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食べる量が減ると胃袋は本当に「小さくなる」?

  • 2020.10.8
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ダイエット中に健康的な食生活を送っていると実際に胃が小さくなって、チートミールを食べすぎると実際に胃が大きくなるような気がするけれど、食べる量に伴って胃のサイズは変わるもの? 今回はこの内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

米マサチューセッツ総合病院の胃腸科医、カイル・スタラー医学博士によれば、そうとも言えなくないけれど、そのプロセスはちょっと複雑。「胃はもともと伸びるように作られている臓器です」

私たちが食べた物は、そのまま大きな胃袋にドスンと落ちるわけじゃない。食べ物は、まず胃底(胃の上部)と呼ばれる場所に入る。胃底は伸びて、できるだけたくさんの食べ物を受け入れる。でも、その許容量は人によって異なり、フードファイターのように大量に入る人もいれば、それほど入らない人もいる。デザートは食べられるのに、メインディッシュをもう1皿食べることができないのは、単純にボリュームが違うから。

ガッツリ食べたからと言って、胃が突然大きくなってそのまま、ということもない。カイル博士が言うように、4時間もすれば食べた物が小腸を通り抜け、胃のサイズが元に戻る。でも、いつも以上に食べる日や、胃が脳に満腹シグナルを送るより速いペースで食べる日が続くと、胃底の許容量が増すことは考えられる。

逆にダイエットなどでいつもほど食べない日が続けば、胃が小さくなることはなくても、以前の量はすぐに入らないかもしれない。だから、ダイエット後の豪勢な食事では満腹になるのが早い。「胃も筋肉と同じで、使わなければ、その分小さくなっていきます」とスタラー博士。

次の外食で、デザートにおいしそうなプリンが食べたくなったら思い出して。胃底にはたぶん余裕があるし、翌朝から健康的な食生活を再開すれば、あっという間に胃のサイズは元通りになる!

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Korin Miller Translation: Ai Igamoto

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