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「山崎製パン」の原価率はいくら?

  • 2020.9.28
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山崎製パンのパンと言えば、スーパーやコンビニでは見かけないことがないほど、日本人にとってなじみ深い食べ物。「ランチパック」や「まるごとソーセージ」など、知名度の高い菓子パンも多数ありますよね。今回は、そんな山崎製パンの2019年売上高や原価率、人気商品について解説します。

■日本を代表する製パンメーカー「山崎製パン」

山崎製パンは、1948年に創業し70年以上の歴史を持つ会社です。事業内容は、パン製造のほか、和洋菓子や米飯類、菓子類の製造・販売、ベーカリー運営などの食品事業、コンビニエンス事業を行う流通事業、その他事業に大きく分類されます。

また、食の安全、温暖化対策、食育活動やスポーツ振興支援といった社会や環境、文化などにおけるさまざまな活動に参加し社会貢献を行っています。

■前年度の事業売上高と売上高原価率

山崎製パンが公表している2019年の決算短信によると、事業全体の年間売上高は、約1兆612億円。売上原価が約6,864億円となるため、売上高原価率は約65%になります。

次に、事業別売上高を見ると、食品事業が約9,957億円で最も多く、全体の約94%を占める結果に。その中でも食パンを除く菓子パン部門の売上高は3,615憶円で、食品事業全体における売上の3割を超える大きな柱であることが分かります。

■2019年菓子パン売上個数トップ5はコレ!人気商品の傾向とは

売上の主力商品である菓子パンの2019年年間売上個数トップ5を見てみましょう。

1位 まるごとソーセージ:6,700万個
2位 薄皮つぶあんぱん:5,600万個
3位 ランチパック(ピーナッツ):5,570万個
4位 ランチパック(たまご):5,480万個
5位 コッペパン(ジャム&マーガリン):5,400万個

トップ5には、おなじみのロングセラー商品が並びましたね。1位の「まるごとソーセージ」はダントツの売上個数。「ランチパック」2種が3、4位ですが、10位にも「ツナマヨネーズ」とトップ10に3種入っています。

ランチパックの売上が伸びた背景には、消費期限を延長したことや、2019年に行われたラグビーW杯の公式商品になったことも要因だとか。ランチパックを食べた多くの来日海外メディア勢が称賛し、SNSでも大きな反響を呼んだそうです。

■時代に合わせて進化し続ける「山パン」の商品

山崎製パンの売上は、やはり原点である製パン事業が大半を占めていました。その売上を支えてきたロングセラー商品が今でも根強い人気を誇り、時代に合わせて改良を重ねているのです。これからも、進化し続ける「山パン」からますます目が離せません。

文・木村千賀子

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