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ユウウツな気分を吹き飛ばす「癒しアロマ」

  • 2020.9.3
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今回、私ミユは、天野原みちる先生に、癒しの「アロマ」についてお話を聞いてきました。楽しい休日を過ごされている方も、休日関係なく働いている方も、ユウウツな気分をぱぁっと晴らす「香り」の世界を、楽しんでいってくださいね。

アロマの基本は、手軽さです。

アロマテラピーをするために、部屋をキレイに片付けて、アロマポットを買って、キャンドルを買って・・・。

そんな手間とお金がかかる方法を、とる必要はないのです。 もちろん従来のやり方にこだわってみたほうが、効果は高いかもしれません。

けれど、家に帰って「あぁ疲れた」と座り込む。

部屋はぐちゃぐちゃ、メイクもそのまま、洋服も着替えないまま。 それでもまず、大好きな香りのビンのふたを開けて、嗅いでみる。 癒されるための「アロマ」とは、好きな香りを、とりあえず嗅いでみる。

それで充分なのです。

香りは、鼻から脳に直に届くため、好きな香りを嗅ぐ(鼻)→癒しを感じる(脳)と瞬間的に効果が出てくるんです。 だから、「このにおいが好き」と思って使うことが、アロマテラピーの第一条件なんですよ。

気分に合わせて効果的な香りを選ぶ

香り1つ1つが違うように、その効能も1つ1つ違ってきます。 気分に合わせて香りを選ぶと、よりリフレッシュした気分になれますよ。

イライラしている時→ラベンダー カモミール

心がリラックスする香り。沈静作用があるので、高まった気持ちを落ち着けてくれます。

落ち込んでいる時→ペパーミント ユーカリ

沈んだ気持ちがパッと明るくなれる香りです。 心も身体もリフレッシュできて、元気が出てきます。

やる気がでない時→ローズマリー レモン

何に対しても、やる気がでなかったり、脱力感を感じる時、集中力が高まって、今やるべきことが見えてくる、そんな香りです。

失敗して恥ずかしい思いをした時→ジャスミン バラ

忘れてしまいたいようなできごとがあった時、気持ちを切り替えてハッピーな気分になれる香りです。アロマ上級者さんは、リフレッシュ系のペパーミントやレモンの香りをブレンドすると、爽やかさがさらに増しますよ。

仕事や勉強が思い通りにいかない時→オレンジ グレープフルーツ

フレッシュであり、甘い香りが夢をみさせてくれそうなのが、柑橘系の香り。将来に対して不安に思ったり、仕事が行き詰まった時、希望が見えてくるはず。

★先生のオススメの香り★

ユーカリ、ペパーミント、ラベンダー、レモンの4種類をブレンドするのが先生のオススメ。優しさと刺激が程よく感じられるスッキリ系のアロマです。花粉症の人や、5月病で気だるい人にはぴったりですよ。

★おまけ★

ジメジメした雨の日に

熱湯の入ったカップに、ユーカリを2、3滴垂らして部屋に置いておきます。雨特有の、ジメジメした空気が爽快に!

掃除機から出るホコリっぽい空気に

掃除機の紙パックに、ペパーミントを数滴振りかけるだけで、抗菌効果あり。ホコリ臭い匂いもとってくれますよ。 あなたは、どれを手にとりますか?

気分を良くしてくれる「アロマ」ですが、 使い方に注意が必要な場合があるので、要注意です!

直接肌に触れるのは×

「精油」は効果が高いぶん、実は大変刺激が強いので、直接肌に触れないように注意してください。お店のアロママッサージは、資格を持っている人が配合しています。「精油を水に対して1%以下にする」など規定があるものもあるので、知識がないままお風呂に大量に入れたりするのは危険です。

効果にこだわりたいなら、ビンに着目を

効果にこだわりたい人は、「精油」「エッセンシャルオイル」と書いてあるものを選んで下さい。値段が5ミリサイズで1000円~くらいのものがベスト。こういうのは、フレッシュなほうがいいんだとか! だから透明なビンで売っているものより、酸化しにくい、青色や茶色の遮光ビンのほうが長く使えますよ。

基本の使い方さえ知っていれば、危険なことは何もありません。 カンタンにアロマを楽しめますよ。

ただ、「効果があるものがいいけれど、値段が高い精油を買うのはちょっと・・・」という人、 何も高い精油だけが、「アロマ」ではありません!

次↓を見てみてください。

「自分が落ちつく香り」というのは、日常の中にたくさん存在します。

例えば、コーヒー

2つのことを平行してやらなくてはいけない時、仕事で行き詰まった時、集中力を高めてくれる、立派な「アロマ」なんです。記憶を定着させる効果もあるので、勉強の時にも最適!

それから、フルーツ

精油でなくても、グレープフルーツなど、フルーツをそのまま買ってきて、食べながらその香りを嗅ぐだけで、同じ効果が得られるんですよ。

そして、近所に咲いているハーブ

近所や庭に咲いている、ローズマリーやペパーミントなどのハーブを見つけたら、葉っぱを1枚頂いて、クシュクシュっとこすってみましょう。とても自然的で手軽にできる、先生オススメのリラックス方法なんです。

いい香りっていうのは、人それぞれだと思います。 晴れた日に干した洗濯物のにおい、キンモクセイの咲く季節のにおい、土のにおい、新しい洋服のにおい、母親のハンカチのにおい・・・etc.

自分なりの好きな香りを見つけられると、素敵ですよね。 これも「癒しアロマ」なんです。

心に「癒し」のある毎日に

「癒し」について、天野原先生はこうお話して下さいました。

好きなことを思いきりすればいい

天野原先生:「心も身体も疲れた時には、好きなことをするのが1番ですよ。心も身体も幸せな気持ちになるでしょ。寝るのが好きな人は好きなだけ寝ればいいし、お風呂が好きな人は、好きなだけ入ればいい。好きなことがあると、強いですよね。ただ、お金を使い過ぎたり、食べ過ぎたり、後で後悔して余計に落ち込むようなことはしてはダメですね。それに人から癒されるっていうことも多いんです。家にこもって一人で考えているとどよーんとしちゃうから。そんな時、人に会うだけで気持ちが晴れたりしますもの」

ストレスは原因を1つでも解消して

天野原先生:「『ストレス』って、原因を突き止めて叩かない限り、引きずると思うんです。だから仕事でストレスを受けてるなら仕事で、人間関係なら人間関係で、10のうち1つでも100のうち1つでもいいから、解消していくの。例えば、ケンカして言い返せないとストレスがたまってしまうけど、1つでも2つでも言い返せたら、それだけでスッキリするでしょ? 不思議なことにね、100全部ため込んでいるより、1つでも抜いたほうが、すごく気持ちって楽になれるのね。1つできれば、『できた!』っていう自信になって、また次のことができるようになるの。それを繰り返していたら、どんどん強くなれるんじゃないかな」

自分の救いになる『癒し』を見つけて

天野原先生:「ストレスをためないようになんて、そんなの無理ですよね。生きていたら。だから『癒し』って、そのぶん自分を楽にしてあげられる、助けてあげられる救いになるものじゃないかな。ガス抜きしないと、鬱になっちゃうよ。だからときには痛い目に遭いながらも、自分なりの癒しを見つければいいのかなって思うんです」

傷ついても、くたびれても、重い腰を上げて歩いていかないといけない時もありますよね。

でもそんな時、自分をラクにする方法を知っていれば、それは逃げじゃないですよ。

どんなに性能のいい機械でも、充電しないと動きません。 明日また動き出すためには、自分を休ませてあげることが必要ですもの。

アロマを感じてみたり、好きなことに没頭したり、「癒し」を取り入れて、また明日から、頑張っていきましょうね。

お話/天野原みちる先生

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