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夫の影響が息子にまで…この連鎖を止めなければ!/さとるの場合(後編)【モラハラ夫図鑑 Vol.33】

  • 2020.9.2
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■前回のあらすじ
料理に文句が多く、ひんぱんに食事を作り直しさせる夫に悩んでいた私。そんなとき、妊娠していることがわかり…
結局、私は夫と別れずに子どもを産み、育てることを選びました。

私は自分が選んだ人を信じたかったのです。

心配していた夫の態度も妊娠を告げると、料理に文句はつけながらも、料理の作り直しを命じられることは減りました。これでようやく家族になれると、私は期待していました。

しかし子どもが成長していき、私の仕事も本格的に忙しくなり始めたときに、また夫の暴言が始まってしまったのです。



なんと聡まで、夫と同じように「今すぐ作り直して」「食べない」などと言うようになってしまったのです。





聡が夫と同じように私に命令をし始めて、私は「このままではいけない」と決意しました。このまま息子を夫のように「女だから」「女のくせに」とジェンダー差別をし、人の気持ちを考えずに命令するような人には絶対なってほしくない。そしてこのままだと男性は自分の妻に何を言ってもいいという間違った価値観を植え付けてしまう気がして、それだけは許せませんでした。

私の職場はもともと海外赴任の可能性があり、女性も海外への出張、赴任があります。だから私もいつかはと思っていましたが、夫のこともあり、あきらめかけていました。しかし、これで踏ん切りがつきました。

「妻は夫のいうことを聞くもの」という家庭で育ち、そんな家族が嫌だった私が、結婚した夫がまさか父と同じだったなんて、長らく信じたくなかったのです。

子連れでの赴任は、おそらくかなり大変だと思います。でも子どもには広い世界を知ってもらいたい。いろんな価値観に触れてほしいと思います。

私が子どもを連れて海外赴任をしたら、私たち夫婦はどうなるかのかはまだわかりません。ただ夫は変わらないだろうと思っています。そして私は、自分をもっと強く変えていきたいと思っています。

原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・のばら

(ウーマンエキサイト編集部)

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