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若い力が結集した、新時代のアートコンプレックスが六本木に登場

  • 2020.10.9
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六本木に誕生するアートコンプレックス「ANB Tokyo」は、若手キュレーター、アーティストの活躍の場として期待されている。そのオープニング展「ENCOUNTERS」が、10月11日〜11月8日にて開催。オープン前夜は豪華アーティストによる配信イベントも予定されている。

これからのアート界をつくる若手が結集

六本木にアートコンプレックス「ANB Tokyo」が新オープンする。6つのフロアから成り、それぞれコミュニティラウンジ、ギャラリー、スタジオとして運用。アーティストの制作活動のサポートや、アートを軸にしたコミュニティの形成、若手キュレーターによる展覧会やトークイベントなどの企画運営を行なっていく。
自由な発想、表現を求める若手キュレーター、アーティストの活躍の場として期待される場だ。

ANB Tokyo外観Harumari Inc.

この度、アートコンプレックスの新オープンを記念した展覧会『ENCOUNTERS』展の開催が決定。オープン前日には、オンライン配信にてライブイベントも予定している。

予期せぬ「遭遇」を創り出す展覧会

今回開催する『ENCOUNTERS』展は、予期せぬ「遭遇= ENCOUNTER」から生まれる新しい創造をテーマに、若手キュレーターたちが中心となり企画された。
都市、ストリート、エコロジー、パーティーといった異なる4つのテーマを掲げ、26組のアーティストが集結。遭遇と対話から生まれるセレンディピティーを体感して欲しいとの思いが込められている。

2F ANB LoungeHarumari Inc.

ANB Tokyoの4フロア、4つの展覧会から構成されている本展。

Houxo Que 参考作品《16,777,216 view #3, 4, 5 and 6 (from left) 》2016Harumari Inc.
長島有里枝 『SELF-PORTRAITS』よりHarumari Inc.

例えば、3Fでは「NIGHTLIFE」をテーマに展示。都市は、最高の出会いの場であり、変化し続ける場であるという前提のもと、ストリートやクラブカルチャーを出自とするアーティストHouxo QueとMESが、パーティーに見立てた展示空間を構成する。

また4Fは「楕円のつくり方」と題し、2つの円から成る楕円を「ストリート」と「家族」の二つの中心に見立てて表現。90年代から、家族と自分をテーマに写真を撮り続けてきた長島有里枝によるポートレートなどを展示する。家族から離れて路上へ飛び出し、路上から家族を想う、楕円としての展覧会を創りあげる。

山形一生(新作タイトル未定)2020Harumari Inc.

そのほか、ビル6F、7Fでもそれぞれ都市での共生や新たな創造を想起する作品が展示されている。
すべてのフロアを巡った後、どの「遭遇」が最も心に残り、違和感を残したか。未知なる作品との運命の出会いを期待したい。

豪華出演者によるライブイベントも実施

さらに、オープン前日の10月10日 19:00からは、オープニングライブの実施も予定。
5名のミュージシャンが各フロアで演奏を繰り広げ、1名のダンサーがフロアを縦断、それぞれの展示作品をテーマにパフォーマンスする。音楽と映像、そしてパフォーマーを追うカメラがDJ/VJによりミックスされYoutubeで配信される。

KOM_I (Photo by Sakiko Nomura)Harumari Inc.
小暮香帆 (Photo by 北岡稔章)Harumari Inc.

出演者は、「水曜日のカンパネラ」のKOM_I(コムアイ)、自作パイプオルガンが話題の藤|||||||||||田など多彩な音楽家のほか、国内外で活躍するダンサー小暮香帆ら。
縦横無尽に生み出されるクリエイティブが音響と映像と入り混じり、まるでANB Tokyoがひとつの生き物のようにうごめく一夜。その未知なる創造的実験に「遭遇」できる試みだ。
この配信イベントは、URLさえ知っていれば誰でも閲覧できる。当日19:00をお見逃しなく。

現在、日本だけでなく世界中が大変なコミュニケーション不全に陥っており、知らないもの同士が出会って、何かを始めることは簡単なことではなくなっている。しかし、この「大変」という言葉は「大きく変わる」ということも意味する。
アーティストやキュレーターら若い力が集結し、対話を重ね、開催に至ったこの『ENCOUNTERS』展は、社会が大きく変わるための初めの一石を投じるだろう。

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