル)ベージュ(C)サイゾーウーマン編集部

「ヒートテック毛布」は、シングル(200×140cm)とダブル(200×180cm)の2サイズ、それぞれグレー、ベージュ、ダークブラウンの3色展開。値段については、人気ブランドの類似品と比べると、正直「高い」と言え、例えば、無印良品の「あたたかファイバー厚手毛布」はシングル3,990円/ダブル5,990円(税込)、ニトリの「Nウォーム毛布」に至っては、シングル1,989円/ダブル2,990円(税込)という低価格な上に、ほかのサイズ展開もあります。

ですが、「値段が高いだけ機能性も高いはず」と、今回はダブルのベージュを購入。「ヒートテック毛布」は、軽量なのも特徴の一つで、シングルは1.2キロ、ダブルは1.5キロ程度のため、持ち運びもそこまで苦になりません。

さて、自宅に到着し、早速開封をしてみると……ここである違和感が。「ヒートテック毛布」から、嗅いだことのないような酸っぱい臭いが漂ってくるのです。思わず、毛布に鼻を突っ込んで嗅いでみると、やはりくさい!! 我慢できないほどではないものの、ネット上にも同様の点を指摘する声が散見されたため、鼻がよく利くという人は注意が必要かもしれません。ちなみに「ヒートテック毛布」は洗濯機が使えるので、使用する前に一度洗ってみるのもいいでしょう。

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よく触ると、表裏の触感に違いが。お好みでどちらを表にするか裏にするかを選んでもいいかも?(C)サイゾーウーマン編集部

一方で、ユニクロの公式サイトでも「キメが細かくてとてもしなやか」とアピールされていた肌触りですが、表裏で肌触りが微妙に異なることが判明。表は裏に比べてやや毛足が長い印象で、柔らかくなめらかな触感ではあるものの、裏はややザラザラしています。またユニクロといえば、毛足の長さが特徴の「ファーリーフリース」の肌触りが極上という印象ですが、それよりは正直、劣るかもしれません。

「ヒートテック毛布」肝心の「暖かさ」はいかに!?

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ダブルベッドに敷いても十分なサイズ感(C)サイゾーウーマン編集部
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とにかく薄い! 夏用の布団と同じくらい?(C)サイゾーウーマン編集部

実際に「ヒートテック毛布」にくるまって寝てみるとどうなのか、検証していきましょう。

やはり臭いは気になるものの、一般的な毛布よりも断然心地よい! 手で触れた時の少し期待外れな素材感も、包まってしまえばまったく気になりません。そして、何と言っても軽い! 圧迫感はゼロに等しく、夏用の布団をかけているかのような感覚です。逆に、「ずっしり感のある毛布が好き」という人にはあまりオススメできないかもしれません。

では、「ヒートテック毛布」の最大の売りである暖かさはどうでしょう。そもそも「ヒートテック」とは、吸湿発熱と保温機能を備え持つ素材……もう少し噛み砕いて言うと、体から発する水蒸気を熱に換え、暖かさを保つ素材とされています。「ヒートテック毛布」にもその点は存分に生かされていました。

筆者が「ヒートテック毛布」を使用したのは、台風14号が関東に接近し、北風が吹き込んで急激に冷えた日で、東京都の最高気温17.1℃、最低気温は13.8℃。あまりにも軽いため、「これ1枚で本当に寒くないのか?」と不安になったものの、くるまって10〜15分くらいすると、冷えていた足先がポカポカしてきました。普段、足先の冷えで眠れない日もある末端冷え性の身としては大感動! 10月下旬にかけて、さらに気温が下がってくると、これだけだと心もとないですが、上にもう1枚布団をかければ問題ないのではないかという印象でした。ちなみに、「ヒートテック毛布」の上に羽毛布団をかけて寝たところ、汗をかいたことも付け加えておきます。

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素材は「本体/アクリル66%、ポリエステル22%、レーヨン12%、パイピング部分/ポリエステル100%」(C)サイゾーウーマン編集部

しかし、ここで満足するのはまだ早いかもしれません。というのも、「ヒートテック」は、吸湿発熱効果によって肌の乾燥が悪化すると、まことしやかにささやかれているから。

実は筆者は乾燥肌で、冬になると全身がかゆくなり、保湿剤が欠かせないのです。ネット上には「ヒートテック毛布」によって、肌の乾燥がひどくなったというレビューも見受けられたため、一晩寝てみてその点を検証してみたものの、筆者の場合は、「肌が乾燥でガビガビに」とはならず、特に問題はありませんでした。当然個人差もあるので、一概には言えないかもしれませんが、「ヒートテック」の“素材自体”が肌に合わず、かぶれるという人もいるのでは。それ以上に筆者が気になったのは、細かな繊維がパジャマに付着していたことで、「ヒートテック毛布」には衣類用粘着クリーナーが必須と言えるでしょう。

なお、一晩寝てみての感想としては、あまりにも軽いため、寝相が悪い人だと、「ヒートテック毛布」をはいでしまう可能性もあるのではないか? ということ。この軽さが、好き嫌いを分ける大きなポイントになるような気がします。

「ヒートテック毛布」を洗濯してみると……?

さて、最後にチェックしていくのは、ズバリ「洗濯したらどうなるか?」です。「ヒートテック毛布」は、洗濯機で丸洗いできるのが特徴ですが、洗ったら手触りが変わってしまう可能性はないか、縮まないかは気になるところ。

自宅の乾燥機付き洗濯機の「毛布モード」で、実際に洗ってみたところ、感触やサイズ感には一切変化なし! 今後使い込んで、何度も洗濯すれば、当然劣化していくでしょうが、「あっという間にボロボロ」ということはなさそうです。ちなみに、臭いもそこそこ解消された印象でした。乾燥機から出したばかりのほかほかの「ヒートテック毛布」は、くるまれるとまるで天国にいるかのような気持ち良さなので、ぜひ一度体験してほしいですね!

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ソファーに常備していてもそこまで邪魔にならない!?(C)サイゾーウーマン編集部

そんな「ヒートテック毛布」は、もちろんベッドで使用するのもいいですが、とにかく軽く、邪魔にならないため、ソファで仮眠を取る際に使用したり、テレビを見ている時などに羽織るのにも適していると感じました。ネット上では「車中泊に最適」との声も見られます。このレビューで気になった方は、ぜひ一度店頭で「ヒートテック毛布」をチェックしてみてはいかがでしょう?

暖かさ:★★★★★(冷え性の人にはぜひオススメしたい!)
肌触り:★★★★☆(ハードルを上げすぎたため想像以上ではなかったものの、十分気持ちがいい)
コスパ度:★★★☆☆(他ブランドの類似毛布に比べるとやや高い)
また買いたい度:★★★☆☆(細かい繊維が服につくことと、臭いが難点!?)

サイゾーウーマン編集部
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