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「俺の好みを覚えろ」と命じる夫の姿が父に重なる…/さとるの場合(前編)【モラハラ夫図鑑 Vol.31】

  • 2020.8.31

キャリアアップを目指してきた私にとって、異業種交流で出会った夫・さとるは、野心家で上昇志向が強く、同じようなタイプの私は、ともに戦える戦友になれると思いました。

付き合っている当時から、さとるは食を大切にしていて、レストラン選びなどもこだわっていました。私も食べるのも料理を作るのも好きだったので、趣味は合うなと思っていました。

私が作った料理も「美味しい」とは言ってくれるのですが、細かな注文も多く…。そして、結婚して日々の生活がはじまると…



夫は料理にこだわりがあるのか、私を困らせたいのか、しょっちゅう食事を作り直させます。事前に食べたいものを聞いても、「いい加減俺の好みを覚えろよ」と言って食べたいものを教えてくれず、毎日運試しのようになっていました。



食事の時間は、楽しく過ごしたい…そんな想いが裏切られる毎日。さらにさとるは次第に女性を下に見るような発言も増えていきました。

そしてその言葉は、小さいころから何度も聞かされてきた内容と同じだったのです…。



私の家庭は、「男子厨房に入らず」を地で行く家庭で、弟には一切の手伝いをさせず、買い物から料理、掃除まで母と私が担ってきました。

父にはしょっちゅう「まずい!」「食えるか!」といった暴言を浴びせられ、料理の作り直しをさせられてきました。だからこそ夫となる人は、対等でいられる人をと思ってきたのに。まさか同じことが繰り返されるなんて…。

次回に続く

原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・のばら

(ウーマンエキサイト編集部)

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