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子供の貯金にまで手を出す夫…仰天モラハラ男エピソード3選

  • 2020.9.8
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モラルハラスメント(モラハラ)とは、身体的な暴力ではなく言動や態度によって相手に精神的苦痛を与えることを指します。「会社での上司と部下の関係に起こりがち……」というイメージがあるかもしれませんが、近年男女関係においてパートナーのモラハラに苦しむ人が増えているといいます。今回は元妻・元彼女が体験した、モラハラ夫・モラハラ彼氏とのお金にまつわるエピソード3選を詳しくご紹介します。

■お金なく離婚も困難……モラハラ夫と別れるために

60代女性のMさんは、婚姻生活34年に渡る夫との離婚を決意しました。Mさんは結婚当初からずっと夫からのモラハラに悩んでいました。「誰に食べさせてもらっていると思っているんだ」など毎日罵詈雑言を浴びせられることもしばしば。しかし、離婚後の生活に経済的な不安があり躊躇していたのです。

Mさんが夫との離婚を決意したのは、実母が亡くなったのがきっかけです。それまでは、母親に自分が離婚を告げることで悲しませたくなかったのです。職業経験が少ないMさんは、一人で生活をやりくりできる自信がなかったので離婚のタイミングは夫の退職、つまり退職金が受け取れる時期と決めました。離婚の際、退職金は財産分与の対象になると聞いたからです。そして、まずは社会に出て働くことから始めました。

Mさんの予想分与財産は夫の退職金を含めると1,600万円ですが、収入がなければ老後の資産として十分とは言えない金額です。まずは週2回程度のパートから体を慣らし、5年間で週5日まで働けるようになりたいと思っています。1年間で200万円貯めるのがMさんの目標です。

■児童手当すら使い切る夫

モラハラ夫との離婚に踏み切ったのは、20代女性のKさんです。

Kさんが元夫との離婚を考え始めた原因は、金銭感覚のズレでした。元夫は後先を考えず、あるだけのお金はすべて使い切るような人だったのです。「お前は毎日子どもの世話をしているだけだから楽でいいよな」などと小言を言いつつ、毎月Kさんには必要最低限の金額しか渡してくれませんでした。

残りのお金はすべて元夫の管理下にあり、Mさんの意見には一切聞く耳を持ってくれません。挙句の果てには子どものための貯金にまで手を出し、内緒ですべて使い切っていたのです。

ある日、元夫に借金があるという事実が判明したことをきっかけに離婚を考え、Mさんから別居を申し出ました。しかし離婚が成立するまでの期間においても、元夫からの執拗な言葉の暴力は続きました。

Mさんは「もう二度と経験したくありません。」と語っていました。

■別れて良かった……金を無心してくる彼氏

20代女性のAさんがお付き合いをしていた彼は、とんでもないモラハラ彼氏だったそうです。

Aさんの元彼は既婚者でかなり借金があったようです。そんな元彼にAさんは毎日怒られていました。仕事の相談をすれば、お前は頭が悪いからと言われていました。

さらに元彼は、平気でAさんにお金を無心するような人でした。「お金を渡してくれなかったら会えない」、「奥さんにお金を借りたから外出できない」などと毎回口実を作ってはお金を要求してきました。ついには、奥さんと離婚するには数千万円必要だからと言って、夜の仕事を紹介してくるまでに……。

Mさんからお金の話を出すと激怒されるので、元彼に意見することもできませんでした。そんな元カレも、付き合った当初はとても優しい人だったそうです。

■あなたのパートナーは大丈夫?自分の人生を楽しむためにできることとは

今回は、元夫・元彼氏のモラハラに悩む女性たちのエピソードをご紹介しました。離婚をしたくても経済的な生活不安によって離婚に二の足を踏む女性は多いといいます。

離婚をする場合、財産分与を得たとしても生活が楽になるとは言えないケースが少なくありません。離婚を成功させるためには、稼ぐ力と家計管理能力を身につけておくことが必要です。

離婚が成立した場合、財産分与で得たお金は緊急時に取っておくものとして、まずは自らお金を稼ぐ方法を確立しておいた方が良さそうですね。

文・浅野裕子

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