茨城県高萩市の宝石のような食べられる「ほおずき」 【旅するデザイナーがおすすめする旅先でのお土産たち！】

美しすぎて食べられない！自然が生んだ秋の芸術品

朝夕と少しずつ秋を感じる季節になってきました。この秋、美味しい「ほおずき」の販売がスタート！という友人のSNSの投稿を見て衝撃を受けました。まず、「ほおずき」って、食べられるの！？というのが率直な感想。そして、その「ほおずき」の姿形の美しさ！一つ一つ丁寧にクラフト紙に包まれた宝石のようではないですか！これは食べてみたい！ということで、気になったらじっとしていられない私は、早速お取り寄せ。

すぐに金の箔押し印刷が施された上品な箱が届きました。食べられる「ほおずき」は初めてなのでドキドキです！

そ〜っと箱をあけると、その瞬間広がる甘酸っぱい香り。え！「ほおずき」ってこんな良い香りでしたっけ！そして期待通りのこの美しさ！もったいなくて食べられません。どうしよう！そしてなんと一つ一つ大事に実を包んでいるクラフト紙と思っていた包みは、花の咲いた後に六角状の萼（がく）の部分が発達して果実を包み、袋状になった皮でした。もう自然が生んだ秋の芸術品としか言えません。

この「ほおずき」は、茨城県高萩市君田地区の山間で食用の「高萩ほおずき」として栽培されています。「高萩ほおずき」は「ゴールデンベリー」という品種で、別名「インカベリー」とも言われ、栄養価が高くスーパーフードとして食されています。濃厚な甘酸っぱさがあります。ベリー系やパイナップルの甘酢っぱさと、ミニトマトを連想させるような味わいで、初めて食べた甘みと香りでした。そして、「高萩ほおずき」を使った「結農実WORKS」オリジナルのほおずきジャムや、ほおずきバターもこのタイミングで購入。

 

冷蔵庫に常備したいパッケージ の可愛さ！贅沢な「ほおずき」のジャムとバター

このパッケージ の可愛さ！まるで日本のものではないような作品性。ずっと冷蔵庫に忍ばせておきたいデザインです。自分用にも、お土産にも喜ばれそうです。

ジャムをスプーンでひとすくいすると、さらりとした感触なのですが、なんと中から「ほおずき」がそのまんまゴロっと出てきました！果肉感が贅沢に残った、甘さすっきり香り華やかなジャムです。パンやヨーグルトにはもちろん、お肉のソースの隠し味にも使えそうです。

バターの美味しさにも驚きました。濃厚なバターの香りと、甘酸っぱい爽やかな「ほおずき」の風味が口いっぱいに広がります。バターにここまでコクを感じたのは初めてです。焼きたてのパンにも相性抜群！とても贅沢なひと時を味わうことができました。今まで食べられる「ほおずき」を知らなかったことが不思議なくらいです。

あまりの美味しさに驚いてばかりの「高萩ほおずき」。これはぜひ近々、茨城県高萩市に直接伺ってみたいと思いました。

「結農実WORKS」の高萩ほおずきやオリジナルジャム・バターはこちらでお取り寄せができます。

 

世界で最も美しい駅舎のひとつ、JR日立駅

高萩市に行かれる際は、そこから少し南下した位置にあるJR日立駅にぜひ行ってみてください。朝日の美しさはもちろんですが、昼間にも青一色の美しい世界が待っています。日立市出身の建築家、妹島和世氏が設計した日立駅は、世界で最も美しい駅舎のひとつ、と言われています。ガラス張りの駅舎からは太平洋の水平線を一望することができます。併設されたカフェも絶景天空カフェの異名を持ちます。

どこを切り取っても美しい日立駅。何時間も海を眺めたくなってしまいます。ぜひお時間にゆとりを持って、天気の良い日に訪れてみてください。じっくりと自分だけの特別な時間を刻むことができます。