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「都内でも出雲大社にお参りが!? 東京分祠で良縁を祈願しよう」/MARIKOの、神社 de デトックス!

  • 2020.9.9
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今回ご紹介するのは縁結びで有名な〈出雲大社東京分祠〉。六本木の中心に鎮座し、島根県〈出雲大社〉の御分霊をお祀りしているこちらのお社では、東京にいながらにして出雲大社へのお参りが叶います。なかなか遠出も難しい日々が続いていますが、都会の街並みに溶け込むビルのお社へ、いざ参りましょう。

都心に鎮座する、その背景とは。

六本木に鎮座する〈出雲大社東京分祠〉は、島根県〈出雲大社〉の御分霊をお祀りしている都内唯一のお社です。「分祠(ぶんし)」とは、新しく設けた神社に本社と同じご祭神をお祀りすること。つまり〈出雲大社東京分祠〉にお参りすることで〈出雲大社〉と同じご利益がいただけるんです。これは嬉しい!

六本木駅から歩いてすぐのお社は、なんとビル3階建て!明治16年に〈出雲大社〉当時の国造(宮司)・千家尊福(せんげ・たかとみ)公によって麴町に建立されましたが、明治22年に尊福公のお屋敷があった六本木に移転し、以降、近隣の開発に合わせて現在の社殿になりました。都心に鎮座するのはこんな理由だったんですね。

〈出雲大社〉独自の参拝手順をチェック!

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島根県〈出雲大社〉にも祓社はお祀りされています。
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「祓い給え(たまえ)、清め給え」と三度唱えましょう。

まずは社殿のある3階へ。手水をとったら、本殿に参拝する前に手水舎の隣にある「祓社(はらいのやしろ)」でさらに心身を清めるのがルールです。祓戸四柱の神様が知らぬうちに溜まった罪穢れを洗い流し、祓ってくださいます。自然と背筋が伸びて心までスッキリしますよ。

シャンとした気持ちになったら、いざ本殿へ。こちらでの参拝は、出雲大社の作法に則り「二拝四拍手一拝」で行います。出雲大社の縁結びは生命の結びの力。人だけでなく、自然や動物、様々なものとの結びつきによって生かされていることの大切さを教えてくれています。

授与品でさまざまな良縁をぎゅっと。

ご祭神である「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」は、縁結びのご利益で有名な神様。国土を開拓した「国造り」神話や、傷ついたうさぎを助けたという「因幡の白兎」神話でも広く知られています。旧暦の十月は出雲では「神在月」と呼ばれ、出雲大社に全国の神様が集まって様々な縁を取り決める「神議(かむはかり)」という会議をすると伝えられています。恋愛はもちろん、仕事や受験、引っ越しなど様々な場面で良縁を結んでくださいます。

授与品で私が気になったのが紅白の絹糸の「縁むすびの糸」。〈出雲大社〉でも授与されているこちらは、糸を服や小物に編み込んだり、アクセサリーにしたりと使い方もさまざま。周りの人に配ってご縁のお裾分けをするのもおすすめなんですって。大切な人とお揃いで持つのもいいですよね!

綺麗な絵柄の絵馬たちも見逃せません!こちらは縁結びに因み、そっと男女が寄り添う絵柄。なんだか見ているだけでほっこりしますよね。この他にも「因幡の白兎」をモチーフにしたうさぎの絵馬など可愛いものもたくさん。参拝したらぜひ授与品もじっくり選んでみて。

つながりの大切さを。

六本木にいることを忘れそうになるほど穏やかな空気に包まれていた〈出雲大社東京分祠〉。人間関係はもちろん、住んでいる街や会社、身に着けるものまで、実はご縁によって生きる私たち。そんなつい忘れがちなつながりの大切さを改めて感じる参拝となりました。

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