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県独自の緊急事態宣言で、沖縄の街はどうなった? 現地ライターが動画でレポート

  • 2020.9.8
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まだまだ暑さ真っ盛りの沖縄。GoToトラベルキャンペーンの開始と前後して、7月半ば頃から再び新規感染者が出始め、8月1日には沖縄県独自の緊急事態宣言が発令された。観光客や地元の人々の賑わいにどのような変化が現れたのか、那覇市内の人気ストリートの今の姿を動画・写真でレポートする。

活気が戻るのはもう少し先?「国際通り」

沖縄・那覇市のメインストリートである国際通りでは、6月末の取材時と比べ、観光客を含む人通りの数は多少増えたようだった。ほぼ全員がマスクをしており、周りの人と距離をとりながら以前のように観光している様子が見られた。

前回インタビューしたおみやげ店を覗いてみたところ、平日でも、前回取材時よりは客が入っている様子が見受けられた。Go To トラベルキャンペーンや、沖縄県民限定で那覇市のホテルや飲食店、おみやげ店向けのキャンペーン「那覇とま~るクーポン」の効果が多少はあるようだった。

その一方で沖縄県独自の緊急事態宣言発令により再び休業してしまった店や休業を継続している店もある。シャッターが下りたままの店がなくなり、以前のような活気が戻るにはまだまだ時間がかかりそうな雰囲気だ。(2020年8月12日 午後4時頃 撮影)

人通りはまだ少なく、静かな時が流れる「浮島通り」

国際通りの裏路地で、個性的なセレクトショップやカフェが集まる注目エリア。こちらは、6月末の取材時に比べ観光客の数は減っている印象だった。
散歩をしたり子どもの送り迎えで通りを歩いたりする地元の方々は見られたが、観光客らしいグループは2組程度だった。

浮島通りに店を構える店舗の様子を見ると、人の出入りが多い店舗や、その日の開店を控えていつも通りに準備をしている店舗もあった。

一方で県独自の緊急事態宣言の影響もあり、通りの店舗は営業をしている店が半分、休業している店が半分くらいという現実も垣間見えた。(2020年8月12日 午後5時頃 撮影)

感染対策をしつつ、日常を取り戻そうとしている「栄町市場」

ゆいレール安里駅から徒歩2分、昼は市場、夜は飲食街となる場所。前回取材をした7月と同じ午後6時頃に訪れたところ、地元のおじぃ達が5名以上集まってお酒を交わしていた。店の外にはテーブルと椅子が用意されており、店内は換気をしながら営業をしている様子だった。

鰹節店を営むおばぁの話によると、飲食街はその日の様子をみて営業するかしないかを決めている店が多く、営業した場合でも県独自の緊急事態宣言の要請に従う形で夜10時頃には閉めてしまうことがほとんど、とのこと。また、前回取材したコーヒー店も店頭での営業を休止しており、オンライン販売のみを行っている状態だった。

古き良き市場のたたずまいが観光客にも人気が出てきているが、現状では観光客は少なく、30分の間で見られたのは3組程度。一方で地元のおじぃやおばぁの姿は多く見られ、その意味ではかつての栄町市場に戻っているような印象を受けた。(2020年8月12日 午後5時頃 撮影)

6月末の取材と比較して人の姿も多くなってきている場所もあるが、まだまだ本来の賑わいからは遠く、行き交う人の姿も少ない状態が続いている。これから沖縄旅行をする人は、感染対策をしっかりした上で、頑張っている通り沿いのお店を訪れてほしい。

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