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好きってなに?付き合うってなに?その答えとは?【ひとみしょうの余談ですみません】

  • 2020.10.12
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最近「好きってなんですか?」という相談メールが減ったような気がしますが、ひと頃はなぜか多かった印象があります。

どころで、好きってなんでしょうか?

今回はまず、このことについて一緒に考えていきましょう。

好きとは「その人のために自分の時間を明け渡したいと思える気持ちのこと」

好きとはなに?とか、好きという気持ちがわからない人はきっと、好きとはこういう感情のことを言います、と説明されても、いまいちピンとこないと思いますが(その理由はあとから述べます)、好きとは、その人のために自分の時間を明け渡したい気持ちのことです。

好きじゃない人に自分の時間を渡す人っていないでしょう?「飲みに行こうよ」と誘われて、相手が好きな人ならふたつ返事でOKするし、いやなヤツだったら「ちょっと予定が」などと、ごにょごにょ言うでしょ?

それとか、好きな犬や猫のためなら、自分の時間を割いて、相手しますよね。散歩に行ったりソファで遊んだり。自分の時間を割いているという感覚もないまま遊びますね。

というわけで、好きとは「その人のために自分の時間を明け渡したいと思える気持ちのことです。

ではなぜ、好きってなんですか?とか、好きという気持ちがわからないと質問する人は質問するのでしょうか。

考える恋・感じる恋

答えは、「考える恋」をしていて「感じる恋」をしていないからです。

恋には「考える恋」と「感じる恋」の2種類があって、感じる恋をしていないと、ふつうに「好きってなに?」などと質問してしまうのです。

ではなぜ感じる恋ができないのかといえば、たとえば心が疲れているからでしょう。元カレがとんでもないヤツだったとか、言い寄ってくる男すべてが身体目的だったとか、そんなことがあれば誰だって心が疲れちゃいますよね。

ではその「疲れ」って、なんでしょうか?

ぼくは心が過去につながれている状態のことだと考えます。

先の例でいうなら、元カレという過去に心がつながれている。あるいは、身体目的で言い寄ってこられてばかりだったという過去に心がつながれている。

言い方を換えると、今この瞬間を生きていない、だから、感じる恋ができない――このように言えます。

「動いている心」が「好きという気持ち」

心が動きそうな瞬間があれば、それに向かって好きと言ってみるといいです。それのために自分の時間を惜しげもなく明け渡してあげるといいです。

そしたら少しずつなにかを感じる心が戻ってくるから。そしたら「好きって心がこんなふうになることだったんだ」と思えるようになるから。

きっと遠い昔、誰だって、なにかのことが好きだったはずです。なにかに夢中になって、過去ではなく今この瞬間を愛おしむように生きていたはずです。

そのときの「動いている心」、それが「好きという気持ち」です。

なにかの加減で、たまたま好きという気持ちがわからなくなった人は、とても心やさしい人です。ふつうの人が見えないものが見える人です。

だからまずは、自分のことを好きになってほしいと思います。そしたらやがて、いろんなことがある日突然わかるようになるから。

お互いがんばって生きていきましょう。(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

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