ダイソー「Wファスナービニールケース」で“らくちん”収納、4パターン！　100均グッズの意外な使い方実例

整理収納アドバイザー1級で収納ライターの伊藤まきが、家の中の “片付かない”ちょっとした悩みを“簡単で安く”解決するコツを提案します！

「Wファスナー ビニールネットケース」

100均の収納グッズを紹介する当企画、第7段は「ポーチを使った収納法」を3回続けてお届けします。最終回の今回は、「Wファスナー ビニールネットケース」。

前回までの「ファスナーケース」「ビニールケースL型」と同じく、片手で持ち運べる・圧縮できる・中身が見える・かさばらない・置く場所を選ばない・フック付きの条件が揃います。では、実際に、「Wファスナー」を使った使い方を紹介します。

ダイソーの「Wファスナー」セット収納に最適

こちらがダイソーの「Wファスナー ビニールネットケース」です。ポイントは、ポケットが2つに分かれていること。ファスナーは「I型」で、前回の「L型」とは収納するモノの目的が変わります。

［使用例1］「B6サイズ」は会計管理に便利

B6サイズでは、家族の病院セットを作っておくと、ケースごと持ち出せて便利です。会計のあと、カードホルダーにカードを戻す作業やお薬手帳を取り出すのがラクになりますよ。

下のポーチは、生活のやりくり費セット。1週間分の予算を入れて、前のポケットにレシートを入れておきます。管理するという点では、海外旅行用のお財布やパスポートケースにするのも◎。

［使用例2］「A5サイズ」もグループ収納で便利

上は、子ども用のグルーミングセット。下は、電池（前）とレコーダー（後）をまとめています。使うシーンが同じモノをまとめるほど、効率的になります。使う場所まで持ち出しやすく、準備の手間もかかりません。

［使用例3］「A4サイズ」は家電の保証書やパーツをイン！

A4サイズは、家中の書類の整理に、やっぱり便利です。家電の保証書とパーツのセット、カタログ資料と名刺などサイズの異なる資料もわかりやすく保管できます。ちなみに、取扱説明書はアプリで管理が楽なので処分してOK。

［使用例4］韓国風ペンケースがオリジナルで作れる

前面が透明なので、何をグルーピングしているかひと目でわかります。これこそ、整理収納で大事なポイント。白い箱に印刷したラベルを貼る「美収納」では、収納したモノを固定化してしまいます。回転率の高い生活を望む人には、コンパクトに“見える”収納法がベストマッチ。

ちなみに、いま人気の韓国風ペンケースをオリジナル作れる点も人気。透明のポケットに、シールや写真を入れて自分だけのカスタマイズを作るんだそう。写真上の「B6サイズ」がソレです。

［まとめ］

これまで紹介した、［1］ファスナーケース［2］ビニールネットケース L型ファスナー［3］Wファスナー ビニールネットケースを、カラーボックスの下段にまとめた例です。事務用品として知られるポーチですが、キッチンやクローゼットなどいろいろな場所で使える収納アイテム。奥深い魅力を発見できたらと思います。

伊藤まき（いとう・まき）
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感！ 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。