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心地よい服ってなんだろう?

  • 2020.9.14

サステナビリティ、SDGs、エコ、オーガニック……最近よく聞く言葉ですが、オーガニックコットンを使っていればいいわけではないし、私自身、毎シーズン新作を欲しくなってしまうし、真のサステイナブルとはなんだろうか?という問いにはっきり答えられない自分がいます。日常でも、プラスチックバッグ廃止なのに、コンビニにマイ・カップを持って行ってもコーヒー入れてくれないのか……としょんぼりしたり、スタバで紙のストローを使う度、どうも最後の方のふやけてしまう感じが気になってしまい、私も結局自分勝手なエコ意識だな、と反省したり。とはいえ、それぞれが自分なりのサステナビリティを意識するようになり、それはファッションに対しても同様。また、コロナ禍を経て、より一層自分が身に着けるものの価値、そしてそのものの背景について考えるようになった気がします。

そんなとき、久しぶりに出かけた展示会で出合ったのが、ノルウェー発のブランド、ホルツワイラーです。

「garden of earthy delights」(快楽の園)のグラフィックがキュートなスウェット¥29,500(参考価格)/ホルツワイラー(ON TOKYO SHOWROOM)

ホルツワイラーは、2012年にノルウェーで誕生したファッションブランドで、優しい色合いのシルク・ラムウール・カシミアのストールで人気になり、いまやコペンハーゲンファッションウィークを牽引するブランドのひとつに。またジジ・ハディッドなどのセレブリティがスウェットを愛用していたことからその人気は世界に広がった。その魅力は、パターン使いやユニセックスで楽しめる絶妙にラフなモード感だけではなく、ブランド当初から行っているというサステナビリティへの取り組みです。コレクションすべてにBCIコットン(持続可能な綿花栽培を目指すベター・コットン・イニシアティブ)が使われ、海洋プラスティックから生成された繊維も取り入れ、生分解性とリサイクルを行いながら、廃棄物0の企業を目指しているという。

2021年春夏キャンペーンの動画は、男女平等や人種差別問題、気候問題などに取り組んでいる若き活動家を起用し、キャンペーンの動画をシェアするごとに5ユーロを各組織に寄付するという期間限定のプロジェクトも実施した。

自分が本当に着たいと思えること、そして地球、自然にとってもフレンドリーなこと、本当に持続可能なファッションはやはりこのバランスが大切だなーなんて改めて感じたのでした。

ホルツワイラーの2021年春夏コレクションより

●問い合わせ先:ON TOKYO SHOWROOMtel : 03-6427-1640www.holzweiler.no

 

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