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『ベスト・キッド』からの因縁を持つダニエルとジョニー役俳優が『コブラ会』撮影で感じた友情に感動

  • 2020.10.11
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人気ドラマ『コブラ会』で、犬猿の仲であるダニエルとジョニー役を務めるラルフ・マッチオとウィリアム・ザブカ。劇中ではとても仲が悪そうに見える2人、しかし実際には深い絆を感じ合っていた。(フロントロウ編集部)

人気映画『ベスト・キッド』の続編!

ドラマ『コブラ会』は2018年からYouTube Premiumで配信されているウェブドラマシリーズ。2020年8月28にNetflixでも配信が始まった本作のシーズン1は、米辛口批評サイトRotten Tomatoesで100%のスコアを獲得している。1話30分前後の作りになっており、気軽に楽しむことができる。

『コブラ会』は、1984年に公開された映画『ベスト・キッド』の続編。『ベスト・キッド』では、いじめにあっていた主人公のダニエルが、空手の達人ミヤギ先生から空手を習い、いじめっこを制す。物語のクライマックスとなる空手大会では、いじめっ子たちの通う空手道場「コブラ会」のリーダー、ジョニーと拳を交え、勝利を飾る。

そんな映画『ベスト・キッド』の34年後を描くドラマ『コブラ会』の主人公は、いじめっ子だったジョニー。『ベスト・キッド』の空手大会でダニエルに敗れ2位となってしまったジョニーは、『コブラ会』でくたびれた中年となって登場する。そんな彼は仕事も家族も、何もかもがうまくいかない生活の中、あることをきっかけに空手を再開。対するダニエルは、仕事も家族も順調なセレブに大変身していた。順風満帆な生活の中、ダニエルはジョニーがコブラ会を復興しようとしていることを知り、それを潰そうと画策する。

そんな因縁を持つキャラクターのジョニーとダニエルだけれど、それを演じているラルフとウィリアムには、他人にはわからない固い絆があった。

犬猿の仲を演じる2人の友情

ラルフとウィリアムは、2人とも映画『ベスト・キッド』でその名を知られるようになった俳優。2人にとってこの映画は、人生において大きな意味を持っており、作品に対する思いも並々ならぬもの。ウィリアムは、『ベスト・キッド』に対する思い入れが強すぎて、客観的に鑑賞できるようになるまでに10年もかかったことを明かしている。

画像1: 犬猿の仲を演じる2人の友情

そんな2人は『ベスト・キッド』の撮影現場ではほとんど一緒に居ることがなかったそうで、友人関係になったのは、その後のファンイベントの巡業にて。同じ映画で幼くしてブレイクし、その後どの作品に出演しても、『ベスト・キッド』の人として知られるようになった2人。大人になっても否が応でも共通点があるという不思議な関係にあった2人は、『コブラ会』の撮影に入って初めてウィリアムとの対決シーンを撮った時、心の中の古い火種が素早く点火するのを感じたと、米The New York Timesで語っている。

ラルフは「強い空気があった。僕は彼をじっと見ていて、彼は僕をじっと見ていた」と語り、続けて「目尻のシワは増えたけど、まるでその目を見たのが昨日のことように感じた」と、犬猿の仲を演じてきた2人に宿る熱い友情を明かした。

画像2: 犬猿の仲を演じる2人の友情

まるでドラマの中のようなシビれる友情を現実世界でも築いていた2人。シーズン3の配信がすでに決定している本作から、ますます目が離せない。(フロントロウ編集部)

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