1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. お金が学べる日本のドラマ6選~マネーリテラシーを上げちゃおう~

お金が学べる日本のドラマ6選~マネーリテラシーを上げちゃおう~

  • 2020.9.30
  • 11108 views

経済や金融に興味が出てきたら、まずお金が学べるドラマを見てみるのはいかがでしょうか?聞き慣れない用語や複雑な仕組みが多い経済・金融界は、勉強として始めると、挫折してしまうこともあります。ドラマなら、楽しみながら知識を広げられる点がメリットです。
今回は、お金にまつわる日本のドラマを6つ紹介します。

半沢直樹

2013年にTBSで放送された「半沢直樹」は、池井戸潤氏の小説「オレたち花のバブル組」と「オレたちバブル入行組」が原作の経済ドラマ。『東京中央銀行』という架空のメガバンクを舞台に、堺雅人さん演じるバンカー半沢直樹が、同期の力を借りながら銀行の不正を暴き、敵をやっつけていく痛快ストーリーです。

最終回視聴率は42.2%という今世紀NO.1視聴率を叩き出し、「やられたらやり返す、倍返しだ!」というキャッチフレーズでも話題になりました。フィクションではあるものの、半沢直樹を見れば、銀行の仕組みや裏事情、企業と銀行の関係が楽しく学べます。

ドラマ内では、『臨店(りんてん)』や『迂回融資(うかいゆうし)』など、普段耳にしない言葉が使われていますが、きちんと注釈が入るので、ドラマを楽しみながら金融用語を覚えられるところもメリット。2020年7月からは新しいシーズンがスタートしています。

ビッグマネー!~浮世の沙汰は株しだい~

2002年にフジテレビで放送された「ビッグマネー!~浮世の沙汰は株しだい~」は、石田衣良氏の著書「波のうえの魔術師」が原作の経済ドラマ。長瀬智也さん演じる就職浪人中の主人公 白戸則道が、植木等さん演じる伝説の相場師小塚泰平から株式売買のノウハウを叩き込まれ、不正を働くメガバンク“まつば銀行”に戦いを挑んでいくというあらすじです。

ドラマ内では、株を一から教えてくれるので、主人公の白戸といっしょに知識を深めることができます。また、利益が出たときの高揚感や損失が出たときの怖さなど、株を買わずしてさまざまな感情が共有できるところも醍醐味です。

デイトレード(株式や債券などの日計り取引)などが出てくる回もあるので、投資全般に興味のある人は一度見ておいて損はないでしょう。

難波金融伝・ミナミの帝王

「難波金融伝・ミナミの帝王」は、天王寺大氏原作・郷力也氏作画の漫画を原作とした金融ドラマ。大阪の難波を舞台に、竹内力さんが演じる泣く子も黙る金貸し萬田銀次郎が、お金をめぐる問題を次々と解決していくというストーリーです。

物語の見どころは、主人公自身がトイチ(10日で1割という法外な金利)の悪徳金融業者でありながらも、悪人からお金を引っ張り、弱い者を助けるというところにあります。お金にだらしない人や騙された人など、お金にまつわるトラブルが毎回起きるので、反面教師としての勉強になるでしょう。

また、悪人を成敗するためにさまざまな法律が出てくるので、知っておくべきお金の知識が楽しく学べるところもメリットです。

インベスターZ

2018年にテレビ東京系で放送された「インベスターZ」は、三田紀房氏の漫画が原作となっている経済・投資ドラマ。成績優秀な高校生 財前孝史(清水尋也)が、学園で秘密裏に活動している投資部に入り、やがて投資部の存続をかけて投資で勝負をするというあらすじです。

ドラマには経済や投資に関する知識が多数盛り込まれており、詳しくない人にもわかりやすく解説してくれています。実在する著名人や有名企業も登場していることから、内容が頭に入りやすいところも特徴。株式取引だけでなく、FXや不動産投資などさまざまな投資についての基礎が学べます。

慰謝料弁護士~あなたの涙、お金に変えましょう~

2014年に読売テレビで制作された「慰謝料弁護士~あなたの涙、お金に変えましょう~」は、さまざまな慰謝料事案を通じて問題を解決していくリーガルドラマ。芸人のココリコ田中直樹さんが演じる弁護士袴田幸男が、不倫やモラルハラスメントなどのトラブルで離婚を決意する男女を、慰謝料で助けていくストーリーです。

ドラマ内では、お金にまつわる法律や情報が多数盛り込まれているので、楽しみながらお金の勉強ができます。また、不倫やDV、ハラスメントにどのように立ち向かっていけば良いかが細かく描かれており、知っておいて損のない情報ばかりです。慰謝料に焦点を当てているので、経済ドラマとは少し見方の違うお金の勉強ができるドラマになっています。

ハゲタカ

2007年にNHKで放送された「ハゲタカ」は、真山仁氏の小説「ハゲタカ」と「バイアウト」が原作の経済ドラマ。死肉を漁るハゲタカのように、日本企業を次々と買収していく外資系ファンドマネージャー鷲津政彦(大森南朋)と、日本企業の再生を望むエリートバンカー芝野健夫(柴田恭兵)という対照的な2人が、各々の方法で日本の企業に切り込んでいくストーリーです。

ドラマ内では、企業売買の仕組みや銀行・投資にまつわる知識が盛り込まれています。ホワイトナイト(友好的な買収者)やバイアウト(買収)、ゴールデンパラシュート(役員退職金を高額に設定しておく買収防衛策のひとつ)など、普段耳にしにくい用語もわかりやすく解説してくれるので、投資や経済の勉強に有効でしょう。

楽しみながらドラマでインプット

経済や金融は聞き慣れない用語や難しい仕組みが多いため、勉強を始めてもつまずいてしまう人も少なくないでしょう。お金にまつわるドラマを見ることで、楽しみながら経済や金融に関する大まかな情報をインプットしておくことができます。
ドラマなので、事実とは違う点や誇張している箇所もあるので、丸ごと鵜呑みにすることはできませんが、きっと知識の幅を広げてくれるはずです。

文:海
監修者:ファイナンシャルプランナー歴5年 北野小百合

元記事で読む
の記事をもっとみる