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「イケメンで優しい彼氏と付き合えて最高!」と浮かれていた女性に待ち受けていた、まさかの悲劇【後編】

  • 2020.8.23

イケメンで優しい彼氏がほしい!と思っている女性は多いでしょう。Rさんもそんな白馬の王子様を待ち望んでいた女性のひとりでした。しかし、イケメンで優しい彼と付き合えた!と思った数ヶ月後、まさかの悲劇にみまわれることに…今回は、Rさんの体験談、後編をお届けします。

最初からふたりは通じ合っていた

「え?!?!?!」
「この後、ふたりでお茶でもしませんか?」という彼からの突然の申し出に、私は混乱しました。まだ、何も話していないのに、と。でも、正直、とても嬉しくも思いました。
「あ、すいません。早すぎましたよね。あの、こんなこといったら引かれるかもしれないんですけど。Rさんにビビッときたというか。もう他の女性と話す必要はないかな、って思ったんです」。
私も彼とまったく同じ気持ちでした。はい、と返事をしたいと思いました。でも、それはできませんでした。なぜなら、このパーティーは親友のM子に誘われたもので、パーティーが終わったら反省会をしようね、と約束していたからです。
「あ、あの、すごく嬉しいんですけど。友達と約束があって」と私が言うと、彼はがっかりしたように見えました。私は焦って、「あ、でも、別の日だったら、ぜひ、お会いしたいです!」と言いました。彼は、「じゃあ、もう日を決めちゃいましょう」と言いました。
ふたりともお互いのことを早く知りたくてしかたないんだな、と思いましたし、運命の出会いだと思いました。
M子は結局その日、誰かいい人が見つかったみたいで、反省会はなくなりました。
彼の申し出を受けておけば良かった!と思いましたが、デートの日を楽しみにすることにしました。

優しくてイケメンな彼との、夢のような日々

彼とはパーティーのあと、すぐにふたりで遊びに行きました。彼はとても優しくて、「将来も見据えて、お付き合いしてほしい」と告白してくれました。
もちろん返事はOK。それからは週に一度は彼とデートをすることになりました。一人暮らしの彼の家はシンプルかつ清潔で、遊びに行くと毎回、彼は手料理をふるまってくれました。家事が得意でイケメンで優しい彼と結婚できるなんて、なんて私はラッキーなんだろう、と思いました。
しかし、付き合い始めて二ヶ月後、そんな夢のような日々が、やっぱり夢だったのだ、と思い知らされる事実が発覚しました。

イケメンで優しい彼の裏の顔

彼と付き合い始めて二ヶ月ほど経ったある日、親友のM子から、泣きながら電話がかかってきたのです。
「付き合っていた彼が既婚者だった。今日、奥さんから電話がかかってきて知った。単身赴任だから気がつかなかった。なんて私はバカなんだろう」とM子は言いました。私は、ひどいやつがいるんだね!と怒り、M子に同情しました。
「彼は優しくて、イケメンで、料理も上手でね。運命の相手だと思っちゃったんだよ」とM子は言いました。嫌な予感がしました。「え、それってもしかして、婚活パーティーで出会った彼? 家は、〇〇駅?」
電話口がしばらく静かになり、M子はひとこと言いました。「あいつ…マジでないわ」と。私とM子は同じ相手に、しかも既婚者に二股をかけられていたのです。
その後ふたりで彼の悪口を言いまくり、いつのまにか、あまりのバカバカしさに笑い転げていました。
酷い目にあいましたが、まだ素敵な相手に巡り合える可能性は捨てていません。
私には戦友M子がいます。彼女と一緒なら、どんな悲劇でもネタにして笑いあえると思うと、とても心強いです。

さいごに

この話から導かれる教訓はなんでしょうか? 婚活市場・出会い市場にいる男性の「独身」は嘘かもしれない? 友達さえいれば彼氏とかいなくてもそこそこ楽しい人生を送れる? どんな教訓を読み取るのかは、あなた次第です。
今来 今/ライター


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