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こだわりだらけ!オバマ大統領時代のホワイトハウス内部を覗き見

  • 2020.10.16
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アメリカ大統領が居住し、重要な政治決定を行う世界の政治の中心であるホワイトハウス。特に、一般見学することが難しいと言われているホワイトハウス内部がどのようになっているのか、気になったことがある人は少なくないはず。

そんな好奇心に応えるかのように、オバマ前大統領のホワイトハウスの内部を紹介する書籍『Designing History: The Extraordinary Art & Style of the Obama White House』が発売に! 本記事では、同書に掲載されている当時のホワイトハウスの内部の様子を、一部抜粋してお届けします。

同書を手がけたのは、デザイナーのマイケル・S・スミス氏と、マーガレット・ラッセル氏。ラッセル氏は『Architectural Digest』の元エディターで、スミス氏がインテリアを完成させた後、初めてホワイトハウスの写真集を出版した人物なのだそう。

さらに、同書の端書(はしがき)を担当したのは、元ファーストレディのミシェル・オバマ。自分にとっての“家”という存在について、幼少期の思い出とともに綴りました。

「子どもの頃、“家”とはシカゴのサウスショアエリア、ユークリッドアべニューにある、レンガでできた平屋の2階のことでした」
「“家”とは特定の場所での、特定の人たちとの、特定の記憶を示すものであるうえに、特定の感情と結びつくものでもありました」

この特定の気持ちを思い起こせるように、スミス氏は、ホワイトハウスをオバマ一家のために改装。一家が快適に過ごすことができるほか、かつホワイトハウスのフォーマルさを失わないデザインを創り出したそう。

ホワイトハウスは、歴史ある一角などその一部は代々そのまま受け継がれているものの、その他のスペースに関しては、就任した大統領一家の好みや都合に合わせ、一流デザイナーによって改装するのが一般的なんだそう。

たとえばケネディ一家のデザインには当初シスター・パリッシュ氏が携わり、その後デザイナーのステファン・ブーダン氏が参画。

ブッシュ一家のためにはデザイナーのマーク・ハンプトン氏がオーバル・オフィスと行政棟を改造。ロナルド・レーガン元大統領とナンシー・レーガン元ファーストレディのためには、デザイナーのテッド・グラバー氏が改装を担当したよう。

書籍内では、オバマ一家にぴったりのデザインを創り出すため、スミス氏の徹底したリサーチが明らかに。

また、スミス氏は何カ月も前から改装準備をしていたものの、やっとホワイトハウスの内部に初めて入れたのはオバマ前大統領就任日の朝11時だったんだそう。

それでも一家がいち早く、大きな変化に慣れることができるよう尽力した模様。

「可能なかぎり早く創り出せるように専念しました。タイトなスケジュールのなかでも、オバマ一家のプライバシーを守ることができるうえに、温かくてフレンドリーな空間が作りたかったのです」

スミス氏のこの想いは、全部屋に共通するものだったのだそう。膨大な規模を誇るホワイトハウスの改装作業は、気が遠くなるようなものだったはず。

スミス氏が特に時間をかけたのは、オバマ夫妻のベッドルーム。なぜなら、夫妻が長い一日や、長い旅を終えた後に心から休める空間にしたかったから。その一方で、娘たちのベッドルームはカラフルで楽しいものにして、彼女たちが“自分の居場所”として認識できるよう工夫を凝らしたんだそう。

ミシェルはスミス氏に対して、ホワイトハウスを“家”らしい空間にしてくれたことに感謝していると、はしがきにコメント。

「今では、こう思っています。“家”とは行く場所ではなく、創り出した空間のことを指すことを」

※この翻訳は抄訳です。

Translation:Haruka Thiel

House Beautiful

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