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「クサッ」あのイヤな臭いを解消!おむつを臭わないようにする工夫【ラクに楽しく♪特集】

  • 2020.10.5
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こんにちは、助産師の榎本です。おむつの臭いは、やっぱり気になりますよね。特に月齢が進んで離乳食が始まってくると、うんちも臭くなってきます。さまざまな工夫をされている方も多いのではないでしょうか。


今回は、なるべく抵コストでおむつの臭い対策ができる方法をお話しします。

おむつの臭い予防に使えるアイテム

重曹

重曹は、弱アルカリ性で酸性の汚れを落としたり臭いを吸収してくれます。工業用・掃除用のものですと値段も安いのでおすすめです。直接ふりかけやすいように、穴の空いた調味料入れなどに入れて、使用済みおむつのそばに置いておくと使いやすいです。


湿気を吸いやすいので固まりやすいですが、崩して使っても効果に問題はありません。

その他の便利アイテム

・新聞紙:湿気や臭いを吸収してくれます
・ラップ(食品用ラップフィルム):臭いもれを予防します
・ペットシーツ:水分を吸収して臭いもれを防ぎます

おむつを外したあとの簡単ひと手間

【1】

うんちの場合、できるだけおむつに残さないように取り除きます。ティッシュ、市販のうんちへら、牛乳パックを小さく切ったもの、使い捨ての手袋を使うと良いでしょう。基本的なことのようですが、うんちが残っていると臭いも時間とともに強くなります。

【2】
おむつのうんちがついているところに、重曹を振りかけます。量はうんちの付着部分が粉で隠れるくらい多めにします。そうすることで、重曹が臭いの発生を抑えます。おむつ交換したばかりのおしっこの臭いにも重曹は消臭効果があります。

【3】

空気と触れ合うことで、雑菌の繁殖が進み臭いにつながっていくので、できるだけ小さくたたみます。ビニールを2重にする、新聞紙・ラップで巻くと、臭いはもれにくくなります。

使用済みおむつ入れ・ゴミ箱のお手入れ

ゴミを出す日まで、何日も置いているうちに臭いが強くなる場合は、おむつ入れやゴミ箱に捨てた紙おむつの上から重曹を振りかけると臭いが抑えられます。おむつ入れの底に、キッチンペーパーや新聞紙・ペットシーツを敷いて、あらかじめ重曹を振りかけておく方法もあります。その上におむつを捨てていき、ゴミを出すときに一緒に捨てます。大きいゴミ袋の底に、重曹をまいておくとそのまま捨てられて便利です。

また、おむつ入れやゴミ箱自体に臭いがついてしまうことも多いと思います。臭いを取るには、重曹をおむつ入れやゴミ箱に1カップ入れ、お湯をおむつ入れやゴミ箱の8分目まで入れて1〜2時間おきます。よく洗って、しっかりと乾かすと臭いも取れることが多いです。アルミニウムや木材などは黒ずむことがありますので、おむつ入れやゴミ箱の素材には確認が必要です。

外出先で使用済みおむつを持ち帰るときのひと工夫

外出時も、重曹を調味料入れなどに入れて携帯し、うんちのついたおむつに振りかけます。小さくたたんで、新聞紙やペットシーツでくるみ、ビニール袋を二重にして持ち帰るといいでしょう。ジッパー式の袋は、水分は漏れませんが臭いはあまり遮断しないので、上記のようなものでくるむのがおすすめです。


いろいろな用途で使えると注目されている重曹。紙おむつにも使って、毎日のおむつ交換時に悩まされる嫌な臭い対策に活用できるといいですね。


参考・引用文献
佐光紀子 「ナチュラルクリーニング 決定版 重曹大辞典」ブロンズ新社
池田美穂 他編集 「レッスンシリーズ 効く重曹パワー」パッチワーク通信社


監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。

ベビーカレンダー編集部

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