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プレパパに贈りたい、ママの本音集

  • 2020.9.13
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友だちが妊娠した時にアドバイスしたいのは友だち自身ではなく、むしろその隣にいる「友だちの夫」――。ありそうでなかった、先輩ママたちの本音を集めた本が光文社から発売されている。

『出産前の友だちよりも心配な 友だちの夫に贈る100の言葉』(光文社)は、女性誌「VERY」2019年10月号に掲載された同タイトルの企画を加筆・再編集したもの。「どうか、これだけは覚えておいてほしい」という先輩ママの意見をもっと多くの人へ届けたいと書籍化された。

以下の3枚の画像は、『出産前の友だちよりも心配な 友だちの夫に贈る100の言葉』より。画像提供:光文社(以下、同)。

・出産前は意識的に少しでも長く一緒にいてあげて。貴重な夫婦の時間だよ。
・「今から帰る」じゃなくて「何か買って帰ろうか?」に変えよう。
・育児も家事も「手伝う」という感覚から「分け合う」という感覚へ変換しよう。
・帰宅後や週末の家での時間は自由時間じゃないよ、家事・育児が夫婦半々になる時間だよ。
・ママの笑顔が減ってきたら「俺見てるから、美容院に行ってくれば?」。その一言に救われます。

『出産前の友だちよりも心配な 友だちの夫に贈る100の言葉』より抜粋

本書では、このような先輩ママたちからのアドバイスが、妊娠期、出産、産後すぐの産褥期、産後1カ月と、時期別に書かれている。

ほかに、産婦人科専門医の宋美玄(そん・みひょん)さんによる「女性の心と体」をわかりやすく解説した基礎知識のページや、男性の育休取得や積極的な育児参加を応援するファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さんのコラムなど、専門家の意見もあり参考になる。

編集部では、取材を進める中で「夫婦での話し合い」の必要性を実感したそうだ。今回の書籍化にともない、新たに夫婦で話し合っておきたいことをまとめた章も追加されている。出産後は育児に家事に仕事にと、夫婦でゆっくりと話す時間を作りにくくなるから、その前に「どんな家族になりたいのか」を2人で向き合って話すことの大切さを訴えている。

これからパパになる人(プレパパ)へ向けた意識改革の本とも言える一冊。アドバイスのつもりで体験談を伝えても、もしかしたら友人の夫には、ダンナのグチを聞かされているだけとか、余計なおせっかいと思われかねない。さりげなく「心構えのつもりで読んで」と本書をプレゼントしたほうがスマートだろう。

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