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旅行保険には入るべき?旅行先でケガをしたときの対処方法や補償内容について解説!

  • 2020.9.4
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旅行はただでさえお金がかかるので旅行保険に入るべきかどうか、正直迷ってしまいますよね。ですが、旅行先で思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もゼロではありませんし、ケガをする可能性もあります。国内ならまだしも、海外旅行中にケガをしたときはどうすればいいかわからず、困ってしまう人もいるかと思います。

今回は、旅行先でケガをしてしまったときの対処法を見ながら、旅行保険の必要性や補償内容、注意点について解説します。

国内旅行先でケガをした場合の対処方法とは?

国内旅行先でケガをしたときは、どのように対処すればいいのでしょうか。そのまま近くの病院に行けばいいのか、それとも別にするべきことがあるのか、わからない人もいるでしょう。まずは、国内旅行でケガをしてしまったときの対処法を見ていきましょう。

ケガをしてしまった場合

かすり傷程度なら、その場で手当をするだけで問題ありませんが、ケガの度合いによっては病院に行く必要があります。
また、転んだり体のどこかを強打したりした場合は、そのときは意外と痛みや違和感がないことがあります。そのため「大丈夫だろう」と判断してしまいがちですが、場合によっては後で痛みや違和感などが出てくる可能性もあります。
命に関わらないとは言い切れないため、少しでもおかしいと思ったら、近くにある病院で診てもらうようにしましょう。

保険証を持っていなかった場合は?

保険証を持っている場合は、通常通り病院で診てもらえます。問題は、保険証を持っていない場合です。保険証がなければ、健康保険に加入していることを証明できないため、医療費は全額自己負担になってしまいます。

ただし、後日保険証を見せることで返金してもらえることがあります。旅行から帰ってきたら、まず健康保険組合に「療養費支給申請書」という書類を提出しましょう。このとき、受診した医療機関の診療明細書と領収書の原本が必要になるため、忘れずに保管しておきましょう。

修学旅行などの際に、保険証のコピーを学校に提出することがありますよね。「それなら、旅行のときも保険証はコピーでOKなのでは?」と思うかもしれませんが、原則的に通常の個人旅行の場合は、保険証のコピーは認められません。コピーを持っていても保険証の役割は果たしてくれないので注意しましょう。

ただし、緊急性が高い場合は病院によってコピーの保険証でも対応して診察してくれる場合もありますが、この場合も後に原本の提出は必要となります。

旅行保険の補償内容や注意点について

ここからは、旅行を計画するときによく目にする「旅行保険」の内容について見ていきましょう。旅行保険に加入するかどうか悩んでいる場合は、まず以下の補償内容や加入の際の注意点をチェックすることが大切です。

旅行保険の主な補償内容

旅行保険とは、旅行中にスポーツや登山などでケガをしたり、交通事故に遭ったりした場合、入院・通院・死亡・後遺障害・手術などに対して保険金を受け取れる保険のことです。

また、人にケガをさせてしまったり、物を破損させてしまったりしたときは、賠償責任を補償してもらえることもあります。携行品損害も補償する保険の場合は、大事なものに損害があったときなどに保険金を受け取れることがあります。

旅行保険は各保険会社が取り扱っていますが、保険料や補償内容は保険会社によって異なるため、加入する際はよく確認することが大切です。

旅行保険に加入するときの注意点

旅行保険に加入する際は、以下のようなパターンに注意する必要があります。保険といえども、無条件で何でも補償してくれるわけではないため、補償内容や条件についてはしっかり確認しておきましょう。

・年齢制限がある場合
よくあるのは、年齢制限が設けられている保険です。18歳以上でなければ加入できない、シニア世代は加入できない、といったものがあります。こちらも保険会社によってルールが違うため、年齢制限についてはあらかじめチェックしておきましょう。

・保証対象外になるケースがある場合
保険の補償対象外になるケースもあります。例えば、スポーツの種類はたくさんありますが、スカイダイビングなど大きな危険を伴うものは、ケガをしたとしても補償されない保険がほとんどです。計画している旅行は、もしケガをしたら旅行保険で補償してもらえるような内容かどうか、必ず確かめておく必要があります。

海外旅行中のケガの場合はどうするべき?

では、海外旅行先でケガをしたときはどうするべきなのでしょうか。海外旅行では右も左もわからず、言葉も理解できないため、不測の事態では困ってしまいます。ここからは、海外旅行先でケガをしたときの対処法や注意点を見ていきましょう。

海外旅行でのケガの場合は?

海外旅行でケガをした場合、医療費は一旦全額負担になるケースがほとんどです。ですが大きなケガをしたときは、基本的にはすぐに医療機関で診てもらいましょう。万が一に備えて、近くに病院はあるかどうか、あらかじめ確認しておくといいでしょう。

海外旅行でケガをしたら、帰国後に日本の健康保険の「海外療養費制度」を利用しましょう。海外療養費の制度を利用すれば、実質的には自己負担を国内と同じ3割程度に抑えることができます。申請後に、現地で支払った医療費のおよそ7割が給付されるからです。申請する際は、現地でもらった診療明細書と領収書が必要です。

ただし、海外療養費も場合によっては給付の対象外となることがあります。偶発的でなく、あらかじめ目的があって病院にかかった場合です。具体的には、自然分娩や美容整形、その他海外でしか受けられない先進医療などが挙げられます。

海外旅行保険の必要性

海外旅行に出かけたときの「万が一」に備えられるのが、海外旅行保険です。海外では、日本の保険証があったとしても役に立ちません。そのため、病気やケガの際の費用は全額自己負担となります。

また、治安の悪い国や途上国などの場合は、荷物を盗まれる可能性も高まります。その他、食中毒や慣れない場所での転倒による骨折、レンタル品のポケットWi-Fiの紛失や破損など、旅行先では何があるかわかりません。海外旅行中のケガや盗難などのトラブルに備えて、やはり海外旅行保険は入っておいたほうがいいでしょう。

自分に合う保険を選んで「万が一」に備えよう

旅行保険の補償内容を知れば、入るべきかどうか判断できるはずです。特に海外旅行の場合は、「万が一」のことが起こると本当に困ってしまいます。「保険に入っている」という安心感は、何物にも代えがたいものです。
旅行保険は、保険会社によって補償内容や加入条件、注意すべき補償対象になる条件が異なるため、自分に合う保険を選んで、安心して旅行を楽しめるようにしたいものです。

文:C・M
監修者:ファイナンシャルプランナー歴5年 北野小百合

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