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「おかあさん笑って」娘の泣きそうな笑顔に気づかされた大切なこと

  • 2020.10.4

娘は2歳9カ月のときに保育園に入りました。しかし最初のころは保育園に入ったストレスで、娘はそれまでよりもわがままに。そんな娘の気持ちを受け止めようと、私は可能な限り娘と一緒に過ごすようにしました。しかし、ある日娘が泣きそうな顔で「おかあさん、笑って」と言うのです。そこで気づいたのは、無理をして子育てをすることの限界でした。

保育園入園でイヤイヤが大爆発!

娘は保育園に入園するまでイヤイヤすることも少なく、とても育てやすい子でした。しかし2歳9カ月で保育園に入園したらそんな娘が一変。知らない環境に放り込まれたストレスなのか、娘史上最大のイヤイヤが訪れたのです。

何につけても抱っこを要求し、それまで自分でできていたこともやらなくなり、一度火がつくとずっと泣いて手がつけられない状態に。絵にかいたようなイヤイヤ期が娘にやってきたのです。

そんな娘を受け止めようと全力で頑張った

自分の都合で保育園に入れた後ろめたさから、私はそんな娘を最大限受け止めよう!と決めました。抱っこの要求があればいくらでも抱っこし続け、朝「公園に行きたい」と言われれば家事を放り出して保育園の前に公園へ行きました。

基本的に家事は娘が寝たあとにしていたので、入園をきっかけにひどくなった夜泣きも併せると私の睡眠不足は必至。それでも娘に対する「ごめんね」の気持ちが強くて、毎日ヘトヘトになりながら全力で娘に向き合う日々でした。

ある日突然言われた「おかあさん笑って」

入園から1カ月ほど経ち、娘も少し保育園に慣れてきたころでした。家で娘とお人形遊びをしていたとき、急に手を止めた娘が「おかあさん、笑って」と泣きそうな笑顔で言ってきました。

最初は「え?」となりましたが、すぐにその意味にハッとしました。ずっと頑張っていた私は「楽しくて笑う」ことがなくなっていたのです。娘と遊んでいても「楽しいねー」「うわーありがとう」とどこか棒読み。娘と遊ぶことが義務になっていたと気づきました。

娘の言葉に2人で号泣し、最後は笑顔

娘の「おかあさん笑って」の言葉に、「そうだよね、おかあさん笑ってなかったね、ごめんね」と言いながら、私は情けないやら、娘に申し訳ないやらで号泣。娘もつられて泣き出しました。それでも娘は泣きながら笑顔を作って見せてくるので、それを見てまた私は号泣。

最後には2人で「泣いてるー」と言い合いながら笑っていました。泣いてスッキリしたのか、これを機に娘のイヤイヤが激減し、私にも心の余裕ができて、本当に楽しくて笑う育児ができるようになりました。

私はついつい頑張りすぎてしまう性格です。けれど頑張ることに必死になって、目の前の娘と笑い合えていなかったら、娘が悲しい思いをするのは当たり前です。これからはできるだけ、目の前にいる娘と夫と「ガハハッ」と笑い合いながら過ごしていきたいと思いました。

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監修/助産師REIKO


著者:水田 真理

アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。

ベビーカレンダー編集部

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