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レッドアイを自宅で楽しもう!ビールが苦手でも飲みやすいカクテルの作り方

  • 2020.8.21
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ビールとトマトを合わせてつくる赤いカクテル「レッドアイ」。一体どのような飲み物なのかご存知ですか? レストランやバーでよく目にするカクテルのひとつですが、実は自宅でも簡単に作ることができます。

今回の記事では、そんなレッドアイの名前の由来、気になる味、カロリーやアルコール度数、自宅で作れる簡単なレッドアイのレシピをご紹介します。




■レッドアイってどんなカクテル?

まずは、そもそもレッドアイが一体どんなカクテルなのか、その名前の由来などについてご紹介します。

・ビールにトマトジュースを加えたカクテル




レッドアイは、ビールをベースにトマトジュースを加えた赤いカクテルのこと。ベースにするビールにもいろいろなタイプがありますが、一般的にはピルスナータイプのビールに、トマトジュースを加えて作ります。

お好みで塩や胡椒、タバスコなどのスパイスを加えたり、スライスしたレモンや細切りにしたセロリなどが添えられていることもあります。マドラーの代わりに、このセロリを使ったりもするそうですよ。

もともとアルコール度数がそれほど高くないビールを、さらにトマトジュースで割っているカクテルのため、レッドアイのアルコール度数は2〜4程度ととても低いんです。

トマトジュースの甘みでビールの苦い風味が抑えられており、強い度数のお酒が苦手な方やビールは苦くて飲みにくいと思ってらっしゃる方でも、飲みやすいカクテルのひとつといわれています。

・レッドアイと呼ばれる理由




このレッドアイ、英語では「Red Eye」と書きます。そのまま訳すと「赤い目」という意味ですね。どうしてこのような名前になったのか、その由来にはふたつの説が存在しますので、ご紹介します。

一番有名な説は、二日酔いで目が赤くなってしまった人が、このカクテルを好んで飲んでいたからというもの。二日酔いで食欲が低下しているときに、栄養補給を兼ねて飲むカクテルとして、親しまれてきたんです。

そのほか、一部の地域では、このレッドアイに生卵を入れて飲んでいたそう。グラスの底をみたときに、卵の黄身が目のように見えたことが、レッドアイという名前の由来という説もあります。

1988年公開、トムクルーズ主演の映画「カクテル」のなかには、この生卵入りのレッドアイが登場してしています。この場面でも、レッドアイは朝の栄養ドリンクとして描かれており、お酒の味を楽しむ飲み物というよりも、栄養補給のために好んで飲まれていた様子が伺えます。

ちなみに、欧米ではこのレッドアイは、「レッドビア」や「トマトビア」という名前で呼ばれる場合もあるそうです。

■レッドアイってどんな味?




お次は、気になるレッドアイの味についてご紹介します。実は、トマトとビールの相性は抜群。とても飲みやすいカクテルなんですよ。

・ビールの苦みが抑えられる



ビールには独特の苦味がありますよね。レッドアイの場合、トマトジュースでビールを割っているため、その独特の苦味が抑えられていることが特徴です。

ビールの苦味が苦手という方でも、トマトのフルーティさで苦味が中和され、とても飲みやすいカクテルです。

・さっぱりとした飲み口




トマトジュースって濃厚だけど、後味ってどうなのかなあと心配される方もいると思いますが、レッドアイの後味は、ビールが入っているおかげでさっぱりとしています。

トマトジュースの酸味とビールの苦味が合わさることで、お互いがうまく中和され、さっぱりと飲みやすい味になっているんです。レッドアイは、トマトジュースとビール両方のいいとこ取りをした、おいしいカクテルなんですね。

■レッドアイのアルコール度数とカロリー




カクテルを飲むときに意外と気になる点が、そのアルコール度数とカロリー。カクテルのなかには、アルコール度数が高いウォッカやジンを使っているものもあるので、ビールに比べるとアルコール度数と高いものが多いんです。また甘いリキュールが使われているカクテルの場合には、カロリーが高いこともちょっと心配ですよね。

そこで、気になるレッドアイのアルコール度数とカロリーをご紹介します。

・レッドアイのアルコール度数




まずはレッドアイのアルコール度数からご紹介します。

銘柄によって異なりますが、レッドアイに使われるビールのアルコール度数は、標準的には5度程度です。これを、アルコールが入っていないトマトジュースで半分に割りますので、レッドアイのアルコール度数は、2.5度前後になります。

一般的なワインのアルコール度数は10〜15程度、日本酒の場合は15度程度ですので、レッドアイはかなりアルコール度数が低いお酒であるといえます。

そのほかカクテルで比べてみると、女性に人気が高い甘いカクテル「カルーアミルク」のアルコール度数は5〜7度程度、そのほかオレンジが爽やかなカクテル「カンパリオレンジ」は7〜8度程度あります。

人気のカクテルと比べてみても、レッドアイのアルコール度数は低いといえますね。強いお酒が苦手な方や、飲みすぎが心配な方にはまさにぴったりのお酒です。

・トマトジュースを使うのでカロリーは低め




レッドアイは、アルコール度数だけではなく、カロリーが低いお酒のひとつ。レッドアイ一杯あたりのカロリーは50kcal前後といわれています。

カクテルのなかには、オレンジジュースや甘いリキュールなどのお酒が使われているためにカロリーが高いものが多いのですが、レッドアイに入っているトマトジュースはとてもカロリーが低いんです。

ちなみに、カルーアミルクの場合、甘いコーヒーリキュールが入っているため、そのカロリーは200kcal程度。カンパリオレンジも約120kcalありますので、これらのカクテルと比べると、レッドアイは比較的カロリーが低いお酒ですね。

またアルコールを飲んだときに、体外に排出されがちなビタミン群の栄養素をトマトでとることができるので、お酒と同時にトマトを摂取できるレッドアイは、身体に優しいカクテルのひとつであるといえます。

■レッドアイを自宅で作ってみよう!

レストランやバーでレッドアイを飲んだことがあるという方も多いかと思いますが、実は自宅でも簡単に作れるカクテルなんです。そこで自宅でレッドアイを作る方法をご紹介します。

・レッドアイの材料




まずは、レッドアイの材料をご紹介します。

  • トマトジュース(100ml)
  • ビール(ピルスナータイプのもの)(100ml)
・レッドアイの作り方




お次にレッドアイの作り方を解説します。

  1. よく冷やしたトマトジュースを、グラスに注ぐ。
  2. その後、よく冷やしたビールを注ぐ。割合はトマトジュースとビールを1:1が標準ですが、お好みで変えてOKです。
  3. マドラーで軽く混ぜて、濃さを均一にして完成。



こちらは、基本的なレッドアイの作り方です。大衆居酒屋で注文して出てくるレッドアイも、このようにトマトジュースとビールだけのシンプルなものでしょう。しかし、本格的なバーやオーセンティックなお店では、スパイスが入っていることも多いです。

■レッドアイのおすすめアレンジ




せっかく自宅でレッドアイを作るなら、自分好みにもっとアレンジしたい方に向けて、レッドアイのおすすめアレンジ方法についてもご紹介します。

・タバスコや胡椒



お好みでレッドアイに加えるとおいしいアレンジとしてまずあげられるのが、タバスコや胡椒。ピリッとしたスパイシーな後味が、トマトの爽やかな酸味にマッチして、クセになるおいしさです。

・ウスターソース



意外なのがウスターソース。少し加えると味わいにコクが出るので、より濃厚なレッドアイが楽しめます。ウスターソースの塩味で、冷たいトマトジュースのような味わいが感じられます。

・レモンジュース



もっとさっぱりとレッドアイを飲みたい方には、レモンジュースを入れる飲み方もおすすめ。飲みやすく、レッドアイの後味がよりすっきりとします。

レッドアイをあくまでお酒として飲みたいという方にはおすすめのアレンジです。

・きゅうりやセロリ



レッドアイは、スティック状にしたきゅうりやセロリとの相性もバッチリ。ビアグラスにさすと、マドラー代わりにもなります。

この場合、レッドアイを作る際には、少し塩や胡椒などのスパイスを入れることをおすすめします。きゅうりやセロリをおつまみのように楽しみながら、レッドアイを飲むことができます。

■トマトジュースを使ったその他のカクテル




レッドアイに含まれるトマトジュース。実はトマトジュースは、他にもいろいろなカクテルに使われています。ここでは、そんなトマトジュースを使ったレッドアイ以外のカクテルをご紹介します。

・ブラッディ・メアリー



トマトジュースにビールではなく、ウォッカを入れたカクテルが「ブラッディ・メアリー」です。ブラッディ・マリーと呼ばれることもあります。

ウォッカは、酸味がある柑橘系の果汁との相性がバッチリのお酒なので、トマトジュースともとてもよく合います。飲みやすくて、とてもおいしいお酒ですよ。

ただ、ビールよりもウォッカのアルコール度数は高いため、ブラッディ・メアリーのアルコール度数は、12〜20程度と高くなっています。レッドアイと似たものだと思って、飲みすぎないように気をつけたいですね。

・ブラッディ・サム




「ブラッディ・サム」は、ウォッカではなくジンをトマトジュースで割ったカクテルです。ウッディな風味が特徴のジンは、トマトの野菜らしい風味とバッチリと合いますよ。

・レッド・バード



レッドアイを作るときに、ビールのほかにさらにウォッカを加えたものが「レッド・バード」です。ビールとトマトジュースを1:1の割合で加えたものに、ビールの半量のウォッカを加えると完成します。

・ストローハット



そのほか、テキーラをトマトジュースで割ったものは「ストローハット」と呼ばれるカクテルです。メキシコ発祥のお酒で、タコスなどメキシコ料理との相性がとてもいいのが特徴です。

このようにトマトジュースは、お酒と相性がいいため、さまざまなカクテルに使われているんですね。もしお店で見つけたらぜひ注文してみてください。

■レッドアイをおいしく楽しもう




以上、赤いカクテル「レッドアイ」について、その名前の由来や味、カロリーなどをご紹介しました。トマトジュースは、ビールとの相性が抜群。レッドアイは、カロリーやアルコール度数も低く、栄養やビタミンも入っているため、比較的身体に優しいお酒といえます。

自宅でも簡単に作ることができ、アレンジも簡単ですので、ぜひお好みの味を探して楽しんでみてください。

(AYA)

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