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アートを楽しむ秋のお出かけに。日本の和を表現したビーズ刺繍の世界

  • 2020.9.18
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ビーズで表現された、色彩の美しい着物女性や今にも動き出しそうな動物たち。クチュールバッグ作家である酒井佐和子さんの作るビーズ刺繍は、思わず溜め息が出るほど繊細です。そんなビーズ刺繍の作品展が9月19日の土曜日から代官山のアートギャラリーにて開催します。秋口のお出かけに是非いかがでしょうか。

ビーズで形づくる、優美な和の世界

思わず目を奪われるようなビーズ刺繍作品を生み出す、クチュールバッグ作家の酒井佐和子さん。自身のバッグ・アクセサリーブランド「wild rose hips(ワイルドローズヒップス)」を手掛ける傍ら、貴重なスパンコールやアンティークビーズを使用した一点物の刺繍作品を制作しています。

今回の展示会では「L'elegance au Japon ― エレガンセ・ジャポン」をテーマに、日本の優美さがビーズ刺繍で表現されています。洋のオートクチュールの技術と和のモチーフが融合された、絵画のような美しさを楽しむことが出来ます。その中から少しだけ、おすすめの作品をご紹介していきます。

艶やかさに惹かれる美人画を表現

色彩豊かな着物と、美しいグラデーションが印象的な刺繍作品「花魁」。よく見ると、黒い部分も色の濃淡で、しわや着物の流れが描き分けられており、その緻密さに驚きます。茶目っ気のある表情からは、繊細さだけでなく、遊び心も感じることができます。

鶴と梅の縁起の良いモチーフ

こちらの作品は、吉祥文様である鶴と梅を組み合わせた縁起の良い作品。鶴の羽毛はスパンコールで表現し、立体感を出しています。細かく濃淡をつけて作られた梅の枝からは、生命力を感じるようです。

遠い昔の日本に思いを馳せて

「遠い昔の日本へ思いを馳せ、当時の季節の移ろいや生き物の姿、風景を想像し手刺繍で表現しました」と話す酒井さん。その言葉のように、美しい和の世界観が生き生きと、そして圧倒的な存在感で表現されています。

ご紹介したビーズ刺繍作品は、アートギャラリー 代官山SISON GALLERyの展示会で目にすることができます。開催期間の9月19日(土)~9月26日(土)は作家在廊予定とのことです。芸術の秋を満喫しに、是非お出かけされてはいかがでしょうか。

writer / マサミ photo / SISON GALLERy

取材協力

SISON GALLERy(シソンギャラリー)

東京都渋谷区猿楽町3-18
TEL:03-6886-8048
営業時間:11:00~18:00
定休日:企画により休み、営業時間が異なるので事前にサイトでご確認ください。
http://sison.tokyo/

L'elegance au Japon ― エレガンセ・ジャポン
開催日程:2020年9月19日(土)~9月26日(土)

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